「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

中村監督あっさりダウン

2005年10月31日 | オリックス・バファローズ
私事だが、昨年11月1日に開設した当ブログも、明日で満1歳の誕生日を迎える。
あの頃はあまりに逆風が強すぎて(球団の自業自得でもあったのだが)、このチームは本当に開幕まで耐えられるのか、無事開幕を迎えたとしても果たして球場に足を運ぶファンなんぞいるのかと、勝手に心配していたものだ。
何とか1年間を乗り越えたので、無事2年目に入ってくれるといいのだが、来月4日のオーナー会議が引っ掛かっている。

オリックスの中村監督、常務取締役を辞任(時事通信)
これであらためて現場に専念、ということか。
退路を断った中村監督に期待したいところなのだが…

中村監督始動もノック3球で断念(スポーツ報知)
いくらなんでも3球でダウンはひどい。
3球で駄目になるくらいなら、やる前から無理だと分かりそうなものなのに、何だか自信あり気にノックバットを握ったらしいところが笑える。
もともとスマートな人なので、写真を見ても別段太い感じはしないが、どうせダイエットするのならば冷や汗ではなく健全に運動で。

下山、ポリープなんの!来季も声出すぞ!!(スポニチ大阪)
秋季キャンプのメンバーに入っていなかったのでどうしたのかと思っていたら、こういうことだったのか。
どの世界でも、元気者のキャラクターというのは時に軽んじられてしまいがちだが、しかしいなくては寂しいし士気も上がらない貴重な存在である。
こういう人は、とくに団体競技ではチームにひとり絶対必要なのである。
願わくば、下山の場合グラウンド上で声を出している時間が今年より増えるともっとよい。

最後に他球団ネタであるが、オリックスと絡めて。
中日野口がFA宣言、移籍濃厚(日刊スポーツ)
まだ31歳で、かつての力を取り戻した上でさらに上積みの可能性すらあるように思える。
オリックスは清原より、こちらを獲りにいったほうがおそらく安くあがるし、戦力としても期待できるのではないか。
左の先発もいないしさ。
まあ投手と野手の違いはあるので、
「うちはどうしても大物打ちの野手が欲しい」
というのならば、方向性の違いは理解できるけれども。

高知キャンプはじまる

2005年10月30日 | オリックス・バファローズ
以前に確か春のキャンプだったが、阪神が練習している光景をひたすら流し、それを解説する番組をはじめて見た時は本当にビックリした。
オリックスも今日から高知で秋季キャンプだが、こちらはテレビ放送どころか、公式サイトを除けばせいぜい「中村監督久々のユニフォーム姿」が小さく報じられているくらい。

中村新監督精力的に動く-オリックス秋季キャンプ始まる(サンケイスポーツ)
テーマは「克己」だとか。
まだ来年の開幕までは5ヶ月ほどあるし、敵よりも己の向上のために鍛えていくという方向性は、今の時期では正しいと思う。
だが、せっかく四国でキャンプをしているのだから、四国アイランドリーグとの交流試合とかやったっていいだろうに。
なにせ向こうの代表はオリックスの監督を務めた石毛なんだし、かつてシーズン途中で契約を反故にして解雇した不義理だってあるんだしさ。
キャンプ後半では紅白戦を予定しているらしいが、せっかくなので対外試合を組んでみてもいいのではないかと。

オリ中村監督ひと安心、谷に3割ノルマ(大阪日刊スポーツ)
昨日、FA権を行使せず1年契約での残留を明らかにした谷。
2億8000万プラス出来高の契約は、3割打ってくれればそれでいいよという金額ではない気もするが、まあ他人の懐をああだこうだ言うのはとりあえずやめておく。
しつこいようだが、とにかく全力疾走できる体を作って欲しい。
そうなれば、3割は意識しなくともついてくる。
キャリアもテクニックもある選手だと思うので。

ノリ 日本球界復帰もOK(デイリースポーツ)
そんなに多くの球団がノリに接触していたとは知らなかった。
オリックスにはノリが慣れ親しんだ関西の球団というアドバンテージもあるが、落合監督が直々に獲得に乗り出して、中日入りになりそうな気もする。

伊原春樹元監督の講演会は参加費無料

2005年10月29日 | オリックス・バファローズ
「涼しい」を通り越して、「寒い」段階まで入ってきた。
今日は土曜日ながらも出勤して、来月以降のスケジュールなど確認していると、もうすぐに今年が終わってしまうような気分になる。
月並みだが、月日が経つのは本当に早い。
それも年齢を重ねると、どんどん早くなってくる。

第56回 武蔵野女子学院後援会 教養講座のお知らせ(武蔵野大学ホームページ)
今日、偶然貼ってあったポスターを目にして知った情報。
11月5日に、元オリックス監督の伊原春樹氏の講演会が武蔵野大学で行なわれるらしい。
テーマは「プロ野球チームにおける組織論」で、事前申し込みの必要はなく、しかも無料で聴講できる。
これはぜひとも…と思ったが、この日も外せない仕事が入っているので無理。
どなたか行かれたら、内容を教えてください。

オリックス谷、FA権行使せず残留(大阪日刊スポーツ)
結局1年契約での残留。
今年の成績を参考資料にしてああだこうだ言うより、来年1年間頑張ってその上で複数年契約やFA権行使を考えたほうが、きっと実入りも大きくなる。
フロント側にしても、今年の不調が一過性のものだったのかそれとも衰えからきたものなのか、まあ来年の様子を見ればハッキリするだろうし。
とにかく頑張れ。
残ってくれた以上は応援したい。

Bs中村監督、JPに最後通告!残留へ誠意示す(スポニチ大阪)
横浜のクルーンもやはり年俸でもめているようで、きっと代理人の影響も大きいのだろうが、近年は外国人選手の交渉がなかなかまとまらない。
JPは戦力としては手放したくない大事な選手だが、果たしてファンが「JPを見たい」とまで思って球場に足を運んでくれるかというとどうかなと。
まだ20代なので複数年契約は結んでもいいんじゃないかと思うが、3億も払うのならば1億の投手を3人獲ったほうがいい。

宮内オーナー、渡辺発言に「全く事実無根」不快感(スポニチ大阪)
去年、合併の前後はずいぶん読売側に擦り寄った感じもあったが、もともとナベツネ球団会長と宮内オーナーは犬猿の仲。
お互いに自己解釈の世界を繰り広げているだけだから、マスコミを通して批判しあっているだけでは埒があかないのが必然。
来月4日のオーナー会議が待ち遠しくも、ちょっと怖い。

「一光の妹尾」って誰だ?

2005年10月28日 | オリックス・バファローズ
明日は土曜日だが、出勤することになってしまった。
プロ野球選手はオフがあってうらやましいなぁ…なんて、日頃運動不足の私が思う資格なんぞないか。

Bs谷の残留濃厚!早ければ今月中にも結論(スポニチ大阪)
今年の不振にはずっともどかしい思いをさせられてきたが、それでも愛着はある選手。
本当に残留するのであれば、それはそれで嬉しいニュース。
このオフには、来年1年間全力疾走できる体を作るべく、鍛えるところは鍛えて癒すところは癒していただきたい。
32歳、少なくともまだ5年は第一線でやれるはず。

オリックスコンバート構想、平野中堅テスト(大阪日刊スポーツ)
センターに持っていくべきは平野ではなく後藤のような気もするのだが、昨年も確かキャンプでは大西がサードを練習したりしていたし、まだまだ適性を計っている段階のように思う。
それより筧のキャッチャー転向が案外。
だいぶ記憶は薄れているが、本来明徳義塾高ではキャッチャーで甲子園を制した選手であったから、ここは再転向と表現したほうがよいのか。
今さらキャッチャー専業でレギュラーを目指すというより、接戦時の采配の引き出しを増やすことが狙いだろう。
筧も便利屋に甘んじたくはないだろうが、とりあえず一軍定着へ有利にはなる。

「右の本格派」一光の妹尾をドラフト上位候補に(スポニチ大阪)
「一光」という会社名に馴染みがないのでちょっと調べてみた。
といってもそのホームページを検索しただけだが。
読み方は「いっこう」で、本社が名古屋にある。
グループ内には不動産業を手がけるところもあるが、基本的にはガソリンスタンドの会社という認識でいいのではないかと。
ちなみにホームページはこちら
硬式野球部のコンテンツもあって、妹尾軒作投手は背番号0らしいことが分かる。

納得いかない塩谷 的山は残留

2005年10月27日 | オリックス・バファローズ
スカパーの「プロ野球セットMAX」を契約しているのだが、とりあえず今月で解約することにする。
また来年。

オリックスが塩谷に非情の戦力外通告…トライアウト3日前(サンケイスポーツ)
おお、トライアウトは今週末にもうやるのかと思ったら、正確にはエントリー締め切りの3日前で、本番は来月7日。
一度は慰留されたとのことで、腑に落ちないのは理解できるが、年俸にこだわらない姿勢を見せれば、トライアウト以前に他球団から声がかかるのでは。
こういうどことなく扱いにくそうな選手は、バレンタイン監督あたりだとうまく御してくれそうに思える。
初芝の後釜にいかが。

オリックス谷、FA権近日中に結論(大阪日刊スポーツ)
残留だろう。
オリックスは今年の不振を度外視して査定、などと大甘なことを言っているようだし。
他球団から谷の動向を気にするコメントは出ていないし、メジャー行きを望んだところで、昨年の当時ヤクルトだった稲葉のように、公開練習をやって売り込むまでがせいぜいなように思える。
厳しいようだけれど、今年の谷の出来は悪過ぎた。

Bs的山、FA残留濃厚!球団の強い慰留を受け(スポニチ大阪)
今年は日高も頑張ったと思うが、私は的山のほうが好みなのである。
以前のメガネをかけた風貌が、なんともパリーグの選手らしくて強く印象に残っている。
治療に成功し視力が向上し、また強肩は相変わらず健在で、この選手は40歳までやれると思う。

ロッテ日本一と秋季キャンプと塩谷戦力外

2005年10月26日 | オリックス・バファローズ
日本シリーズはお見事4連勝でロッテが日本一。
決着がついた途端、
「阪神はブランクがあったから…」
などという声が出てきた。
試合間隔が開くと力が出ないというのならば、プレーオフが実施されていなかった一昨年以前の、両リーグ優勝チームが満を持して登場してきたあの日本シリーズは何だったのだろうか。
最高峰の決戦などと煽られていたが、実際は休みボケした選手たちによる凡戦も数々あったということなのか。
調整の難しさはまあ理解できなくもないのだけれど、それも戦いのうちである。

Bs地獄の秋季キャンプ、メンバー39選手発表(スポニチ大阪)
紅白戦の日程が分かれば、それに合わせて見にいこうかなぁ…なんて、ちょっとだけ思っている。
基本的にベテランは免除なのが秋季キャンプだが、今シーズンの成績を見る限り谷や北川にも参加して欲しかった。
ふたりとも、ここで鍛えておけばもうひと踏ん張りできそうな30代前半の選手である。
谷は去就すら決まっていないので、それどころではないのだろうけれど。

そして「あれ、あの人は参加しないのか?」と思ったら、こんなところに名前が出ていた。
戦力外通告のお知らせ(オリックス・バファローズ公式サイト)
塩谷に戦力外通告(デイリースポーツ)
他の選手より遅れての戦力外通告は、おそらくトレードのコマとして考えられていたからで、しかしそれが成立しなかったがゆえにであろう。
一昨年には3割を打っていた選手だから、欲しがるところもあるのではと思うが、確か年俸は5000万を越えており、ほぼ今年1年間二軍だった選手にしては値が高い。
自由契約になれば、年俸ダウンを条件に声をかけてくる球団はあるだろう。

.248の谷に3年10億は払い過ぎだろ

2005年10月25日 | オリックス・バファローズ
日本シリーズは今日もロッテが圧勝。
阪神は3試合連続二桁失点では明日、矢野でなく野口がマスクをかぶる可能性もあるのではないだろうか。
岡田監督は頑固なタイプで通っているらしいが、これはさすがに何とかしないと。
ただ明日の先発が発表された杉山は、地味な存在ではあるがシーズンでは9勝を挙げていて、防御率も2点台。
あの「巨人はロッテより弱いシリーズ」の、第4戦で流れを変える完封劇を演じた巨人の香田を彷彿させる存在ではある。

オリックス、谷引き留めへ3年10億円提示か(スポニチ大阪)
払い過ぎ。
打撃はまだしも、明らかに動きが悪くなっている守備と走塁は、もう衰えが出てきているとみていい。
以前、テレビでメジャーには興味がないと言っている姿を見たことがあるのだが、気持ちが変わったのだろうか。
今年の成績と上積みの望みにくい年齢であることを考えれば、そりゃあちょっとと思うのだけれど。

新打撃コーチに大島公一氏“怒られ役”で牽引だ(スポニチ大阪)
現役を退いてなお怒られ役では気の毒な気もするが、まあチームにひとりは必要な存在なのだろう。
私だって、職場で上役同士が真剣に会社の在り方を語り合っている姿を見れば、自分も頑張らねばと思う。
あまり芝居がかっていては意味がないが、怒鳴りあうくらい首脳陣が真剣にやっていれば、選手たちもしらけることはないだろう。

巨人渡辺会長「オリックス追放だ」(大阪日刊スポーツ)
追放されたら、選手たちはどこへ行けばいいのだろう…

住友コーチの「ヒラヒラ投法」を伝授

2005年10月24日 | オリックス・バファローズ
例によって新宿のチケット屋をのぞいてみると、明日からの甲子園のチケットまで売っている。
それもまたべらぼうな値段がついている。
甲子園に向かう時間とそれに要する決心を考えると、今日中に売れないと厳しいだろうに。
また明日も空席が目立ったらいやだなぁ。

2006年コーチングスタッフ発表(オリックス・バファローズ公式サイト)
大島と弓岡は事前に入閣の話が出ていたが、住友、内匠は今日になって出てきた名前。
全般的に近鉄色が濃い気もするが、頂点の監督は阪神の人なので、無用な縄張り争いは避けられそうか。
来年から二軍コーチになるらしい楽天の紀藤が、チーム内ではやはり旧オリックス勢と近鉄勢の間に溝があったことをどこかで語っていた。
むやみに合併の過去を引きずらず、とにかく変に内部分裂せず、純粋に選手の能力と監督の采配で強弱を測れるチームであって欲しい。

Bs大ちゃん効果で弱点解消だ!機動力UPに期待(スポニチ大阪)
ロッテも、シーズン中に古賀二軍監督が一軍に合流した時期があった。
一軍の雰囲気を見てもらって、そこに欠けている要素を持った選手を育成して送り込んでもらおうとの狙いである。
大石コーチも短期間で全てを教え込むことはもちろん無理に決まっているが、この手の人事交流はぜひ活発にやって欲しい。
しかし今年のオリックス、言われてみれば盗塁は少なかった気がするが、それにしても村松の7個が最高とはひどすぎる。
ロッテの西岡なら、ポストシーズンだけで達成できてしまいそうな数字である。

吉井「出てみたかった」ギター・マガジンに登場(スポニチ大阪)
先日はR25にもインタビューが掲載されていたし、吉井がとりあげられる機会が増えている。
派手さはないが引き出しは持っている選手なので、オフの広報担当としてちょっとでも露出して、オリックス・バファローズの存在を忘れられることがないように。

これで更新を終わろうと思っていたら、深夜飛び込んできた不気味なニュース。
球団買収:村上ファンドとオリックス関係解消を 渡辺会長(毎日新聞)
球団を持つ価値と、村上ファンドに出資する意味を天秤にかけると、企業オリックスとしては後者のほうが重いのではないかと。
オーナー変更の期限は確か11月末。
間際になって、
「やっぱりオリックスは球団持ってちゃいけません」
「なら身売りするよ」
「でももう時間がないでしょ」
「じゃあ解散しちゃえ」
ってな流れになるのが一番怖い。
そんな軽薄に展開はされないだろうが、どさくさ紛れに大事が起こってしまう可能性はある。

ロッテ圧勝で連勝(10.23 ロッテ10-0阪神)

2005年10月23日 | プロ野球全般
今日は同じ職場のSさんと、千葉マリンへ日本シリーズを見にいく。
Sさんはロッテファンなのだが、ひとりで行くのは寂しいと思いあらかじめチケットを2枚買い、私に声を掛けてくれたのだ。
往路新宿のチケット屋をのぞくと、今日の試合のチケットにはとんでもない値段がついている。
外野ペア46000円とか。
そんな値段で、しかももう試合当日なのにさばけるんかいなとも思ったが、売ったらそれなりの値段になったろうに、わざわざ私なんぞを誘ってくれたSさんにあらためて感謝の意を強くする。
ビール1杯とは言わん、2杯くらいおごろう。

というわけで、スコアはこちら

4時前に海浜幕張駅に着き、しばし散策しまたカルーフルで食べ物などを仕入れた後、球場へ向かう。
まだ試合開始まで時間もあるし、シャトルバスを待つ列もいつもより長いので、歩くことにする。
途中、「青空阪神グッズショップ」があったり、「チケット譲ってください」の札を持った人が何人も道端に立っていたりする。
歩道も、前が詰まっていてゆっくり進むしかない。
今日は幕張メッセで東京モーターショーも行なわれていて、通常日曜は閑散としているこの幕張のオフィス街も、ちょっと異様な雰囲気だ。

球場に着くと、今日はいつもより念入りに手荷物検査をするとのことで、係員が早めの入場を勧めている。
私はイ・スンヨプのプルコギ弁当を買いたかったのだが、すでに売り切れているとのことで無念の思いをかみ締めながら入場する。
席は一塁側の内野二階席、私の券の隣の席には先乗りしていたSさんが座っていた。
今日の私はSさんとともに、もちろんパリーグ代表ロッテを応援する。

二階席がぎっしり埋まった6時16分、プレイボールがかかる。
ただ、三塁側の内野一階席には結構空席がある。
チケットはとっくの昔に売り切れているはずなので、あの空席はチケットゲッターの転売失敗の跡なのか。
ポツンポツンと空席があるのならば、それはやむを得ない事情で来れなくなった人もいるのだろうと思えるが、固まって空席ゾーンが存在しているので、やはり余計な力が働いた結果なのだろう。
あの「チケット譲ってください」の人たちは、今頃どうしているのだろうか…

1回裏、今日もロッテが先制する。
ただこれはエラーで奪ったもので、阪神のサード今岡がまるでスローモーションかのようにゆっくりと放った送球が、ファーストシーツのミットに収まらなかったもの。
2回にも追加点を奪ったが、これも橋本の併殺打の間に挙げたもので、今ひとつ素直に喜んでよいものか計りかねていた。

しかし6回、今度は素直に喜べる攻撃が展開される。
今日はDHでの出場だった里崎のヒットを皮切りに、6連打。
しかもうちホームランが3本。
サブロー、フランコの連続ホームランに沸いていると、すかさずイ・スンヨプも続く。
盛り上がる一塁側、そしてライト側スタンド。
対照的に長時間守備についている阪神の選手が、その灰色のユニフォームも相まって、どうもくすんで元気がないように見える。
7回表のためにジェット風船を準備していた阪神ファンも、こらえきれずに風船を飛ばしてしまったりしている。
もはや勝負あった。

そうなると後は渡辺俊の完封が焦点かと思ったが、スタンドからは「あと3点取れ~」と声が飛ぶ。
3点取れば、昨日と同じく二桁得点になる。
その声が届いたか、ロッテは8回に今江の昨日と合わせて8安打目(打率はなんと10割!)が出たりして、3点を追加。
10対0となって、さすがに阪神側のスタンドからは人が引き始めた。
こうなっては余計な投手を使いたくないということで阪神は江草を続投させたが、この回だけで3暴投ともはや限界で、見ていて可哀相にすら思えた。
昨日の橋本と同じく、もうこの日本シリーズでは使えまい。
そして終始淡々と投げ続けたように見えた渡辺俊は、7回以降ひとりの走者も出さずに見事、完封勝利を飾った。

試合終了後はバレンタイン監督、今江、渡辺俊とインタビューが続き、ロッテファンも盛り上がる。
ロッテにしてみれば完璧な内容での連勝で、阪神にはもうどうしようもない2戦であったが、この流れを変えるとすれば甲子園の、圧倒的に阪神ファンが多い大観衆である。
千葉マリンではきれいにロッテファンと阪神ファンが二分されていたが、甲子園ではさすがに阪神ファンの勢力が強くなる。
2年前、甲子園で日本シリーズを戦ったダイエーの選手は、相当厳しいヤジを飛ばされたと聞く。
売り出し中だった川崎が「ムネリンこっち向いて~」と呼ばれ、振り返ると「なにがムネリンや、調子に乗るな」と罵声を浴びたという。
死角のない戦いをしたロッテが、甲子園でも自分たちのペースで試合を展開できるだろうか。

Sさんは大喜びであったが、その声は枯れていた。
私ものどが痛い。
今夜はなんだか、夢の中でも「イ、スンヨ!」と叫んでしまいそうだ。

オリックスも濃霧コールドな感じ

2005年10月22日 | オリックス・バファローズ
日本シリーズ第1戦は10対1、7回濃霧コールドでロッテの圧勝。
この試合だけ見ると阪神にはちょっと救いがない。
打線は見るからにスイングが鈍く、井川も球数が多くテンポが悪かった。
リリーフで出てきた橋本もホームランを2本浴び、おそらくもう今年の日本シリーズでは使えまい。
明日は何とか接戦に持ち込んで、JFKを投入できる流れにしないと、このままワンサイドでロッテにいかれてしまうかもしれない。

オリックス絡み、今日はいや~な感じの話題が連発。
オリ協約違反指摘された、プロ野球実行委(大阪日刊スポーツ)
「あくまで投資」オリ小泉球団社長が反論(大阪日刊スポーツ)
楽天や村上ファンドの一連の行動の影には、オリックス宮内オーナーの存在があるとの報道もある。
去年のストライキの時も、中日の球団社長あたりがあからさまにオリックスの強引でデリカシーのない合併とそれに伴う言動を批判していた。
言葉ではどう取り繕っても、本当のところオリックスのフロントは何を考えているのか分からない。
もう選手やファンに理不尽な思いをさせるような事態だけは避けてくれ。
それができないのなら、きれいに身売りして早いとこ球界から身を引いてくれ。

オリックス・JP、条件面で折り合わず“退団濃厚”(スポニチ大阪)
清原には誠意誠意で交渉を続けていく構えだが、JPに関しては淡白なようで。
唯一の完投能力のある投手を手放すのは本当に痛い。
ただ去年も一時阪神入り濃厚と報じられていたことがあったが、結局オリックス入りした。
まだ「確定」ではなく「濃厚」なので、希望はあるか。

オリックス、ローズ獲り事実上消滅(大阪日刊スポーツ)
今年の巨人でのプレイ振りとその年齢を考えれば、確かに無理矢理獲得したい選手でもない。
せいぜいあと1、2年の選手だ。
しかしまあ、それでも「来るかも、来るかも」と言われてた選手が来ないことがはっきりすると、何だか来て欲しかったような気がしてくるのが人情で…

最後に1つだけ嬉しいニュース。
大島氏がオリ1軍打撃コーチ就任(デイリースポーツ)
ブライアントコーチの後釜に大島がやってくるというのも、どことなくユーモラスな話。
近鉄もオリックスも両方知っていて、仰木SAの下で長い間プレイした経験もある。
中村監督が3年間続くとして、打撃コーチ1年、ヘッドコーチ2年で、4年目に監督就任というのはいかが。