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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

笑顔の夏祭り

2024年08月05日 | 日記

        熱帯夜の寝苦しい夜が明けると

 本日は地区の夏祭り。

 早朝からの会場準備ができたら、樽神輿出発。

 本日はスポ少の大会と日程が重なってしまったため、神輿の引手は小さい子供達が中心になってしまった。

 予想最高気温が36℃。

 熱さ指数は、朝から『厳重警戒』レベルなのだが、こまめに休憩と水分補給をしたので、無事に町内の巡回完了。

 マタギは緊急車両と連絡係だったが、何の仕事もせずに終われた。

 一番心配していたイベントだったので、無事に終了出来て、すごくホッとした。

 お昼を挟んで夕方ごろから近くの公園で盆踊り大会。

 夕方の部でのマタギのお仕事は、

       飲み物の引き換え係(画像は相方の方々)

 暑いせいでしょうな、ビールが飛ぶように売れました。

       地区の小学校の和太鼓演奏や

       ストリートダンスで

 お祭りを盛り上げます。

       それにしても

       うちの地区には

       ジジババも多いけど

 子供たちもたくさんいるんだね。

 日暮れの頃から、

       盆踊りが始まり

 大変な賑わいに包まれました。

 祭りが終わり、会場の後始末が済んだら、主だった人で直来。

 無事に全ての行事ができたことを、祝い合うことができました。

 みんな満足の笑顔でいっぱいです。

 コロナ禍を乗り越えて、熱中症の危機を乗り越えて、子供から年寄りまで、みんなで夏の一日を楽しむことができて本当に嬉しい。

 これからも地区のみんなで、末永くこの喜びを分かち合っていきたいものです。


町内会の夏祭り

2024年07月31日 | 日記

 町内会の集まりに参加してきた。

 コロナ禍で中止せざるを得なかった夏祭りが、去年、ようやく復活したのだ。

 今年も実施するための打ち合わせ会だ。

 人と人とのつながりが希薄になってきている中で、こういう企画は、すごく意義のあることだと思う。

 町内会のお偉い様方も、よく決断して実行に移してくれたものだと思う。

 ただ、今年の問題は『暑さ』ですね。

 せっかく復活したお祭りなのに、熱中症で誰かが倒れてしまったりしたら、せっかくの盛り上がりに水を差すどころか、今後実施できなくなってしまうかもしれない。

 そのため、お祭りの中でも最も心配な、『樽神輿』をどうするかということが一番の話題になった。

 神輿を引くのは地域の子供達。

 まずは子供たち自身が暑さ対策をしっかりすること。

 それを支える大人たちは、どう休憩させるかとか、コースを短縮して無理をかけないとか、いざとなったら神輿そのものを中止するといったところまで、真剣に話し合いを進めた。

 マタギも、色々役割があるので、それを果たしながらサポートしていきたいと思っている。

 うまくいってくれることを祈るばかりだ。

 さて、会議の終わりにおまけの仕事をもらってきた。

 きれいな花飾りを20本ほど預かってきたのだ。

 これを、担当の地区の軒先に飾り付けて、祭りの気分を盛り上げようというもの。

 で、これを持って地区内を歩き回ってきたんですね。

 「この辺がいいかも。」と思った場所の家の人に断って飾らせてもらうのだ。

「祭りが終わったら片づけに来ますので、それまで、よろしくお願いします。」

どの家の人も、

「どうぞどうぞ。」

と言って場所を提供してくれる。

 マタギも、そんなに顔の広い方ではないから、初めてうかがう家も多かったのだが、皆さん笑顔で答えてくれて嬉しくなった。

 返す返すも、祭りが成功してほしいものだと思う。

 

 それにしても、たった20本の花飾りをつけて回っただけで、汗だくになった。

 例によって、家にあるもので冷たいスイーツを作りましょう。

 冷蔵庫を覗いてみると、いいもの見つけた。

       先日のフルーツタルトの残りです

 これで行ってみましょう。

 作るのは、フルーツゼリーです。

 ・80℃のお湯でゼリー5gをとかして、フルーツと混ぜたら

 ・一番涼しげな容器に盛り分けて冷蔵庫へ

       間もなく固まりましたよ

 マタギは欲張って、皿に移せないか試してみたんだけど、

       バラバラになってしまった

 ま、いいか。

       練乳をかけて食べてみました

 なかなか爽やかで美味しかったです。

 

 夏祭りも爽やかに楽しく終われるといいなあ。


初夏のマイナスイオン散歩

2024年06月07日 | 日記

 6月に入ったということは・・・。

 このワードで連想される風物は、人それぞれだろうし、その軽重も皆違うだろう。

 で、マタギの場合、いよいよN沢のタケノコ採りが始まるというのが最も大きな6月のイメージなのだ。

       赤いダイヤと呼ばれる美しい姿(これは去年の画像)

 類まれなる高品質。

 同じネマガリタケでも、他の山域とは別格なのがN沢の月山筍。

 豪雪のため、半年間閉ざされていた山域にもようやくようやく春が訪れ、タケノコたちが顔を出すのが6月なのだ。

 この山の神様からの恵みを採りたいし食べたいという願いが、『6月』という言葉を聞いただけで湧き上がってくる。

 ただ、同時に浮かんでくるのが、「今年も行けるだろうか?」という一抹の不安。

 年々衰えている体力で、あの難行苦行を乗り越えられるのか。

       延々と続く天国への道

 行ってみなけりゃ分からない話なんだけど、その前にやれることがなくはない。

 自分の体力の点検と、維持増進の試みだ。

 この時期、山菜採りを兼ねるのが最も効率的で、生産性も高いのだが、3日前にY川でワラビ、2日前にS川で夏山菜を採っているので、本日は、収穫を求めずに歩くことにした。

 出かけるのはキノコ山

 秋になったら、必ず訪れる場所だが、この時期に訪れるのもよいと考えた。

 何と言っても、豊かなブナ林と渓水とが出迎えてくれるのだから。

 マイナスイオンに包まれての散歩が身体に悪いはずがない。

 収穫の予定はないけれど、ある程度の荷物を背負い、熊鈴を鳴らしながら歩くことにした。

 そして当日、夜明けとともに登山道に入る。

       気持ちの良いブナ林

 この淡い緑色の空間に入り込んだだけで、山の霊気が体内に吸い込まれてくる感じ。

 気持ちいい!

       遥かな朝日連峰にも朝日が当たり始めている

       足下の渓流は増水気味

 昨日までの雨が渓の水垢を洗い落としている。

       去年倒れた倒木

 昨年よりも苔が増えてきた。 秋にはハナビラニカワタケがいち早く出てくるだろう。

 さて、水平道を終えて登りにかかる。

 無理はしない。

 登っては休みながら徐々に進む。

       名前の分からないツツジ

       癒される

       ガマズミの白も目に優しい

       主峰も朝日に映え始めた

 ここまでで1時間。

 登山としたら、全然大したことはないのだろうけど、それなりに登ったという感触。

 うん。大丈夫かな。

       針葉樹が主体の尾根道を戻り、再びブナ林へ

       茎を伸ばし始めた山葡萄が美しい

       終着の頃、足元まで朝日が届き始めた

 ああ~、気持ちよかった。

 こういう、何の収穫も求めない山歩きっていうのも、いいもんだね。

 山の神様、素敵なひと時をありがとうございました。

 おかげで、自分の体力の現在位置が少しは分かった感じがします。

 さあ、本番は来週あたりかな。

 そっちの方も、マイペースで楽しませてもらおうと思います。


陸上シーズン開幕

2024年05月04日 | 日記

 TV放送などでもお馴染みのように、陸上競技は冬期間、駅伝を中心とするロードレースが中心となる。

 そして、新年度に入ってもロードレースでスタート。

 気候がよくなってくる5月に入ると、ようやくトラックとフィールドを使って、本格的に全種目での競技が開始される。

 何度か紹介しているけれど、マタギも、そういった競技会運営のお手伝いをさせてもらっている。

 ゴールデンウィークになり、先日、その第一回目の大会が開催された。

       冬場に蓄えた力を試す選手たち

 マタギのボランティアは、選手たちが精いっぱい自分の力を発揮できるようにサポートすること。

 だけど現実は、大会運営をしながら選手たちのパワーを分けてもらっている感じ。

 そのくらい、選手たちが競技に向かう姿は真剣で、感動させられてしまう。

 ただ、この競技も他のスポーツ同様、受難の時代を迎えている。

 昨シーズン、コロナ禍による制限から、ようやく解放されたと思ったら、温暖化の危機が迫ってきた。

 現実に、昨年度は、熱中症による事故が少なからず発生している。

 こういったリスクを少しでも軽減できないかと考えた結果、達した結論が、競技中の暑さ指数を計測・公表し、選手・観客・役員に注意喚起を促すこと。

 協会の会長や理事達に話したところ、皆さん、同じ危機感を抱いていたようで、1も2もなく賛成してくれた。

 で、本日、「まだ(季節的に)早いんじゃないか?」という思いもあったんだけど、周囲から「やりましょう!」という後押しもあったので実施してみた。

       気象状況を記録・公開する補助員たち(この子たちの暑さ対策も大事)

 実際に計測してみると、快晴で、気温は、かなり上昇したんだけど、湿度が非常に低く、熱中症アラートを発令する状況には至りませんでした。

 でも、刻々と上昇していく数値を公開することで、少なくとも会場にいた選手や関係者たちには、熱中症への警戒と対策が必要であることが伝わったように思います。

 無事大会を終えると、運営の責任者を中心に、「これ、やっぱり大事だ。」「やってよかった。」という声が多く出されたし、「うちの地区でもやらなきゃ。」という声も聞こえてきました。

 競技会では、選手たちが力を発揮できることが何よりも大事。

 そのためには、当然、健康管理が大事。

 それって根本的には自己責任なんです。

 だけど、我々ボランティアは、それを出来るだけサポートしたい。

 そんな思いが、うまくかみあった今年最初の大会になった気がします。

 帰宅して腕を見ると、

       一日でこれかよ(見るのは日焼け。背景は無視してね)

 改めて、この時期の日差しの強さを実感しました。

 これから、長い陸上シーズンが始まるけど、大きな事故なく気持ちよくシーズンが終えられることを強く願います。


季節は進んでるよ 焦らずに

2024年03月26日 | 日記

 なんとなく分かってきた。

 ここにいるのは、事実を顧みず、地球や季節が、自分の望み通りに動くはずだと信じ切っているマタギ。

 これも『欲タガリ』の一つの現れなんだろうな。

 海や山で遊ぶことの多いマタギは、もうだいぶ前から、気象庁が発信する情報に頼るようになっている。

 自分の安全を守ることは勿論、回遊魚の移動や山菜の発生を予想するのに、大変役立つのだ。

 天候、風向、風速、気温、降水、波の高さに海水面温度も調べられる。

 そういった情報の中に、『過去の気象データ』というものがある。

 これを調べることで、過去百年余りの気象と今年の気象とを比較できるんです。

 説明すると長くなりそうなんで、今年の冬について分かっていることだけ言うと、珍しく『真冬日0』、『最大積雪深21cm』も稀に見る少なさ、『月最低気温・最高気温(平均)』も過去最高。

 つまり、過去最高の暖冬だったのだ。

 さもありなん。

 そう思った時点で、マタギの『欲タガリ バイアス』が発動していたんですね。

 だったら、山菜の発生も、過去最速のはずだ。

 そう思い込んでいたんですよ。

 ところが、ここに来て、季節の進みに急ブレーキがかかってしまった。

 気温は上がらないし、雪も降る。

 風は冷たく、日は陰る。

 それが現実なのに、釣りだ山菜採りだと、気持ちばかりが昂ってしまっている。

 そのことに、ようやく気付き始めたこの数日。

 近くの公園(霞城)を散策して、現実の世界で、季節がどのように進んでいるか確かめてみることにした。

 この公園、なかなか風光明媚で、国内どころか海外からも観光客が訪れる人気スポット。

 ありがたいことに、我が家から散歩すると往復で40分ぐらい。丁寧に散策しても1時間前後で帰宅できるというありがたい場所。

 まあ、最盛期と言えば、

       お堀に覆いかぶさるような

       桜の時期でしょうか

       それはそれは見事です

 でも、今年はというと、

       まだまだ固い蕾

 来訪2回目の本日の目的は、この現実を再確認すること。

 そうすることで、マタギに憑りついている『欲タガリ バイアス』を修正したいのです。

       ここが北の入り口

       東側の大手門周辺

 まだ、芝生が茶色。

       本丸の掘り周辺   なんだか分かる?

       ようやくフキノトウが顔を出したところです

 やっぱり今の山形は、早春です。

 これで山に行っても、収穫はほとんど見込めないでしょう。

 でも、公園内を歩き進んでいくと、

       おおっ、マンサクじゃないの

       梅もほころび始めてる

       所によっては満開!

 これは確かに春ですよ。

 早春であることには違いないんだろうけど、確実に春の歩みが進んでいることが分かったという感じ。

 この景色を見て、ようやくマタギの心も穏やかになってきた気がします。

 そう、慌てることはない。

 季節は必ず前に進み、その喜びを知らせてくれる。

 そんな思いを強くした本日の散歩でした。

 帰りの道すがら、

       シバザクラかな?

       こちらはアセビですね

 やっぱり、季節は、確実に進んでいる。

 そう、自分も焦らずに歩んでいこう。