「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

ブランボーとパーラ来たる

2005年01月30日 | オリックス・バファローズ
クリフ・ブランボー選手入団会見(オリックス・バファローズ公式サイト)
ソース中の画像、隣の中村GMがやはり体調が優れないのか顔色が悪いのが気にかかるが、ブランボーはその腕っ節を強調していて、力自慢であることがわかる。

昨夏私は韓国で野球を観戦する機会があったのだが、日本と比べるとどうしても細かさに欠ける印象を受けた。
とりわけ投手の投球に緩急があまりなく、打者はタイミングを合わせる点で苦労が少なそうに見えた。
どの打者も、「イチ、ニのサン」ならぬ「ハナ、トゥール、セーッ」でバットを振ればそれで対応できる、そんな印象を受けた。

昨季ロッテの李スンヨプがギャップに苦しんでいたが、横浜のウッズだって韓国野球からやって来た選手だ。
ウッズ同様、ブランボーもアメリカ→韓国→日本とプレイしている選手であるから、これはよいほうに出ると信じたいところだ。

ホセ・パーラ投手入団会見(オリックス・バファローズ公式サイト)
確かにホセという投手が巨人にいたような気はするのだが、投げている姿は思い出せない。
それもそのはず、たった1年の在籍でたった12試合の登板にとどまっている。

ただ巨人の場合、「球が速くない」とか「見てくれがイマイチ」くらいの理由で、外国人投手が見切られてしまうケースがある。
早い話が、見る目がないのだ。
あの韓国人投手三人衆だってもっとうまく使えなかったものかと思うし、99年のデセンスも早々に見切ったものの後にメジャーで活躍されてしまった。
ホセ(登録名はパーラにするという話も)についても、「巨人がクビ切った選手をわざわざ…」と卑屈になる必要はない気がする。

セットアップでの起用が有力らしいので、とにかくうまく山口につないでくれれば。

FA移籍の大村は1億3920万円

2005年01月28日 | オリックス・バファローズ
オリ近が骨肉バトル、大村FA補償金巡り(大阪日刊スポーツ)
この段取りの悪さがいかにも合併球団らしいところ。
つうか、こんくらい合併決まる前に詰めておけよ…

当初は人的補償のセンでいくと報じられていたので、私は結構楽しみにしていた。
巨人の平松が、中日からFAで巨人へ移籍した前田の人的補償となったことがあったが、あとは記憶がない。
他にも例はあるかもしれないが、いずれにせよ人的補償を求めるケースは少数派である。
せっかく金持ちのソフトバンクが親会社になったのに、いきなり渋チンのオリックスへ移籍では相当にショックだろうが、永井や田之上、さらに篠原あたりがプロテクトから外れ獲得可能とあれば、戦力として魅力はある。

が、結局は多数派の金銭補償を選択することとなった。
FAとは通常移籍を前提に宣言するものではあるが、他球団との交渉がうまくいかなければ、元のサヤに収まるケースもある(残留を当初から前提とする不可解なFA宣言もあるが)。
確かに大村は所属球団としてオリックスに今のところ接点はないが、他球団からオファーがなければオリックスに残留していたであろう。
そうなれば当然サラリーも発生するわけで、その場合はオリックスが主となり支払うわけである。

この1億3920万円とやらは、球団への出資比率で分配すればいいんじゃないかと単純には思えるのだが。
どっちかと言えばオリックスに分はあると思う。

39歳吉井をテスト

2005年01月28日 | オリックス・バファローズ
吉井 オリックスを受験(デイリースポーツ)
03年、日本に戻ってからは通算で2勝。
その貴重な勝利のうちのひとつを私は目撃している。

03年4月18日。
まだ肌寒い千葉マリンスタジアムで、吉井は見事に被安打3の完封勝利を収めた。
開幕投手を務めながら消化不良の投球が続いていた吉井も、ようやくこれで波に乗ったかとその時は思ったものだ。
三塁コーチに立つ当時の石毛監督越しに見たマウンド上の吉井の姿は、実に堂々としていた。
ロッテの投手がミンチーだったから、ちょっと損をした気分になるくらい試合展開が早かったのが印象的だった。

新庄のように「ボロボロになる前に引退したい」と言えるのは実際ボロボロになる日がまだ遠いと思えているからで、なんだかんだ言って大概の選手はギリギリまで現役生活にこだわるものだ。
年が明けて、キャンプの時期が来て、それでもまだ現役続行の道を探るその姿を、格好が悪いとは決して思わない。
だから球団も「クビにした選手をもう一度雇うなんて面子が立たない」とか言わずに、キャンプでの出来がよければ、採用してやってほしい。

上原もポスティング?

2005年01月26日 | プロ野球全般
自分の意見(上原浩二オフィシャルサイト)
これを見ると、もう日本でプレイして欲しくないとまで思えてしまうが、もしかしてその時点で彼の術中にハマっているのかもしれないとすら思う。
例の「僕をいらないということ」発言にしても、本当に球団から「いらない」と言ってもらえれば儲けものだったわけで。

私も他人の甘さを指摘できるほど自分に厳しい人間ではないが、それにしても彼の味方は出来ない。
特に入団時メジャーと巨人を秤にかけ、「巨人は日本のメジャー」の言葉を残して入団しただけに、あの決断は何だったのだろうと思えてしまうが、「当時の僕は、メジャーで活躍する100%の自信がありませんでした。でも、今ならあります」という文章を見ると、巨人は単なる踏み台にしか考えていなかったようだ。
キャリアアップの考え方は理解できるが、ならばルール無視も正当化してしまうというのはちょっと乱暴すぎる。

最初からメジャーでプレイしたいのであれば、やはり巨人に入るべきではなく、いきなりメジャーに行けばよかったのだ。
単純過ぎる論だが、そう思う。
FA権の取得までの年数が長いなり意見があるのであれば、選手会の活動をもっと積極的にやったっていい。

人間、皆気持ちが変わったり、生きていく中でポリシーだって変化していく。
ただ、そういった変化をとても容認できないくらい多額の契約金をもらって入団してきているわけだ。
一部返還する、というところでは井川よりまだ筋を通そうとしている感もあるが、これだって自分から金額を設定するのではなく、まずは球団の言い値を聞く姿勢をとって欲しかった。
「いくら返すから、あとは自由にしていいでしょ」では勝手すぎる。
辞めるのではなく、よそで野球を続けるわけだから、違約金という考え方が出てくることだって考えられる。

上原の場合、なまじ拍手に送られてメジャー挑戦しようとしていないだけに、おさまりがつきそうにない。
世間も巨人も敵にまわして、それでもメジャーに行ければそれでいいと開き直ってしまっているから、これはきっと長くなる…

中村ノリのポスティングを申請

2005年01月25日 | オリックス・バファローズ
ノリのポスティングを申請(日刊スポーツ)
ようやくGOサインが出た。
水面下でいい話があったのだろうか。
それとも、ホワイトソックス入りがほぼ確定した井口を見てうらやましく思ったか、焦りを感じているのか…。

メジャー入りを主張して特別ゴネたのではない上に、仰木監督以外からあまり待望論は聞かれない現状がある以上、金額は低くとも入札があればオリックスは承認するだろう。
仮に入札がなければおそらくオリックスでのプレーとなるが、そうなると本来の契約年数の途中であるわけで、5億の年俸を下げるわけには行かない。
中村からポスティング申請の依頼を受け、正直フロント側はホッとしているのではないか。

メジャーのコミッショナー事務局が手早く公示の作業を進めてくれれば、公示後4日以内に入札があるわけで、結構早く結果は出る。
必ずしも代理人の言い値で決着のつかないポスティング制度で、今のノリにいくらの値がつくか興味はある。

中村GMダウン

2005年01月22日 | オリックス・バファローズ
オリ中村GM発熱ダウン「断腸の思い」(大阪日刊スポーツ)
単純に風邪を伴う発熱であれば、合併騒動の疲労と位置付けてしまうのは少々あざとい感じもする。
ただ、いろいろと大変な時期を乗り越えてここに至っているのは確かであるから、ここはゆっくりと静養してほしい。

中村GMは選手寄りの発言をすることもあるが、いつも最後は宮内オーナーの意志を汲むほかなく、葛藤したり板ばさみになることが多かったのではないか。
ロッテの広岡元GMとは違い、フリーというより社員的感覚でのGM活動を強いられているようにも見える。
阪神時代も、成績不振が続きつつも優れたバランス感覚が評価され、5年半監督を務めた。
しかし最後は「四方八方に気を張り巡らさねばならなかった…」と悲痛な叫びを残してその座を去っている。

身体もそうだが、メンタルヘルスもケアしてやらないと。
これは中村GMのみならず、今まで敵だった選手同士でチームを構成しなければならない選手にも言えることだ。

金子は落合になれるか?

2005年01月20日 | オリックス・バファローズ
オリ自由枠・金子がブルペン封印(大阪日刊スポーツ)
自由獲得枠返上未遂事件がありながらも快く入団を決めてくれたこともあり好意的に見てきたが、新人がいきなり今季絶望状態というのは切ない。

中日のセットアッパー落合英二は、日大を出て中日に入団した時には、その大切な右腕を骨折していた。
果たして回復し速球が戻るのか、そもそもなぜこんな状態の投手をドラフト1位で指名したのか、冷ややかな目で見ているメディアもあった。
ある評論家は、「獲るほうも獲るほうだが、入るほうも何を考えているんだ」と発言した。

しかし今では中日投手陣に欠かせない存在になっていて、今年は先発に回るという話もある。
金子も、まずはじっくりリハビリを進めていくところであって、ファンもじっくりそれを待つしかないのだ。
ただコメントを見ると、もうちょっと危機感を持って欲しい気もするのだが、それも大物の証なのだろうか?

中村ノリはオリックスでプレーすると思う

2005年01月16日 | オリックス・バファローズ
仰木監督 ノリよ春季Cに来い(デイリースポーツ)
私は中村ノリはオリックスでプレーすることになると思う。

ヤクルトの稲葉もどうやらメジャー断念の方向だが、去年の松井稼頭央の影響か、メジャーでの日本人野手に対する評価が低くなっている。
5億の年俸をとっているノリが最低条件に近いオファーを受けるとは思えないし、国内残留でも5億を払ってくれる球団は、仰木監督がラブコールを送り、本来契約年数の途中であったオリックス以外にないだろう。
金満の巨人が今年は補強に積極的ではないことも大きいし、こういった宙ぶらりん状態の選手がお世話になることが多い中日も、今回は全くノリに興味を示していない。

この記事の次に、こういったノリのリアクションも書かれている。
格好が悪いのは確かだが、決断のときは近づいている。

男・石毛宏典

2005年01月16日 | プロ野球全般
マスターズL 札幌が悲願の初V(スポニチ)
マスターズリーグの面子の中では、48歳の石毛はまだまだ若い。
これで思い残すところなく、四国リーグの運営に専念できるのではないか。

ダイエーの二軍監督時代はオーダーを運に任せる「アミダくじ采配」が顰蹙を買ってしまい、たった1年でその座を追われた。
今度はオリックスでの一軍監督となったものの、フロントのサポートが全く受けられず(あの岡添時代だった)、その情熱が空回りする形でシーズン途中での解任となった。
さらに振り返ってみれば、現役時代の最後に西武からの監督就任要請を蹴りダイエー入りしたものの、豊田泰光から「よっ、練習だけで2億円男」などと揶揄される始末。
野球への情熱は伝わってくるが、不器用さゆえうまく流れに乗れない男であった。

そんな石毛が「もう野球なんかコリゴリだ」となることなく、四国リーグなる構想を引っ下げて帰ってきた。
プランの甘さを指摘されることもあったが、トライアウトにも選手が集まり、スポンサーも決まり何とか軌道に乗ってきた。
不器用ながらも一生懸命なその姿には、胸を打たれる思いがする。

今年絶対、四国リーグを見に行く。

山崎浩司と上村和裕

2005年01月15日 | オリックス・バファローズ
「猛牛魂」で勝負!広島・山崎が新天地での爆発誓う(サンスポ)
菊地原がトレードでやって来た。
交換トレードであるから、代わりに去る人もいるわけで。

山崎は近鉄の選手であったが、今回の合併劇で一時的にオリックスにも所属したことにはなる。
事実、広島のHPでも「広島東洋カープ 菊地原毅投手(29歳)と、オリックス・バファローズ上村和裕捕手(21歳)、 山崎浩司内野手(24歳)1対2の交換トレードが…」と紹介されている。
選手名鑑風で行けば、「近鉄(99)-オリックス(05)-広島(05)」となるのだろうか。
一軍ではまだ5打数ノーヒットの選手、高卒で24歳は決して若くはない。

上村もいつ間にか一軍で見なくなっていた選手だ。
02年には11試合に出場したが、以降一軍での出場はない。
俊足でスイッチヒッターで捕手、日本代表に欠かせないユーティリティプレイヤーとなった「キムタク」を髣髴とさせるではないか。

ウエスタンではなく、ぜひとも交流戦で顔が見せて欲しいところだ。