TV放送などでもお馴染みのように、陸上競技は冬期間、駅伝を中心とするロードレースが中心となる。
そして、新年度に入ってもロードレースでスタート。
気候がよくなってくる5月に入ると、ようやくトラックとフィールドを使って、本格的に全種目での競技が開始される。
何度か紹介しているけれど、マタギも、そういった競技会運営のお手伝いをさせてもらっている。
ゴールデンウィークになり、先日、その第一回目の大会が開催された。
冬場に蓄えた力を試す選手たち
マタギのボランティアは、選手たちが精いっぱい自分の力を発揮できるようにサポートすること。
だけど現実は、大会運営をしながら選手たちのパワーを分けてもらっている感じ。
そのくらい、選手たちが競技に向かう姿は真剣で、感動させられてしまう。
ただ、この競技も他のスポーツ同様、受難の時代を迎えている。
昨シーズン、コロナ禍による制限から、ようやく解放されたと思ったら、温暖化の危機が迫ってきた。
現実に、昨年度は、熱中症による事故が少なからず発生している。
こういったリスクを少しでも軽減できないかと考えた結果、達した結論が、競技中の暑さ指数を計測・公表し、選手・観客・役員に注意喚起を促すこと。
協会の会長や理事達に話したところ、皆さん、同じ危機感を抱いていたようで、1も2もなく賛成してくれた。
で、本日、「まだ(季節的に)早いんじゃないか?」という思いもあったんだけど、周囲から「やりましょう!」という後押しもあったので実施してみた。
気象状況を記録・公開する補助員たち(この子たちの暑さ対策も大事)
実際に計測してみると、快晴で、気温は、かなり上昇したんだけど、湿度が非常に低く、熱中症アラートを発令する状況には至りませんでした。
でも、刻々と上昇していく数値を公開することで、少なくとも会場にいた選手や関係者たちには、熱中症への警戒と対策が必要であることが伝わったように思います。
無事大会を終えると、運営の責任者を中心に、「これ、やっぱり大事だ。」「やってよかった。」という声が多く出されたし、「うちの地区でもやらなきゃ。」という声も聞こえてきました。
競技会では、選手たちが力を発揮できることが何よりも大事。
そのためには、当然、健康管理が大事。
それって根本的には自己責任なんです。
だけど、我々ボランティアは、それを出来るだけサポートしたい。
そんな思いが、うまくかみあった今年最初の大会になった気がします。
帰宅して腕を見ると、
一日でこれかよ(見るのは日焼け。背景は無視してね)
改めて、この時期の日差しの強さを実感しました。
これから、長い陸上シーズンが始まるけど、大きな事故なく気持ちよくシーズンが終えられることを強く願います。
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