「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

デイビー6失点 今日も新庄に…(4.19 3-6日本ハム)

2006年04月19日 | オリックス・バファローズ

昼間、川崎のジャイアンツ球場でイースタンの試合を観戦した後、東京ドームに移動。
本日2試合目の野球観戦とは、ホントに私も好きねぇ…と、自分でもあきれてしまう。
でも仕方がない。
だって、好きなんだもん。

で、今日の試合のスコアはこちら


修学旅行でやってきた中学生が多い。
オーロラビジョンで紹介されていたが、青森、酒田、弘前、北上、宮古…と、東北の中学校はこの時期は東京にやってくるのがスタンダードなのか。
20校近くが今日の試合を観に来ている。
制服を着た集団が、球場内のところどころに不自然に固まって座っているので、妙な存在感がある。
私は例によってチケット屋で買ったビジターズチケットを引き換えて入ったので、結構いい席に陣取ることができた。
しかしその傍らに中学生の集団がやってきたので、最初はちょっとうんざりした。


しかしその中学生たちが、実に行儀よく野球を観戦している。
「行儀よく」というのも陳腐な表現だが、そうとしか言いようがないのだ。
どこまで野球に興味があるのか、特に女の子は知っているのも清原と新庄がせいぜいだろう。
しかし実に球場にも試合にも興味を持って、新鮮に受けとめてくれているように見える。
退屈そうにされると、こちらが申し訳ない気持ちになってしまいそうだったが、最後までそんなことはなかった。
それでも中学生らしいところはあって、ファールが飛んでくると大騒ぎになったり、
「しんじょうさ~ん」
と何人かで声援を送り、新庄に手を挙げて応えてもらうとこれまた大騒ぎになったり。
見ていて微笑ましくなった。
彼らは私の半分くらいの年齢なのだ。
俺も歳食ったもんだと思う。


外国人投手の対決なので、試合のテンポが早いことは予想していたが、それにしてもオリックスの攻撃時間は短過ぎた。
得点も本塁打2発のみで、嵩にかかって攻めていく場面がなく、スタンドにいる私が怖さを感じないくらいなのだから、グラウンド上の日本ハムの選手たちはなおのことオリックス打線に脅威は感じなかったろう。
中村ノリ3番、4番清原で打順を組んでみたものの、相変わらずノリに当たりはなく、清原はチャンスメークに尽力といった印象。
繋がりがない。

お、今年は結構勝てるじゃん…と思った途端に惜敗が続き、それでもいい戦いしてるんだからそのうちに…と我慢していたのに、この2試合はワンサイドで敗れてしまっている。
日本ハムに0勝5敗、日曜日は勝ち星なしと2つのジンクスを抱えながらも10勝9敗とはよくぞまあという感じもあるが、明日の試合でも負けてしまうと、6月24日まで日本ハム戦はない。
寝覚めの悪い思いはしたくないので、明日の先発前川よ、頑張ってくれよ。
でも相手もダルビッシュだから…

金田8回無失点(4.19 楽天3-0巨人)

2006年04月19日 | プロ野球全般

調布に住んでいる私にとって、川崎のジャイアンツ球場は家から一番近いプロの球場である。
平日の昼間でもあり、車で行けばそう時間をかけずに行けるところであるが、観戦後そのまま東京ドームの日本ハム対オリックス戦に移動したいので、電車を利用することに。
京王よみうりランドの駅前には、確か土日祝日のみ運転されるはずのシャトルバスという名のマイクロバスが停まっている。
それも無料である。


この球場に来るのは、ハッキリと覚えていないが3年振りくらいである。
近いのになかなか足が向かなかったのは、非常に野球の観にくい球場だったからである。
一塁と三塁側、それも外野に近いところにベンチ席のスタンドがあるだけで、それもネットが高い。
ネット裏には席がなく、しかもネットが何重にもなっていて、野球を観ているのに目がチカチカしてくる。
元々が練習場なので仕方がないといえばそうなのだが、ならばわざわざ足を運ぶ必要もないと思い、ここに至っていた。


しかしスタンドは改装され、ネット裏にもしっかりと観客席が整備されている。
ずいぶんと、野球が観やすくなった。
売店もトイレも近いところにあり、言うことはない。
日本ハムが二軍の本拠地を置いている、鎌ヶ谷球場のイメージに近い。
600円の沖縄そばを食べながら、楽天先発金田の好投を見守っていた。
8回を無失点。
二軍では格が違うところを証明した。


ホームチームのブルペンはライトの奥にありちょっと遠いのだが、ビジターのブルペンはスタンドから見下ろせるところにあり、臨場感がある。
楽天の左腕佐藤が投げ込んでいるところに小野コーチが寄ってくる。
佐藤が投げるたびに、
「今の球は何だ」
「何を意識しながら投げたんだ」
と、教育的指導をしている。
私が佐藤なら腕が縮こまって何も投げられなくなってしまいそうだが、佐藤は小野コーチに問われるたびに、
「はい!」
としっかり返事をしつつ、投球練習を続けていた。


遅くなったが、スコアはこちら
引き締まった投手戦。
楽天は一軍がこういう試合をしたいところだろうに、今日もまた…

清原2号も、新庄引退満塁アーチに沈む(4.18 4-10日本ハム)

2006年04月18日 | オリックス・バファローズ
新庄、引退か。
成績も下がり目で、今年で引退すること自体はなんとなく予見できたが、こんな早い時期に発表するとは思わなかった。
新庄の姿を目に焼き付けるがために、
「球場に行こう」
と思う人は結構いるだろう。
日本へ帰ってくる時、真っ先に獲得に乗り出してくれた日本ハムへの、新庄なりの恩返しなのだろう。

今日の試合のスコアはこちら

やはり仕事が終わるのが遅く、寄り道したわけでもないのに帰宅すると11時。
残業の途中10分間休憩をとって、タバコは吸えないので缶コーヒーを持って喫煙所についていき、同僚と話をしつつ携帯で途中経過をチェックしてみると、セラフィニが小笠原に押し出し四球を与えて5点目を奪われたところだった。
なお無死満塁。
これは今日は駄目そうだと、ため息をつきながらデスクまで戻った。

お立ち台で…新庄異例の引退表明(スポーツニッポン)
日本ハム新庄「引退決意したのは開幕戦」(北海道日刊スポーツ)
新庄だって、野球を続けられるものなら続けたかっただろう。
ここ数年は故障が多かったことと、開幕の札幌ドームを満員にした充実感がリンクしたところで、この結論がでたのではないか。
CSのプロ野球ニュースでヒーローインタビューで新庄が引退を発表する場面を見たが、いつもより「魅せる」感じがなく、穏やかで吹っ切れた印象だった。
お疲れ様と言ってしまってもいいが、まだシーズンは長い。
新庄には、やるべきことがまだまだ残っている。

明日、東京ドームで会おう。

中村監督「オレの采配ミス」

2006年04月17日 | オリックス・バファローズ
早くもマンデーパリーグが懐かしい、月曜の夜。
野球のない日はなんだか張り合いがないが、残業を終えて帰宅が11時近くては、どっちみち観戦はあり得なかった。

オリックス中村監督「オレの采配ミス」(大阪日刊スポーツ)
昨日楽天に惜敗を喫した、中村監督のコメント。
代打はまあ、博打みたいなもんだから。
最善策はあっても、必中策はない。
気持ちを切り替えて、今週の戦いに臨んで欲しい。

大西、1号2Rホームランを含む3安打の大暴れ(スポニチ大阪)
大西はひいきの選手なのだが、今年に関しては何でずっと一軍にいるの?
というくらい結果を残せていなかったので、これで一息といったところ。
次は勝利につながる一打を。

アドバイス→ホームラン!! (中村”ノリ”紀洋公式ブログ)
この人も見事な本塁打を放ったのだが、実らなかった。
肉離れもまだ治っていないということで、見ている側は「ようやく調子が上がってきた→途端に肉離れ悪化でリタイヤ」の図式が一番怖い。

オリックス“魔の日曜日”…チーム好調なのに今季1分3敗(サンケイスポーツ)
ありゃ。
確か石毛監督の時代にも、とんでもなく長い間日曜に勝てない時期があった。
ジンクスとして広く認知されてしてしまう前に、なんとか勝って欲しい。
ただ、勝てなかった4試合中3試合で、今年不調のセラフィニが先発している。
昨日の日曜は雨でローテーションが変わったせいもあって先発は川越になったので、昨日こそ打ち込まれたが、このまま中6日で日曜の先発に定着していくのなら、そうそう負け続けることはあるまい。

オリックス新外国グラボースキー初昇格(大阪日刊スポーツ)
.1111111…と、永遠に1が続いていくような打率では、ブランボーが見切られてしまうのも仕方がない。
グラボースキーにしても、特に二軍でも飛び抜けた数字を残しているわけではないようで、おそらくは消去法から導き出されたこの一軍昇格。
期待はしたいが、果たしてどんなもんかと。

以下、他球団ネタ。
苦悩の打点王…今こそ奮い立て!(デイリースポーツ)
「やかましいわ」
今岡もずいぶん荒れてるなぁ…
目先の試合でチャンスを潰してしまったこともあるだろうが、優勝の味を新鮮に覚えているだけに、序盤から巨人がどんどん走っていく展開にもいら立ちを感じているではないか。

ロッテ里崎が徳島県特別功労賞受賞(日刊スポーツ)
ヤクルト岩村に愛媛県文化・スポーツ賞(日刊スポーツ)
こういうローカルな雰囲気漂うニュースは好きだ。
そして同じ日にこんな記事が出てくるのも、四国両県のライバル意識が感じられて、なんだか好ましい。
ただそのライバル意識を上手く活かして運営しようとしていたのが四国リーグだったはずなのだが…

27日の巨人戦をCSだけで中継(サンケイスポーツ)
とうとうこんな日が来たか。

ズレータに10試合出場停止-退場6度目で厳しい処分(サンケイスポーツ)
これが厳しい処分なのかどうか。
あの金村に殴りかかる様子を見ると、ケガを負わせるどころか、下手をすれば生死にかかわってきそうなレベルのものであった。
金村も向かっていく姿勢を見せた非はあるので、そう極端な処分は出ないだろうと思ってはいたのだが、10試合はそんなに重くない気がする。

パも146試合制へ前向き検討(スポーツニッポン)
試合数は多いほうがファンとしては嬉しい。
各種シーズン記録に関しても、試合数が同じになれば比較もしやすい。
秋晴れの空の下でも、プロ野球が観たい。

奇襲1番ブランボーも実らず(4.16 6-7楽天)

2006年04月16日 | オリックス・バファローズ
携帯も変えたいし新しいデジカメも欲しい。
テレビだって液晶の大きいやつをずいぶん前から買いたい買いたいと言っているし、もっとスケールの大きいことを言えば、20代のうちにマイホームを手に入れたいと思っていたこともある。
物欲に給料が追いつく日は、きっとこない。

で、今日の試合のスコアはこちら

午後は職場で切羽詰った仕事をしていたので、オリックスの試合まで思いが至らなかった。
ようやく先ほど帰ってきて結果を見てみると、延長10回までいって惜しくも敗れている。

今のところスコアテーブルしか情報がないのだが、1番ブランボーのオーダーを見ると、一体今日のスカイマークでは何があったのだろうかと軽い畏怖の念を抱いてしまう。
平野恵もスタメンを外れているし、先発で連勝中の平野佳も中継ぎで登場している。
おそらく前者は楽天の先発左腕インチェを意識したもので、後者は雨天中止の影響で登板間隔が空くために弾力的な起用に踏み切ったのだろうが、結構思い切ったことをやってくれるものである。
案外、中村監督もマジシャン路線でいくのだろうか。

惜しい試合をして敗れたことが分かると余計に悔しいが、これでも10勝7敗。
楽天で勝ち星がついたのも元オリックスの小倉だから、今日のところはまあ仕方がないということで、ウジウジせずに切り替えることにしよう。

他球団ネタや、その他いろいろと。
八木10回無安打、快挙リレー魅せた(スポーツニッポン)
惜しかった昨日の日本ハム八木。
その「惜しかった」に終わってしまった要因が八木本人にはないだけに、なおさらに惜しい。
そしてソフトバンク打線は、今日は何とか4安打したもののまた完封負けらしいです…

小関、巨人入り決定…背番「49」(スポーツ報知)
いやあ、決まってよかったね。
背番号49というところが、いかにも急な入団でとりあえず空いてる番号を付けましたという感じだが、まだ29歳。
小関の入団にあわせたかのごとくというと気の毒だが、先日高橋由もケガでリタイヤしたところなので、一軍から声が掛かるのも早そうだ。

ノムさん KO新人に300球“罰投”(スポーツニッポン)
14日に松崎がオリックス打線を相手に投げるのを見たが、とにかく制球が悪過ぎる。
あれでは春先の寒い中、長い時間守らされる野手はたまったものではない。
テレビ越しに、それも松崎がボール球を投げれば投げるほど優位に立てるオリックスを応援している人間がイライラするくらいなのだから、守っている自軍の野手はなおのこと辛いだろう。
300球の投げ込みで突貫工事するよりも、技術的な欠陥を修正し二軍で実戦経験を積んでから…なんて言えない状況なのも分かるが。

前工野球部の顧問作文指導、日本高野連19日に審議委(上毛新聞)
私の出身地群馬での出来事。
私が高校生だったのはもう10年ほど前になってしまうが、当時もこういう話はあった。
前橋工業に限らず、そして野球に限らず、いくつもあった。
当時はそれが当たり前だと思っていたが、ちょっと考えればやっぱりおかしい。
公立の学校なんだしさ。

先日のロッテ浦和球場へ行った時の記事を、我が愛する千葉ロッテマリーンズさんのBBSで紹介していただきました。
TOMATO屋のだんな@管理人さん、ご紹介いただいたしぃせんたけださん、ありがとうございました。

目指せ清原4年連続バースデー(奥さんの)アーチ

2006年04月15日 | オリックス・バファローズ
今、日本ハムが勝った。
いや、もちろん現地福岡ドームではなくCSでの観戦だったのだが、それにしても延長10回をノーヒットに抑えても勝ち星すらつかない八木が気の毒。
おそらく本人は、
「試合に勝ったからよかったです」
とかコメントするんだろうが、打線も残塁ばかりで大概にしろと特に日本ハムファンでない私が思うくらい、じれったかった。
私は明日日曜も出勤なのだが、昼休みはスポーツ紙を何紙か買って、読み比べようと思う。

さて、今日のオリックスは雨でお休み。
楽天に勝利した、昨日の試合に関する記事を。
清原、移籍1号!愛妻に捧げる3年連続バースデー弾!(サンケイスポーツ)
今年は打率も3割を越え四球も多く、繋ぎ役に徹している。
なんて言えば聞こえがいいが、さすがに開幕から2回り目の対戦に入り、それでもまだ一発が出ない現状には本人も焦りがあったはず。
一塁ベースを回ったところでの雄叫びが、それを証明していた。
それにしても3年連続で奥さんの誕生日に本塁打を打っているとは凄い。
ちなみに来年の4月14日も土曜日なので、中止にならない限り試合はある。
4年連続を目指せ。

オリックス吉井粘り2勝、7回2失点(大阪日刊スポーツ)
序盤から援護をもらいながらもなかなか安定せず、おそらく調子は悪いんだろうなと思いながら見ていたが、結局最後はうまくまとめてしまうところが吉井たるゆえんである。
こんな調子で投げ続けて欲しいが、果たして大ベテランは長いシーズンを乗り切ることができるか。

スカイマーク昨年から最低の8942人(大阪日刊スポーツ)
吉井もヒーローインタビューで、
「もっと来てくださいね」
と言っていた。
花火ナイトもとうとう飽きられてしまったのか?
しかしまあ、昨日の神戸は相当寒かったようなので、暖かくなればお客さんもたくさんやってくると信じたい。
今年はいい戦いしているんだから。

以下、その他オリックス関連諸々。
オリックス松村豊、16日に1軍に昇格(大阪日刊スポーツ)
球が速い投手というのは、ひとつきっかけをつかめば大変身することもある。
ヤクルトの五十嵐や石井弘あたりもそうだった。
で、松村には期待しているのだが、代わりに誰が落ちるのだろう。

神戸モンキーズとのタイアップイベント(オリックス・バファローズ公式サイト)
いろんなイベントに顔を見せつつ、目指すところは広島のボール犬の役割なわけね。
ただそれだけかといわれればそうなのだが、巨人なら絶対こういうことはやらないだろう。
手を変え品を変え、何とか話題をつくってお客さんを呼ぼうという姿勢には、何だか泣けてくる。

Bs・J:COM「少年少女野球教室」開催(オリックス・バファローズ公式サイト)
指導コーチに「ロベルト・バルボン、羽田耕一、小川博文、田中雅興、他に球団OBを予定」とある。
前記の3人は分かるが、田中雅興って名前は聞いたことある気がするんだがどんな選手だったんだろう…
と思って調べてみた。
95年のドラフト5位(日高と同期)で熊本工業から入団、6年間の選手生活で一軍出場39試合、放った安打は通算で4本。
おそらくこういう場に出てくるということは、年俸は渋くとも比較的引退後の処遇には厚いといわれているオリックスのことであるから、球団職員か本体社員として採用してもらえたのではないか。
社会人1年目、はじめて私に営業をかけてきた人はなんと元プロ野球選手で、引退後の苦労話を聞いたことを思い出した。

冒頭の日本ハムのノーヒットノーランの件だが、更新している間に記事になっている。
ハムの新人八木10回無安打も援護なし…(日刊スポーツ)
試合には勝ったが…
残念。

八木10回まで無安打無失点も援護なく(スポーツニッポン)
八木本人は、
「…残念という気持ちもあるが、勝てて良かった」
とのコメント。
予想通りというか、まあそれしか言いようがないよね。
しかし正式な達成でなければもちろん記録には残らないし、記憶からもだんだん消えていく。
せめて私のようなマニアックなファンが、覚えておいてあげたい。

小林宏、浦和に凱旋?(4.13 千葉ロッテ6-5東京ヤクルト)

2006年04月13日 | プロ野球全般

今日は仕事が休みなのである。
平日に休みということはどこかにその反動がくるのが私の職場であって、今週末は土日とも出勤。
次の休みは一体いつになるんだ?
しかるに休みにもかかわらず多少鬱なところもあったが、ちょっとしたついでもあって、ロッテ浦和球場に立ち寄ることにした。


球場真正面にある青空無料駐車場に車を停め、球場に入る。
さすがに平日の昼間だけあって、いつもの立ち見が出るほどの人出ではなかったが、それだけにコアな野球ファンが集っている雰囲気がある。
例によって開けっぴろげなブルペンで投げ込んでいるWBC戦士・小林宏に対しても誰ひとり声を掛けることもなく、静かに見守っていた。


試合が始まっても、それは変わらない。
私はヤクルト側で観戦したので、ホームのロッテ側より人が少なかったのも確かだったが、それでも例の土手上のベンチ席が埋まるくらいの人はいた。
にもかかわらずほとんど会話も聞こえてこず、選手たちの一投一打に集中している。
静かな中で、ボールとグラブとバットがぶつかり合う音と、高架の上を埼京線と新幹線が走る音だけが響き、一瞬自分がどこにいるのか分からなくなる。
三途の川の河川敷に球場があれば、おそらくこんな雰囲気に近いのではないか。
もちろん、埼京線も新幹線も走ってないだろうけど。


所用があったので7回終了時で球場を出た。
夜はテレビでオリックス対西武戦を観戦したが、昨日に負けず劣らずの好ゲームにもかかわらず、昨日のような集中力を持って観ることができなかった。
目の前で本物を観戦した数時間後に、テレビでまたプロ野球を観たところで、どうしてもリアリティに欠けてしまう。
テレビの向こうにあるグラウンドの存在が、ちっぽけに見えてしまう。
私が今日観たのはテレビなんぞではとりあげてもらえない、記録の片隅のさらに片隅にすら残るかどうか分からない試合だったが、確かにそこにあった。

後藤同点打!水口サヨナラ打!!(4.12 6-5西武)

2006年04月12日 | オリックス・バファローズ
テレビを見ながら、CDをかけたり、本を開いたり、アルコールの類を持ち出したり、そんな散漫なところがまったくなかった。
久々に、ブラウン管越し(うちのテレビは旧式なので…)ながら自分がその場にいるかのごとく、試合に入り込んだ気がした。

8連勝中の西武を相手にサヨナラ勝ちした、今日の試合のスコアはこちら

9回2アウトから後藤が同点打!
延長12回の1アウト満塁から、水口がサヨナラ打!!
なかなか出番に恵まれないふたりだけに、今は喜びに浸るというよりこの結果が出場機会増につながることを祈っているところだろう。

初登板した金子も、3四球を出したが1回を無失点に抑えた。
何にせよ、勝利に貢献すると自信になるものである。
球は低めにきていたし、四球は出したが制球難という印象はなかった。
まだ22歳でずいぶんとかわいらしい顔をしていたが、カブレラを打ち取りピンチを凌いだ時の表情は、プロのものだった。

オリックスは貯金4、明日勝てば首位に並ぶ。

それにしても、延長12回裏の1アウト満塁からマウンドに上がった西武の正津は気の毒だった。
星野が背負った絶体絶命のピンチを、自らが片付けなければならない。
サラリーマンに例えれば、大きなプロジェクトを任されながらも前任者からいい加減な引継ぎしかなく、締め切りの期日だけがどんどん近づいてきている。
まあ今日の正津はそんな状況だった。
もちろん正津は抑えるつもりでマウンドに上がったに違いないが、交代をコールされながらもブルペンでさらに投球練習を重ねていた姿を見るに、どこか割り切れない理不尽な気持ちも抱えていたのではないか。
「いいとこ取り」ならぬ「悪いとこ取り」を強いられては、それがプロの仕事とはいえ正津もたまらなかったろう。
敵ながら、同情した。

いくつか他球団ネタを。
古田監督が米野と捕手交代制へ…後継者育成のため積極起用(サンケイスポーツ)
もっと古田が強権発動していいような印象を持っているのだが。
「米野にも育ってもらわないといけない…」
というのは本心なのか。
選手である自分と監督である自分のバランスをとろうとしているのなら、今回のプレイングマネージャーの試みはおそらく失敗に終わるだろう。
「米野を育てなきゃいけないから、スタメンは全試合米野」
「米野は俺の域まではまだまだ。試合に勝たなきゃならんから、俺が全試合出る」
本来は上記の二者択一なのでは。

前西武の小関 米球界挑戦を断念(スポーツニッポン)
まだ29歳だが、とりあえず浪人状態になるのか。
小関の実家は栃木県で佐野ラーメンの万里というお店をしている。
私も実家が近いので何度か食べに行ったことがあるが、いつも人が並んでいる人気店だった。
また私が通った群馬県の高校の近くには、関東スポーツセンターという付近では結構大きいバッティングセンター兼ゲームセンターがあったのだが、そこにも小関のサインが飾られていた。
小関は私が青春時代を過ごした両毛地区の、結構な有名人だったのだ。
だから気になるという話なのだが、ローカルな内容で失礼。

反抗ドミンゴ 無期限降格(スポーツニッポン)
上記の小関とあわせて、楽天は獲得を考えてはいかがかと。
記事をそのままにとればドミンゴがわがままを言っているようだが、野村監督はヤクルトの監督時代、阪神で散々わがままが過ぎると言われていたオマリーを獲得し、気持ちよく働かせた実績もある。
ドミンゴも送りバントを成功させたらベンチが沸くくらい不器用なので、DHのパリーグのほうがよいのではないかと。

まだまだ頑張れ水谷宏打撃投手

2006年04月11日 | オリックス・バファローズ
今日の対西武戦は雨で中止。
明日の先発はデイビーがスライド、西武は帆足からグラマンに代わるそうな。

オリックス清原が特打で復帰準備(大阪日刊スポーツ)
特打ちはともかく、ベースランニングをしていないようでは完全復帰はまだ先なのでは。
DHや代打での出場にしても、打てば走らなくてはいけないのだから。

オリ首脳陣が水谷打撃投手に還暦祝い(大阪日刊スポーツ)
金本も鉄人だが、この人もまた鉄人と呼ぶに相応しい。
まだまだ、今後とも現役で頑張ってください。
来週には東京ドームでビジターでの日本ハムとの試合があるから、早く行けばオリックスの打撃練習、すなわち水谷打撃投手が投げている姿が見られるかもしれない。
平日なのだが、代休だのなんだの理由をつけて仕事を早くあがれるように努力してみよう。

前川、レオ斬り任せた…中5日で西武第3戦先発へ(スポニチ大阪)
前川が西武に強かったって、それはかなり前の話なんだけど。
それでも結構そういう相性がバカにならないのが野球でもあるが、西武もかなり選手が入れ替わっているので、苦手意識も特に持っていないだろう。
ただ前川本人はかなり調子がいいところなので、得意不得意関係なしに好結果を出してくれると信じる。

以下、他球団ネタをアットランダムに。
金本、次のターゲットは連続4番スタメン日本新や(スポニチ大阪)
かつて、近鉄の石井が故障を抱えているにもかかわらず、1打席出ては引っ込んでを繰り返し連続4番出場記録を伸ばしていたことを思い出した。
記録を伸ばすこと自体は素晴らしいが、むやみな縛りをつくることは自分のためにも周囲のためにもならない。
プレーそのものに専念させてあげたい。

原巨人は“副業”も快調です!(デイリースポーツ)
しかしまあ…
普通に考えたら売れないだろ、これ。
遊び感覚とはいえそれでも商品化してしまうのだから、香田コーチはよほど歌がうまいのか。

新球場案に広島オーナーが疑義(スポーツニッポン)
「約2倍の高さの席の入場券が売れるとは思えない。いくら席数を確保しても、売れない席が増えるだけの結果になる」
という松田オーナーの意見は、悲しいけれど的を射ている。
ただ身の丈サイズでそこそこの収容数の球場を新規につくったところで、採算性の面から否定されてしまうのだろう。
行政との接点が、どのあたりに落ち着くのか。
2009年は案外近い。

広島の新球場予定地でヒ素(デイリースポーツ)
影響はないらしいが、なにやら幸先の悪い話で…

ロッテがJ1千葉とともに千葉大と連携(日刊スポーツ)
どういう風に連携するのかちょっと想像がつかないのだが、興味がある。
大学でチケット売るとかそんなレベルではなく、
「学生の教育や、教員にとっても大きなプラスになる」
とのことだから、教育現場そのものでの何かを企画しているのだろう。

楽天は早くも3人目のストッパー…昨季11Sの福盛を起用(サンケイスポーツ)
実績もあるのだから、楽天のストッパーは福盛でいいじゃないかと最初から思っていた。
ただそうなると、福盛につなぐ7、8回を誰が投げるんだという話も出てくるわけで。
どこまでいっても、コマ不足。

明日も天気予報は雨マークだが、午後からは急に降水確率が下がっているので、おそらく試合はある。
デイビーの3連勝を。

セラフィニの時はスタメン的山で

2006年04月10日 | オリックス・バファローズ
阪神の井川は、入団当初コーチからああだこうだ技術的な指摘を受けるたびに、
「どうせこの人と一生付き合うわけじゃないんだから」
と割り切って、己が信じる方向性を曲げなかったのだという。
私も職場では若輩者だから、やはり色々と言われてストレスを感じることもある。
しかし井川のようなメンタリティを持って生き抜けるほど、仕事のできる人間でもないので…

今日のオリックスは試合なし。
昨日の試合に関する記事を。
オリックス・萩原5回無失点“殊勲投”…勝ちに等しい引き分け(サンケイスポーツ)
中村監督によれば勝ちに等しい引き分けだったそうだが、あそこまで萩原が粘ってくれたのだから白星をつけてやりたかった。
昨年シーズン1位のソフトバンクに2勝1分けは確かに健闘だが、ここで3連勝しておけば去年までの苦手意識を完全に払拭することができたのではないか。

オリックス清原が萩原を絶賛(大阪日刊スポーツ)
「萩原」
ではなく、
「淳」
と呼んでいるところに、清原がチームに馴染んでいることを感じる。
明日からの出場を目指しているとのことだが、金本の記録に刺激を受けた部分もあるのではないか。

セラフィニ、的山との新コンビで復調の兆し見えた(スポニチ大阪)
的山は結構好きな選手なので、今のところセラフィニ専属とはいえしばしばスタメンで出場する姿が見られるようになると嬉しい。
昨日は打っても猛打賞の活躍。
なんといっても、オールスターでMVPを獲得したことがある選手である。
日高も好調だが、的山も負けるな。

昨日の試合は関係ないが、もうひとつオリックスネタ。
清原選手グッズ(ストラップ)発売!(オリックス・バファローズ公式サイト)
先日携帯のストラップが切れてしまったところなのだが、この清原ストラップはちょっと遠慮しておこうかな。
できればユニフォーム姿のものがよかった。

4/14-16vs楽天戦 試合&イベント情報(オリックスバファローズ・公式サイト)
いろいろイベントがあってうらやましい。
フルキャスト宮城やスカイマークのような球場が東京にできたら、東京ドームや神宮球場あたりはひとたまりもないだろう。
千葉マリンは生き残りそうな気がするが。

その他、他球団ネタをアットランダムに。
岡田監督 金本を“永久4番”指名(デイリースポーツ)
記録が途切れる日が絶対にいつかはやってくるのだが、ちょっとその日が想像できない。
衣笠の晩年のように明らかに采配の足かせになっている部分はないので、記録自体はもっと伸びるだろうが。

広島8戦連続2得点以下でも3勝目(スポーツニッポン)
かつて西武が開幕から3試合で1点しか取れず、しかしその1点で1勝していたことがあった。
昨日の佐々岡の好投は収穫だったろうが、この貧打ぶりはちょっと常軌を逸している。
キャンプで打ち込み不足だったのか。

藪 ロッキーズ退団していた(スポーツニッポン)
楽天に入ってくれたらいいんじゃないかと思うのだが、阪神時代の藪と野村監督はウマが合わないと評判だったから、それもまた難しいか。

楽天いまだ2勝、借金『9』…メロメロ朝井に試練の続投命令(サンケイスポーツ)
一場でしか勝てない楽天。
終盤になると、何かに魅入られたかのようにリリーフ投手が崩れてしまう。
負けが込んでも妙に優しい野村監督のコメントは、諦めから生じているのか、それとも野村監督もいまや好々爺になってしまったということか。

ああ“勘違い”…ロッテ・バレンタイン監督、投手交代し損なう(サンケイスポーツ)
完全にロッテベンチとそれを見逃した審判のミスなのだが、結局災い転じてロッテにとって福と出てしまうところが、楽天の力のなさだ。
開幕早々から最下位に沈んでいる楽天だが、さすがにどこかで勝てる流れがやってくる時期がくると思う。
その時にいくつ白星を重ねられるかで、100敗するか否かが決まってくる。

15日の湘南-ロッテ戦は「お菓子の日」(日刊スポーツ)
一回横須賀の球場に行ってみたいと思っているのだが、今週末は土日とも仕事だから、15日のデーゲームを観に行くことはできない。
残念。

明日は天気が悪く、スカイマークでの試合実施は難しそう。
観戦を楽しみにしている人には申し訳ないが、雨天中止で仕切りなおして、私が観戦可能な日への振り替えを希望。