「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

小林宏、浦和に凱旋?(4.13 千葉ロッテ6-5東京ヤクルト)

2006年04月13日 | プロ野球全般

今日は仕事が休みなのである。
平日に休みということはどこかにその反動がくるのが私の職場であって、今週末は土日とも出勤。
次の休みは一体いつになるんだ?
しかるに休みにもかかわらず多少鬱なところもあったが、ちょっとしたついでもあって、ロッテ浦和球場に立ち寄ることにした。


球場真正面にある青空無料駐車場に車を停め、球場に入る。
さすがに平日の昼間だけあって、いつもの立ち見が出るほどの人出ではなかったが、それだけにコアな野球ファンが集っている雰囲気がある。
例によって開けっぴろげなブルペンで投げ込んでいるWBC戦士・小林宏に対しても誰ひとり声を掛けることもなく、静かに見守っていた。


試合が始まっても、それは変わらない。
私はヤクルト側で観戦したので、ホームのロッテ側より人が少なかったのも確かだったが、それでも例の土手上のベンチ席が埋まるくらいの人はいた。
にもかかわらずほとんど会話も聞こえてこず、選手たちの一投一打に集中している。
静かな中で、ボールとグラブとバットがぶつかり合う音と、高架の上を埼京線と新幹線が走る音だけが響き、一瞬自分がどこにいるのか分からなくなる。
三途の川の河川敷に球場があれば、おそらくこんな雰囲気に近いのではないか。
もちろん、埼京線も新幹線も走ってないだろうけど。


所用があったので7回終了時で球場を出た。
夜はテレビでオリックス対西武戦を観戦したが、昨日に負けず劣らずの好ゲームにもかかわらず、昨日のような集中力を持って観ることができなかった。
目の前で本物を観戦した数時間後に、テレビでまたプロ野球を観たところで、どうしてもリアリティに欠けてしまう。
テレビの向こうにあるグラウンドの存在が、ちっぽけに見えてしまう。
私が今日観たのはテレビなんぞではとりあげてもらえない、記録の片隅のさらに片隅にすら残るかどうか分からない試合だったが、確かにそこにあった。