「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

日本のエース上原好投、韓国の主砲李ホームラン(3.31 巨人12-2横浜)

2006年03月31日 | プロ野球全般


先週のインボイスドームに引き続き、今年二度目の開幕戦観戦。
仕事が終わるとさっそく東京ドームへ。

スコアはこちら

球場に入ったのは6時20分頃。
1回裏、マウンド上には横浜の三浦が立っている。
三浦が二段モーションを改善してどんなフォームになったのか興味があったが、塁上にはランナーがいてセットポジションからの投球では、去年までのモーションと変わらない。
しかもその1回裏がなかなか終わらない。
追い込んでも粘られ、上原にまでフルスイングされる始末で、初回から9人攻撃を食らってしまった。
横浜は1番石井以下、小池、金城、佐伯、多村…と、ほとんど去年と代わり映えのないメンバーで、しかも大敗に終わったこともあって、最後まで活気が感じられなかった。

巨人の先発上原もさほど出来がいいわけではなく、ボークで得点を奪われた場面では、
「まだ時差ボケしてんのか~」
とヤジも飛ばされていた。
しかし、おそらくは絶好調でなくともそれなりに抑えていくのがさすが日本代表のエースたるゆえんで、見事に完投勝ち。
せめて3点差程度で最終回を迎えていたら、
「ミセリ出せ~」
と私がヤジってやろうかと腕を撫して待っていたのだが、横浜が出してくる投手が例外なく失点してしまうという体たらくで、この大差では去年のミセリが出ても大丈夫だったろう。
ミセリ、今はどこでどうしているのだろう。
打線はイ・スンヨプも目立ったが、一番大きな収穫は故障で出遅れていた高橋由に一発が出たことだろう。

詳しい試合内容については、今夜のニュースで巨人の御用解説者たちが語ってくれるだろうからこれ以上はおくとして、気になったのは球場内の空席。
本当にこれで44000人を超えているのか。
きっとチケットは売れているからという理屈なのだろうが、これだけ席が空いていても、チケット売り場には確かに「本日のチケットは売り切れました」と張り紙があったりするから、運営に欠陥があるとしか思えない。
外野席は埋まっているのだが、内野席は巨人側でも空席がある。
昔はこうではなかったはずなのだが…
私の両隣も最後まで誰も着席しなかった。

明日のチケットも売り切れていると案内が出ていた。
横浜の逆襲に加え、観客席がどんな状態なのかも注目したい。

平野佳初勝利(3.30 5-0楽天)

2006年03月30日 | オリックス・バファローズ
パリーグは開幕して1週間、そしてセリーグもいよいよ明日開幕。
こんな野球好きにはたまらない時期にもかかわらず、我が家ではなんとスカパーが映らなくなってしまった。
おそらくはチューナーの不具合だと思うのだが、確信は持てない。
今日は楽天イーグルスTVで経過を追うことができたが、毎日楽天と戦っているわけでもないし、こうしている間の分も課金されているわけである。
可及的速やかに解決せねば。

昨日の試合に関する記事をいくつか。
吉井が12球団から勝ち星!5回1失点粘投で史上5人目の快挙(サンケイスポーツ)
あの寒い中を、よくぞベテランが踏ん張った。
そして土の中からレンガが出てきていたとは。

オリックス・ガルシア1号!チーム今季初(大阪日刊スポーツ)
そういえばまだ誰もホームランを打っていなかった。
どうも中軸に大きいのがでる雰囲気がないのはどうしたものか。

清原、センター転倒で“ラッキー”タイムリー二塁打(スポニチ大阪)
あれもエラーだったよね。
昨日の楽天には一体いくつミスがあったんだ?
多過ぎて数え切れん。

で、平野佳が初先発した今日の楽天戦のスコアはこちら

残塁12。
ずいぶんと無駄の多い攻撃を繰り広げたものだが、それでも相手をゼロに抑えれば勝てる。
ノリと北川は手のつけようがないくらい不振の状態だが、チームが勝つことによってうまく隠れている。
こうしているうちに、なんとか調子を取り戻してもらわねば。

対した楽天も残塁11。
オリックスの平野佳もよく投げたが、2回には連続四球を出すなどそれほどよい出来だったとも思えない。
3回など、「二安、一安、右安、三振」で無失点である。
どうやって得点を奪われずに乗り切ったのか、かなりの想像力を要する投球である。
よく言えば要所を締める内容だったのだろうが、今日のところは拙攻に助けられた印象のほうが強い。
次回の、おそらくロッテ戦での登板で真価が問われてくるだろう。

まだまだよそを心配する身ではないが、それにしても楽天が心配になる。
これで開幕5連敗。
いささか唐突だが、私がこれまで開幕を前にした時点で一番「弱い」と感じたのは1988年の阪神である。
村山監督の2度目の就任の初年度、バースが契約上の問題でこじれシーズン途中に退団した年である。
予感の通り開幕から確か3連敗か4連敗を喫し、失礼ながら村山監督の悲壮感あふれるキャラクターも相まって、まったく勝てる雰囲気がなかった。
「130敗するんじゃないか(当時はシーズン130試合制)」との言葉があながち冗談に聞こえないくらい、弱いチームだった。
去年の楽天は実績は持っている選手が多かったので、戦前の段階では苦しいとは思ったが、あそこまで負けが込むとも思っていなかった。

しかし今年の楽天には、あの1988年の阪神に近い不吉な予感があった。
「果たして1シーズン戦い切ることができるのだろうか」という、順位争い以前にプロ野球チームとしての体裁を保つことができるのだろうかという不安である。
圧倒的に下り坂の選手が多いのに、補強も並。
あの時の阪神はそれでも終わってみれば51勝を挙げたが、今年の楽天はどうなっていくのだろう。

オリックスは4勝1敗で貯金3。
首位をキープ。

雪中の一戦は吉井好投で制す(3.29 6-3楽天)

2006年03月29日 | オリックス・バファローズ

昨晩はフルキャストスタジアムでの試合観戦後、なんと山形に泊まった。
東京からの出掛けに宿を検索したがどこも一杯で、新幹線に乗りながら長町、苦竹あたりまで範囲を広げつつ検索したがそれでも見つからず、仙台駅の案内所にも「今日はすべて満杯です」のプレートが掲げられていて、なんとか山形駅西口の東横インを確保したのだ。
どうも仙台では30日まで日本薬学会なるものが行われていて、その影響らしい。
今朝雪の山形を出発して山寺、作並と途中下車して夕方前に再び仙台へ。


今日の試合のスコアはこちら
プレーボールかと思いきやいきなり雪と風の影響で10分間の中断。
昨日のコールドゲームのこともあるだけに、これには観客席からブーイングが沸いた。
ただ選手たちにはかわいそうなコンディションだったことも確か。
結局10分ほど待ってからあらためて試合開始。
両チームとも無得点で静かな滑り出し。


しかし2回裏、吉井が吉岡にヒットを打たれ、山崎に相対する場面でタイムがかかる。
吉井が足元を気にしているので故障でもしたかと心配したが、どうもマウンドの具合が悪い様子。
審判と内野陣が集まり、グラウンドキーパーも出てきた。
なにやらマウンドに土を入れているようだが、掘り返している様子もある。
吉井も走者を出してイライラしているのかと思ったが、この後楽天の山村がマウンドに上がった際も同じようなシーンがあった。
私が見た限りでも今日はマウンド補修のための中断が三度ほどあり、その都度スタンドからは、
「早くしろ~」
と声が飛んでいた。
この寒い中、当然である。
外が寒いのなら体の内部から温めてみようと、ビールを売っているお姉ちゃんに声をかけると、驚きの顔をされる。
彼女にしてみれば悪気はなく、確かにビールが凍りそうな状況である。


昨日が雨なら、今日は雪。
再び雪と風で中断する場面があり、仙台発21時26分の新幹線で東京に帰らなくてはならない私には最後まで観戦することはできなかった。
球場を後にしたのは6回裏、楽天が反撃を繰り広げている途中。
雨天コールドゲームになった昨日と同じく、今日も7回の攻防を見ることはできなかった。
わざわざ仙台まで来て試合終了まで見れないとはと言われそうだが、寒さに耐えるので精一杯で、そろそろ限界を迎えるところでもあった。

神宮や東京ドームでは、スーツ姿の男同士が試合そっちのけで上司の悪口を言い合っているようなこともあって、それはそれで生活感がある。
しかしフルスタでのそれは、
「明日の朝食は、パンでいい?」
くらいの、もっと剥き出しのものである。
地元の球団を応援しようとする人々が、飾り気なく、余計な気取りもなく、生活の一部として球場へ足を運んでいることが、実感できる。
寒い寒いとなんども書いたが、この球場はとにかく居心地がいい。
絶対また来る。

大宮で新幹線を降り、埼京線に乗り換える途中でオリックスが逃げ切ったことを確認した。
これで3勝1敗、貯金は2。
しかし楽天は6失策で4連敗。
よそのチームを心配する余裕はまだない身だが、これは去年よりヤバいんじゃないか…

コールド勝ちでデイビー1勝(3.28 4-2楽天)

2006年03月28日 | オリックス・バファローズ

いろいろと事情があったのだが、今週末出勤する代わりに火曜日の午後と水曜日が休みになった。
それを知ったのは火曜の午前のことであったから大慌てであるが、ここぞとばかりになんと仙台まで足を伸ばしてしまった。
もう余ってないだろうと会社の最寄りのコンビニで端末をいじってみると、当日券も買えてしまう。
普段は無神論者の私であるが、これはもう神の思し召しであって行かなければ罰が当たると勝手に都合よく解釈し、「はやて23号」に乗り込んだ。


自分の運命に酔いしれるようにして仙台まで来てしまったが、非常に天気が悪い。
4時半頃仙台に着くと雨は降っていないが、路面は濡れている。
荷物を駅のコインロッカーに入れ、コンビニでお茶と傘を買い、フルキャストスタジアムまで歩く。
シャトルバスも出ていたが、大した距離でないことは去年来た時に分かったので、散歩気分で球場へ。
ユニフォームジャージを着た親子連れの姿もあって、ほのぼのとした気持ちになる。
楽天ファンにとっては、待ちに待った地元開幕戦の日。
球場に近づくごとに、賑々しくなってくる。


球場の外観はきれいになっている気はしたが、去年の記憶があいまいなのでそれほど差異は分からない。
外野指定席券を持ってオリックス側のライトから入ったが、周囲は楽天ファンばかりでオリックスファンは芝生席のわずかなスペースに数人いるだけである。
この楽天一辺倒の状況も去年と変わらない。
バックネット裏に新たに高いスタンドが建てられていてそこにガラス張りのVIP席?がいくつか設けられ、さらに三塁側の内野席が増設されているのは、さすがに記憶力の低い私にも一目瞭然であった。
それほど寒くはなかったのだが、さとう宗幸の国歌斉唱が終わると急に風が出てきて、冷え込んできた。
オリックスファンとしては不本意であるが、寒さには勝てないので入り口でもらった楽天カラーのポンチョを着る。


試合はオリックスが3点をリード。
5回になると、
「もうここまで我慢したんだから許して」
とばかりに雨が降りはじめ、デイビーが2点を奪われる。
6回清原のタイムリーで突き放したところで雨も風も強くなり、試合は中断。
そのままオリックスのコールド勝ちになった。
なぜか中断に入ったとたんに萩原への投手交代がアナウンスされ、足元が悪い中でのマウンドはいかにもタフで競走馬に例えると重馬場を得意にするイメージがある萩原にふさわしい、と失礼なことを思っていたのだが、実際にマウンドへ上がらないまま試合は終わってしまった。

仙台駅に戻ると雨はやんでいて、楽天ファンにとっては悔やみきれない敗戦だったのではないか。
オリックスはこれで2勝1敗、貯金1。

NORI弁当とスカイマークの芝生

2006年03月27日 | オリックス・バファローズ
実家で過ごした1日。
退屈してちょっとばかり街とも言えぬ街の中を歩いてみると、まるでここは時がとまっているようである。
よく遊びに行っていた友達の家の表札が代わっていて、少し複雑な気持ちにもなったが。

まずは西武に敗れた昨日の試合に関する記事から。
清原9打席目で移籍初打点!若獅子バッテリーの攻めには感服(サンケイスポーツ)
思いのほか、と言っては失礼だが清原はよく動いている。
1勝1敗で仙台の楽天戦へ。
まだまだ寒い仙台で故障などせぬよう、くれぐれもウォーミングアップはしっかりと。

ノリ悔しノーヒット…若手バッテリーに屈辱の「3K」(スポニチ大阪)
ヒットがなければ心配にもなるが、開幕戦で1本出ているから、とりあえず落ち着いてはいるのでは。
あとは清原ともども初ホームランが待ち遠しい。

オリックス・セラフィニ無惨KO(大阪日刊スポーツ)
オープン戦ではいい投球をしたこともあった。
中村監督はまだ調整不足だったのではと分析しているが、もともと好不調の波が結果に出やすいタイプである。
たまたま昨日は「悪いセラフィニ」が出ただけなのだと信じたい。
そして今後は「よいセラフィニ」が続くことを願いたい。
シーズン通して、この人には頑張ってもらわねば。

オリックス平野佳が初登板(大阪日刊スポーツ)
雰囲気を味わったことが吉と出てくれればいい。
対したのは1打者だけにしても、その準備と緊張感でそれなりの消耗はあったはずである。
30日に先発するなら中3日、しっかりと調整をして臨んでもらいたい。

宮内オーナー今季初観戦…"出張先インド"から所沢へ(スポニチ大阪)
確か日本とインドの時差は3時間ほどで、日本時間のほうが早い。
それに加え9時間ほどのフライト時間にも耐えなければならないのだから、仰木監督と同い年だった宮内オーナーには堪えるのだろう。

以下、それ以外の記事。
「清原弁当」・「NORI弁当」発売(オリックス・バファローズ公式サイト)
「NORI弁当」ではあるが、海苔巻きが入っている程度であのご飯の上に海苔が敷いてある伝統的な「ノリ弁」ではないらしい。
あとは日高昆布を使って「日高弁当」はいかが?
「中村カツサンド」があるのだから、「前川カツカレー」もあり?

スカイマークスタジアムの芝生発売(オリックス・バファローズ公式サイト)
神宮球場で売っている「神宮球場の土」のように記念品の類かと思ったが、販売方法のところも覗いてみるとどうも様子が違う。
これは実用を前提にした販売のようである。
庭付きの家に住んでいればぜひスカイマークの芝を敷き詰めてみたいが、現状はうさぎ小屋並みの賃貸アパートだからね…

2006シーズン オープン戦 チーム勝敗表
公式戦が始まったので気にしていなかったが、いつの間にか最下位で確定してしまったか。
去年は首位だったのに、公式戦では4位。
オープン戦12位の今年は×4の単純計算で48位になるはずだが、どう考えても6チームのリーグ戦でそんな順位はありえないので、とにかくオープン戦の結果は気にせず公式戦を頑張っていこう。

2日連続の延長戦、最後は…(3.26 インボイス2-1東京ヤクルト)

2006年03月26日 | プロ野球全般

正月以来、群馬の実家に帰っていない。
不肖の息子ではあるが、不肖なりに実家の両親のことが気になっていたりもする。
仕事が忙しいはずの年度末だが、今週に限って代休(有休でないのが悲しいが)で今日の日曜だけでなく月曜も休み。
ならばちょっと実家に顔でも出してこようかと思ったが、そのついでに野球観戦するところがやはり不肖の不肖たるゆえん。
JRの北上尾駅で下車し、キジバトの鳴き声が響く畑の中の道を20分ほど歩き、インボイス対ヤクルト戦が行われる上尾市民球場に到着。


両翼95メートル、観客席も小奇麗だが数はそう多くなく、いかにも高校野球にうってつけといった雰囲気の球場である。
上平公園の敷地内にあり、テニスコートや広場も賑わっている。
二軍の試合だけあって、球場の観客数はざっと数えてみたら200人ほど。
しかし試合開始直後は曇っていて風が冷たかったが、次第に陽があたるようになって暖かくなってきた。
熱烈にメガフォンを使って応援を繰り広げる人、対照的に横になって寝てしまう人もいたりして、個々がそれぞれにこの空間を楽しんでいる。
私は適当に場所を変えて、写真を撮ったりしながら観戦していた。


二軍の試合だけあって売り子はいない。
球場外に売店はあって、いちおう「おべんとう」ののぼりが立っていたりするのだが、品揃えはほとんどそこらの駄菓子屋と変わらない。
かろうじて奥におにぎりとちょっとした巻き寿司が置いてある程度で、400円の「助六」と150円のお茶を買った。
券を見せれば、球場内外の出入りは自由である。


スコアはこちら
ぽかぽか陽気に気だるくなったのか、両チームともなかなか点が入らない。
しかし3時を過ぎるとさすがにだんだん気温が下がってきて、それと反比例してランナーが塁上を賑わす頻度は上がる。
1対1で9回裏のピンチをヤクルトの上原がしのいだかと思えば、10回表今度はヤクルトが得たチャンスをインボイスの許が連続三振で断ち切る。
聞けば昨日も2対2で引き分けだったらしく、2試合連続の引き分けとあればそれはそれで珍しいと感心しながら見ていたら、しかし10回裏に坂元のサヨナラ暴投でインボイスに勝利が転がり込んだ。


勝ったインボイスだが、試合終了後はベンチ前で野手とバッテリーに分かれてミーティング。
写真のバッテリー組は石井コーチから個々へのアドバイスがあった後、渡辺監督が総括をする形式。
渡辺監督は石井コーチから話を振られるとまず、
「ナイスゲーム」
の一言。
延長10回を1点に抑えたのだから、確かにバッテリー組にとってはナイスゲームである。
ただこちらのほうが人数が少ないせいか、和気あいあいとした野手組よりも静かな雰囲気。
あくまで一軍昇格を目指すステップの場が二軍であって、もっと個人主義の思想の下で運営されているのかと思っていたが、渡辺監督の話はチームワークに関することがほとんどで、ちょっと意外に感じられた。


帰路につく選手たちに、サインをねだるファン。
この人だかりは何事かと、周囲の広場にいた人たちもだんだん集まってきた。
選手たちも試合終了直後で愛想はないが、丁寧に対応している。
これもまた、ローカル開催の醍醐味だ。

帰りはまた歩いて20分の北上尾駅。
高崎線で熊谷に出て、そこから秩父鉄道で羽生、さらに東武伊勢崎線の下りで実家へ。
今回は鉄道を利用してみたが、上尾市民球場周辺は駐車場もこれでもかとばかりに確保されており、次来るときは車で来ようかと。

川越好投、日高逆転タイムリーで貯金1(3.25 5-2西武)

2006年03月25日 | オリックス・バファローズ

ソフトバンク対ロッテのヤフードームは黙っていても大入りになるだろうし、日本ハム対楽天の札幌ドームも43,000プロジェクトなるものを掲げて頑張っている。
西武対オリックスのインボイスドームだけ入りが悪かったらいやだなぁ、また不人気球団としてクローズアップさせるんだろうなぁとちょっと鬱になっていたのだが、とんでもない。
相当余裕を持ったつもりで11時に球場に着いたのだが、もうすでに人であふれ返っている。
私は内野指定席の引換券を持っていったのだが、危うく券が尽きて引き換えが叶わなくなるところだった。
長い列に並んで三塁側の指定席券を手に入れた瞬間、
「本日の引き換え分は終了しました」
とのアナウンスが流れた。
さすがにネット裏には空きもあったが、内外野の席は超満員と表してもいい状況だった。

で、その開幕戦のスコアはこちら


松坂、和田のWBC結果報告に引き続き、開幕セレモニー。
そして金メダリスト荒川静香の始球式が終わった後、いよいよプレーボール。
さっそくオリックスの先頭塩崎がヒット。
思いのほか拍手が大きい。
一塁側の指定席券は早々に売り切れてしまったと聞いていたので、三塁側にも西武ファンがかなり流れ込んできていると思っていたのだが、少なくとも私の周囲は皆オリックスに肩入れしているようであった。
「清原までまわせ~」
とヤジが飛ぶ中、ひとり前の中村ノリが併殺打に倒れてしまい初回は得点を奪えず。
その裏しっかりとカブレラにタイムリーを打たれ、先制を許す。
4回に北川が打って追いつくが、その裏すぐに和田の渋いタイムリーで勝ち越しを許す。
チャンスでも攻めきれず、要所で抑え切れない。
これじゃ去年と変わらないじゃないか…と思っていると、周囲からもそんな声が聞こえてくる。


しかし、それにしても印象に残ったのは西武の炭谷である。
随分前から評判は高かったが、実際球場で見たことがなかったので「すみたに」なのか「すみや」なのかも知らなかった。
しかし初ヒットも出て、リードされる西口にもサインを嫌ったり間合いが合わずプレートを外すような素振りは全くなく、試合には敗れたが堂々とデビューを飾ったといってもいいのではないか。
オリックスの3点リードで迎えた9回裏、この回先頭のGG佐藤が出塁した後炭谷に打順がまわったが、江藤も貝塚も残っているにもかかわらずそのまま打席に入った。
もうレギュラー捕手としての信頼を勝ち得ているのである。
ちょっとでもボールに土がつくと大抵の捕手は交換を要求するが、多少の汚れなら炭谷は丁寧に土を落とし、ボールをこねて投手に返球する。
その動作が実に初々しい。
春休みで遠征試合にでも来ているのか、平安高校の坊主頭の後輩たちもスタンドに座っていて、炭谷先輩に声援を送っていた。


8回途中からの大久保投入はシーズン大詰めならありえても、いくらなんでも開幕戦からそんなことしてたら1年間持たないだろう…とも思ったが、そのおかげで勝利できたことも確か。
中村監督の中では、きっと今日の試合は単なる「1試合」ではなかったのだろう。
谷、中村ノリ、清原といまいちオープン戦では冴えなかったクリーンナップ3人衆にも、それぞれヒットが出た。
懸案だった二塁は、塩崎がしっかりと守りきった。
代打水口も、見事期待に応えるタイムリー。
オープン戦ではパリーグのチームを相手に5敗1分けだったオリックスが開幕戦でしっかりと勝利してしまうのだから、やはり野球は面白くも難しいものなのだ。
だからこそ楽しめる。


1年間、熱い戦いをして欲しい。
今日だけでなく、今後もたくさんの人たちに球場へ足を運んでもらえるよう、いい試合を続けて欲しい。
WBCで野球への注目度が再び高まった今、プロ野球とパリーグの素晴らしさを証明して欲しい。
今はチャンスだ。

開幕戦の相手は西口

2006年03月24日 | オリックス・バファローズ
人事異動の発表、私はなんとか動かなくてすんだが、わが係に新しいメンバーがひとり加わることになった。
今日は早くもその歓迎会。
飲んで帰ってきて寝る前に、この今日の記事を更新中。
これもまあ一応、習慣なので。

予告先発投手(パシフィック野球連盟公式サイト)
オリックスの先発は、予想通り川越。
対する西武は帆足という話も一時期あったが、結局西口が出てくることになった。
スイングが大き目の右打者が多いオリックス、西口のスライダーを捕えることができるだろうか。

ノリ全開、ローズへ「一緒に戦いたい」(大阪日刊スポーツ)
昨日現役引退とその後のマイホームパパ宣言が話題になっていたローズ。
ただ呼んだところで適当な年俸は提示できないし、去年の姿を見ていると随分プレーのスピード感がなくなってきているという印象派も持っていた。
オリックスに来てくれたとこで、再び
「清原軍団復活」
とかやられるのもいやだ。

中村監督「パで旋風巻き起こそう」(大阪日刊スポーツ)
ぜひ旋風を巻き起こして欲しい。
中村監督は中継ぎ以降の投手陣に自信を持っているご様子。
菊地原はなんとか開幕に間に合い、加藤も大久保もオープン戦では結構点を奪われていたが、本番になれば実力発揮となるだろうか。

気合こもる谷「開幕戦絶対勝つ」亡き恩師のため(スポニチ大阪)
ここ数年は攻守に精彩を欠いている感があるが、
「今年は体調は問題ない」
というコメントを見るに、去年までとは一味違う谷に期待を持って大丈夫だろうか。

眠くて仕方がないので、今日はこのくらいで。

開幕投手は川越

2006年03月23日 | オリックス・バファローズ
明日は人事異動の正式発表日。
すでに内示めいたものがあった人もいるらしいのだが…
しかしまあ、部署が変わってもおそらくは同じフロア内である。
転勤の伴わない小さな職場であることが、こんな時ばかりは幸いである。

オリックス・ガルシア“御前テスト”に合格-WBCメキシコ代表(サンケイスポーツ)
「米国は準決勝に進むべきチームではない。米国より日本に行ってもらいたかった。ミーティングで絶対に米国に勝とうと誓い合ったんだ」
我らが日本チームの優勝、敗戦後のキューバチームの潔い態度に次いで、WBC3つ目の感動。
ありがとうガルシア、そしてメキシコチーム。
右打者の多いオーダーになりそうな雰囲気がある中、左のガルシアの存在は大きい。

開幕1軍登録メンバー(オリックス・バファローズ公式サイト)
そのガルシアもしっかりとメンバーに入っている。
そして吉井もデイビーもセラフィニも入っていないということは、開幕投手はもう川越で決まりだ。
予告先発として明日発表されるはず。

大阪開幕セレモニー・友近さんが国歌斉唱(オリックス・バファローズ公式サイト)
例の水商売の女口調で歌ってくれたら面白いが。

「元気ハツラツぅ?よしもとDay」開催 (オリックス・バファローズ公式サイト)
「元気ハツラツぅ?」
と聞くと新庄を連想するが、今回のイベントは対ロッテ戦。
しかしあくまで本筋は野球であるにしろ、オリックスは試合にあわせて結構色々なイベントをやっていて、関東在住の人間から見るとうらやましい。
海原やすよも来るようだが、残念ながらそれまでに旦那である宮本が一軍に上がっている可能性は低い。
宮本が今どんな調子なのかもちょっと分からないし。

NK効果!ホーム開幕戦のチケット売れ行き好調(スポニチ大阪)
その人気も見込んで獲得したわけだから。
人気も成績も両立して欲しい。

平野佳ら開幕戦スクランブル態勢…中村監督明言(スポニチ大阪)
前川を中継ぎで使う余地があるということですか…
だったら金子や山口のほうがよっぽど適性はありそうなのだが、それでは駄目なのだろうか。

オリックス平野、30日楽天戦先発も(大阪日刊スポーツ)
こちらの記事だと平野佳はあくまで雰囲気を味わわせるためのベンチ入りということになっている。
そして金子と山口は開幕直後の人数あわせのためではなく、実力不足がゆえの二軍スタートということである。

オリックス吉井、順調な仕上がり(大阪日刊スポーツ)
おお、教育リーグで投げていたのか。
この前の登板では5回を6失点と乱れていたが、しっかりと立て直してきたようだ。
初先発は3月のまだまだ寒い仙台でのナイターとベテランには不向きな条件にも思えるが、そこは逆境に強い吉井のことだから、しっかりと結果を出してくれるだろう。
期待している。

オリックス、大阪ドーム買い取り検討(大阪日刊スポーツ)
相変わらず、分かるような分からないような話。

大阪ドーム再建に「協力」ってなによ

2006年03月22日 | オリックス・バファローズ
朝出勤するといきなり机の上にスポーツ新聞があった。
いつも出勤の早い課長が、読み終わった後置いてくれたらしい。
さすが、部下の好みをしっかりと把握していらっしゃる。

イチロー「最高の日」!天才は闘い抜いた、日本の誇り誰よりも(サンケイスポーツ)
WBC優勝、あらためておめでとう!
そしてお疲れ様でした。
その実績もさることながら、メジャーリーガーであることと日本人であること、ふたつの誇りを見事なバランスで併せ持つイチロー存在は、「俺たちの誇り」でもある。

大塚『世界一』のヨッシャー!昨季までの本拠地で胴上げ投手(サンケイスポーツ)
決勝戦の9回なんて、何点リードがあってもガチガチになってしまう場面だろう。
近鉄時代よりしなやかになったフォームで、相変わらず力のあるストレートと縦に割れるスライダーを投げ込んでいく。
いつかまた日本に戻ってこないもんかなぁ。

キューバ・セペダ「日本は強かった」 (デイリースポーツ)
敗者よりは勝者でありたいが、こうもすがすがしいと敗者もまた悪くないなとすら思える。
敗れる時はかくありたいと思わせる潔さが、キューバチームにはある。
カストロ議長の、日本チームの選手名を出してまで試合展開に触れ、決勝に進出した自国のチームの健闘を称えた演説は素晴らしかった。
きっと次のWBCでは、もっと強いチームを作って出てくるだろう。

KBO総裁が秋以降に日韓再戦を希望(日刊スポーツ)
こちらの国は潔くないようで…

以下、オリックスネタ。
オリックス・ガルシアは7番で開幕先発へ(日刊スポーツ)
太ももの状態が気になるが、まあ本人が大丈夫と言っているのであれば信用しておこう。
メキシコチームの一員として、オリックスから唯一WBCに参加したガルシア。
今後にも期待したいが、まずは日本人として2次リーグでのアシストの件を感謝しておかねば。

ノリ"トークショー"で「日本Sで阪神とやりたい」(スポニチ大阪)
この人は、優勝などチームの目標に関しては具体的に表現してくれるが、個人の目標についてはあまり語らない。
我が強いタイプであることは確かなのだろうが、チームを思うその姿勢は本物。
他の選手もその背中を見て何かを感じてくれれば。

小泉社長、大阪ドーム再建へ「協力」(大阪日刊スポーツ)
記事ではさらっと書いてあるが、私には理解ができない内容である。
オリックスが買い取って大阪市に寄付?
それで何かオリックスにメリットがあるのか??
どこか私には分からないところで、メリットがあるようになっているのだろうか。

前巨人ローズが現役引退を表明(MAJOR.JP)
一時オリックスが獲るのではとの話もあった。
最近では楽天入りの可能性がささやかれたこともあったが、結局引退の道を選んだ。
37歳、もはや野球に未練はないとのことで、プレーヤーとしては大往生だろう。
シーズン55本の日本タイ記録保持者で大砲のイメージが強いが、来日当初は足が速く小回りが利くイメージがあった。
盗塁も結構していたはず。

あとさっき野球好きの友人からきたメールで、至急チェックするようにとあったURL。
Jose Ortiz Statistics(The Base Ball Cube)
これって、あのオーティズだよね?
確かに2003年と翌年の所属チームがOrixになっている。
となると、この成績表から察するに今のオーティズは投手に転向しているのか??