hohoemi@kitchenブログ

東京都小金井市で、天然酵母のパン作り、家庭菜食を楽しむ、優しい生活のためのブログです。

おせちと、クチナシ。未来のどこかで♪

2013-12-30 22:13:27 | 日記
こんにちは、
hohoemi@kitchen料理人のFumikoです♪

2013年も、残す日々は数えるばかり。
新しい一年を迎える準備に楽しい時間、
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

会いたい人に会い、
会えない人の、つつがない日々の幸せを思う年末、
何処にも無事を祈るばかり。
どうか幸せに、どうか平和にと祈りながら、
我が家でも、お正月の仕度をしています(^^)。

そんな気持ちを織り込んで、
作るおせち料理。
台所のBGMには、優しいピアノ。
ささやかに、こちらにシェアを♪

『いのちの記憶』

料理の準備に暇のない台所です。
笑いながら一年を振り返り、
家族の労をねぎらいます。
毎年のことですが、人生は笑有り、涙有り、
出会いも、別れも盛りだくさんで、愛おしい!

今年、生まれた赤ちゃんも、
歳を重ねる敬愛する方々も、ふと笑顔になりそうな、
そんな一品を、hohoemiの台所から届けたいと思います♪

お正月でなくても、美味しい茶菓子です(^^)。

杏きんとん

<材料>
さつまいも   600g
クチナシの実  3個
砂糖      100g
水       3カップ
杏(ドライ)  20個

<作り方>
1.さつまいもは、皮を除いて、5ミリ幅の薄切りにする。
  クチナシは、縦に割り、ガーゼに包む。

2.さつまいも、クチナシと水を、フライパンに入れ、
  柔らかくなるまで煮る。

3.2のさつまいもをコシキで漉し、フライパンに戻す。
  クリーム状になる位に、煮汁を加え、砂糖を足して火を
  入れながら混ぜる。

4.杏は、熱い湯にくぐらせて、柔らかく戻しておく。

5.3のさつまいものクリームに、杏を混ぜる。

※杏はドライを使います。固さ具合によって、湯に戻す時間は加減してください。

※スプーンですくって、一さじごと皿に盛ったり、
 茶巾に絞るなど、お好みで♪

やさしい芋のきんとんと、甘酸っぱい杏の風味が、
おせち料理のアクセントになりますね。


そして、昔の人の知恵!
ご存知の方も多いのではないでしょうか、
クチナシは、漢方です。
主に肝臓の働きを助け、鎮静、利尿、不眠、整腸の薬効があると聞いています。
女性には特に有りがたい食材なのですね。
さつまいもの成分には、ビタミンCや食物繊維、カルシウムなど、
人間の身体に大切なものも沢山、
もしも煮汁が残ったら、是非、お茶碗に半分でも召し上がれ(^^)。
年末に忙しいお母さんの滋養に、きっと力になってくれます。

こうして、毎年おせちを作るたび、
古式ゆかしい調理の知恵を貰い受ける気がします♪
世代をまたいで、知恵を受け継ぐ。
命が、次へ次へと受け継がれていくように。

今日のBGMは、家族の皆が好きな、
スタジオジブリの映画から拝借しました。
その歌詞を、小さく口ずさみながら♪
今年の台所の働きを、愛しく感謝しながら♪

そして、刻むクチナシの花言葉を噛み締めます、
「私は幸せ者」と。

♪あなたに触れたよろこびが、
深く深く この体の端々に
染み込んでゆく

いまの全ては、
過去のすべて。
必ず また会える。
懐かしい場所で。

いまの全ては、
未来の希望。
必ず 覚えてる。
懐かしい場所で。♪

行く年も、来る年も、
誰にとっても、
素晴らしい日々で有り続けますように。




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クリスマスの小話、ブッシュ・ドゥ・ノエルと♪

2013-12-21 22:51:40 | 日記
こんにちは、
hohoemi@kitchen料理人のFumikoです♪

12月の三連休、
今年もクリスマスの時期が来ましたね♪

降誕節の聖夜、といえば、
キリスト教の大切な日になりますが、
サンタクロースのおじさんに、
靴下に、金貨、
お菓子、子供たちの楽しみは、
ひとつの願い、ひたむきな信仰のようなものですね。
(こじつけだと笑ってください♪)
大人も便乗させてもらって、
夢見るお祭り騒ぎを楽しみます!

さて、クリスマスに必要なサンタさん、
そして、トナカイのみなさん。
子供たちが大好きな曲で、クリスマスの準備をしましょ(^^)。

『Rudolph the red-nosed reindeer』

クリスマスといえば、
私の好きな話があります。
ご存知の方も、多いと思うのですが(^^)。
お子さんのいらっしゃる方があれば、
どうぞ小耳に。温かい小話です。

サンタクロース、というのは、
聖ニコライという方の由来があることが有名ですね。
この方は、お金持ちの家に生まれて、
ある日、娘を身売りに出す乏しい家庭に、
窓から金貨を差し入れました。
たまたま下げてあった靴下に金貨が入って。。。
それは贈り物の約束事として、
今でも子供たちに受け継がれています。

その後、司祭になった聖ニコライは、
子供たちや多くの人に、贈り物を続けたそうです。
それらは教会を通して、様々な国におとぎ話や、儀式として
もたらされました。

現代風サンタのおじさん、として登場するのは、
子どものための絵本になったからですね。
私も、昔読んだものですが、
その絵本のなかで、サンタさんは8頭のトナカイに引かれて、
橇に乗ってやってくると教えてくれました。
実に軽快に、愉快な雰囲気で。

絵本の中では、トナカイの名前も、8頭それぞれに決っています。
ご紹介しましょう。
全部覚えていないのですが、
私のうろ覚えで失礼をば!笑。

ダッシャーは、猪突猛進な男の子♪
ダンサーは、軽やかなステップ。
プランサー、
ヴィクセンは女の子。
ブリッツェンは、たしか寒がりで。
キューピッドは、洒落ていて。
コメット
ドンダー

。。。あら、赤鼻のルドルフは?
赤鼻のトナカイ、ルドルフ君は、
実は、絵本が出版されて、ずっと後に生まれます。

それは小さな物語。

あるところに、小さな女の子がいて、
ある日、お父さんに言うのです。
「パパ、どうして私のママは、皆のママとちがうの?」
女の子のママは、重い病気で、いつもベッドにいました。
皆のママと同じように暮らせないことを、
さみしく思う女の子のために、
お父さんが一つのお話を作りました。
世界にたった1頭の、赤い鼻を持った、
さみしがりやのトナカイのお話を。

「サンタのおじさんは言いました。
 暗い夜道は、ピカピカのお前の鼻が役に立つのさ!
 いつも泣いていたトナカイさんは、
 今宵こそはと喜びました」

そのお話は歌詞のままですが、
お父さんの作ったルドルフの物語は、
女の子の中に、贈り物の灯を点したのでしょう。
ルドルフの歌は、
日本でも子供たちに人気がありますね♪

子供たちは、サンタさんを心待ちにするものですが、
その贈り物は、甘いお菓子やおもちゃとは、限らないのですね。
お父さんが女の子に贈った小さな物語、
お父さんの気持ちも、大きな贈り物だと、
クリスマスが来るたびに思うのでした。(^^)

さあ、我が家もクリスマス!
毎年、恒例で家族が集まってパーティです♪
今日は、クリスマスにぴったりのケーキを、
ご紹介します。

ブッシュ・ドゥ・ノエル

<材料>
(スポンジケーキ)
卵          3個
砂糖         90g
薄力粉        50g     
強力粉        40g    
ブランデー    大さじ1
水        大さじ1

(バタークリーム)
無塩バター      225g
砂糖         90g
卵          2個
スイートチョコレート 40g
ブランデー    小さじ1

(デコレーション用)
ヒイラギ、アイビー、アラザン、粉砂糖など

<作り方>
1.スポンジケーキを作りましょう。
  卵白を少し泡立てたところで砂糖を加え、固く泡立てる。
  卵黄を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせ、さらに混ぜる。
  180度のオーブンで、約15分焼きます。

2.バタークリームを作ります。
  卵白を少し泡立てたところで、砂糖を加え、固く泡立てる。
  卵黄を加え、さらに固く泡立てる。室温に戻したバターを少しずつ加え、
  良く混ぜる。
  溶かしたチョコレートを加え、良く混ぜてから、ブランデーで香り付けする。

3.1.のスポンジにブランデーを、刷毛で塗り、クリームを薄く塗り、
  端を少し折ってから巻いていく。再びブランデーとクリームを塗り、
  表面をななめに切り落とし、表面に樹皮のように筋をつけ、
  お好きなデコレーションを加えます♪

注意:バタークリーム用の卵とバターは、必ず室温に戻してから使いましょう。

この軽やかで、楽しいケーキには、
クリスマスブレンドの紅茶が似合いますね。

何処にも、素晴らしい休日がありますように!



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時には昔の話をしよう、京都の寺院、柚子胡椒♪

2013-12-09 14:36:46 | 日記
こんにちは、
hohoemi@kitchen料理人のFumikoです♪

先週から、すっかり冷え込んで、冬らしくなりましたね♪
ご近所の猫達が、ふくふくと冬毛を着込んで、
優雅に木に登るのを見かけると、
何だか羨ましいようで、笑ってしまいます(^^)。

そんな寒さの中、
寒さも一入、季節の味わい深い古都へ、
友人を訪ねてまいりました。

友人たちと、私。
かつては、お洒落に、愛読書に映画、
宿題と甘いお菓子、終らないおしゃべりに、
幼い前髪をゆらした少女仲間でした♪

大人になり、お互いに別々の生活を送り、
けれども、会うと変わらない笑顔で、
やっぱり楽しい話が弾むものなのですね。

友人が暮らすのは、京都は大原近くにある、
古い寺院です。住職を務める彼女は、
穏やかな静謐さのなか、温かい陽だまりを点すように、
古都の郊外に寺院を訪ねる、多くの出会いと共に暮らしています。

私も友人と一緒に、座禅の会に参加させてもらって、
お寺に泊まって、楽しい冬の一日を過ごしました♪

ご近所の方が、お寺に手作りの柚子胡椒を
届けてくださって、ありがたい季節の味をご相伴させて頂いたり♪

帰宅すれば、我が家の庭にも、鈴なりの柚子が!
これは仏様のメッセージ?季節の贈り物、
我が家の柚子胡椒を作ってみました。
レシピを、ご紹介いたします。(^^)

台所のBGMは、長い友情に思いを馳せて。こんなピアノを♪

『時には昔の話を』

レシピは、青い柚子を使ったものですが、
今の時期、黄色い柚子でも、十分美味しい柚子胡椒が作れますよ♪

柚子コショウ

<材料>
青唐辛子       200g
ゆず(青い皮のもの) 200g  ※種とヘタを取り除いて200gです。
塩          小匙2
砂糖         小匙1
ゆずの搾り汁     一個分

<作り方>
1.ゆずの皮をスピードカッターに入れて、
  ペースト状になるまでかける。

2.1.を取り出して、青唐辛子も同じようにペースト状にする。

3.1.と2.の2つを合わせて塩と砂糖、
  ゆずの搾り汁も加えて出来上がりです。

この分量でジャムの瓶に三本分、出来ました。

爽やかな辛味とゆずの香りがどんなお料理にもピッタリです。
わさびの代わりに、お刺身に、冬のお鍋の薬味にと重宝します。
添加物も無くやみつきになる美味しさですよ♪
これからゆずが黄色になると、
黄色い柚子と赤い唐辛子で オレンジ色 のゆず胡椒も出来ます。
秋田の「かんずり」に近いでしょうか?(^^)


沢山、収穫できた柚子は、様々な料理に使えます。
残りの柚子を、シロップにしたり、ジャムにしたり、ポン酢にしたり。
柚子の皮を細く刻みながら、
さわやかな酸味の香りが台所に漂って。
なんだか感無量です♪

懐かしい少女の時代、
重ねた日々、今あることの不思議と感動。
時には昔の話を。。。いいものですね♪

冬の古都、お寺のひと時も、趣深い時間です。
ほがらかな住職の努める寺院を、ささやかながら、
ご紹介させてくださいませ。

臨済宗建仁寺派
隣好院
〒606-0073
京都市左京区上高野釜土町8
TEL:075-701-5435

平安後期の作、御本尊阿弥陀如来坐像が修復され、
美しく慈しみ深い御姿に出会うことができます。
多くの皆さまに、仏様の愛と住職の祈りが届けられますように、
遠くにありて、友人へ小さな願いを贈ります。
夕暮れに手のひらを合わせて。



hohoemi@kitchen
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