「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

武内一発!ロッテ一歩及ばず(4.30 東京ヤクルト3-1千葉ロッテ)

2006年04月30日 | プロ野球全般

浜松町からモノレールに乗ると、車内は大きなバッグやスーツケースを持った人でギッシリ。
もちろん、羽田空港からそれぞれの目的地に飛び、GWの休暇を楽しむ人たちである。
途中の「流通センター」駅で降りたのはたったのふたり。
しかし私以外のもうひとりも、ホームに出るなり携帯電話を取り出して、
「今着いたから、三塁側の外野寄りね…」
などと話しているから、同好の士である。
今日は大田スタジアムでヤクルトとロッテの試合がある。
無論一足先に交流戦が始まったわけではなく、二軍の試合である。


事前の調査では駅から徒歩15分とのことだったが、それほどでもない。
行き先の表示もマメに出ていて、迷うこともない。
倉庫や配送センターばかりの街で、建物がいちいちでかく、道も広く、どことなくアメリカンな感じである。
球場前のコンビニで買い物をしてから観戦しようと思ったのだが、アルコールの類は置いていなかった。
確かにトラックドライバーに飲酒の必要はない。


大田スタジアムは1994年にできたということで、建設から10年以上経っているのだが、きれいである。
ライト側に配送センター?の大きな建物がそびえ立っていて、多少圧迫感がある。
レフト側には羽田空港に着陸する飛行機の姿が頻繁に見える。
ANA、JAL、SKYMARKなど、会社のマークが判別できるくらいの距離である。
ロッテの応援団がトランペットを持ち込んでいて、二軍の試合といえど賑やかであった。


序盤が終わったところで、スタンド下のコンコースにある売店に行く。
カキ氷もあるらしい。
今日は確かに暖かいが、まだカキ氷を欲するほどではない。
500円と球場にしては安い生ビールと、フランクフルトを2本買った。
ちょっと腰の曲がったおばあちゃんが、
「はい、どうぞ」
とおつりを渡してくれるものだから、
「ありがとうございます」
とかしこまる。


ロッテの先発成瀬はどんどん三振をとって好投していたが、4回ヤクルト打線につかまって3点を奪われた。
圧巻は武内のツーラン。
引っ張って打球が高く上がり、やっと落ちてきたのがライトスタンドだった。
風は逆だった気がするのだが、それをものともしないのはさすが開幕一軍に入った選手だけのことはある。


ロッテは序盤から攻め込んでいたのだが、決定打が出なかった。
8回の1アウト満塁も平下がゲッツーに倒れ、9回もまた2アウトで満塁のチャンスをつくるが、ヤクルトの花田にかわされてしまった。
二桁安打を放ちながらも1点とは、反省の余地が大いにある試合であった。


試合が終わると、出待ちの軍団がバスの周りに集まる。
選手はユニフォームからジャージや私服に着替えていたので判別がつきにくかったが、巨漢のロッテ柳田だけは簡単に彼だと分かる。
人気者で結構な数のサインをこなしていたが、ずっと笑顔で子どもと会話などもしていたりする。
スターの素質、充分である。