日本語に「こだわる」

今日の豊橋も爽やかです。暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったものです。

私は他国語は全くダメなので、せめて日本語は正確に使いたいと思っていますが、特に体系的に勉強しているわけでもなく、まだまだ赤面することも多く恥ずかしい限りです。
さて、タイトルに「こだわる」と使いましたが、この「こだわる」、皆さんはどの様にお使いでしょうか。
私は「徹底的にこだわり抜いた逸品」など細部まで手を抜かない、そんな、いいイメージを持って使っていました。
でも辞書によれば本来の意味は逆で、あまり良い印象の言葉ではありません。「あいつは金にこだわる」とか「済んだことにいつまでもこだわる」、こんな用例が載っています。
でも最近では「徹底的にこだわった」のような、いい意味で使うことの方が多いようです。細かい事をいつまでも気にするから、細かいことにまで気を配る意味に変化していったのでしょう。
言葉は時代と共にその意味、使い方も変化していきます。そこが難しくもあり、面白いところでもあります。
「ヤバイ」も最近は意味がすっかり変わってしまい、「やばくない」時に使う方が普通になってしまいました。
　
豊橋は昭和初期の雰囲気が漂う建物が散見されます。