ho999~死ぬ準備~

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食の安心と安全 2

2012年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

blogを管理しているサーバーを整理していたら、アップされていないファイルがカウントされていました。ですので200回記念の時は199回でした(^_^;

 

我が国では危険な印象?の「遺伝子組み換え作物」にも考え方の違いがあります。
除草剤耐性、病害虫耐性、貯蔵性増大、などの生産者や流通業者にとっての利点を重視した遺伝子組換え食品が第一世代、これに対し、食物の成分を改変することによって栄養価を高めたり、有害物質を減少させたり、医薬品として利用できたりするなど、消費者にとっての直接的な利益を重視した遺伝子組換え食品を第二世代と呼びます。
日本やEUでは嫌われているようですが、なんと2010年現在、全世界の大豆作付け面積の81%、トウモロコシの29%は遺伝子組み換えです。米国では2011年、大豆で94%、トウモロコシで88%が遺伝子組み換えによるものだそうです。
では何故日本と米国でここまで違うのか?これは安全に対する考え方の違いによるものです。第一世代はバンバン除草剤を撒いても作物は枯れないといった、生産重視型でしたが、第2世代は人体に対し有害な物質が少なく、オレイン酸高含有遺伝子組換え大豆、ビタミンE強化大豆、スギ花粉症緩和米など良いことずくめのようです。米国などはこれを良しとし、日本、EUは安全性が確認出来ていないので良しとしないといったことのようです。大雑把ですが。資料を見てもカタカナが多くて読むだけでも大変です。
日本も限定的ではありますが2009年には遺伝子組換え作物の栽培国となりました。「青いバラ」がそうです。ただ遺伝子組換え食用作物(遺伝子組換え食品)の商業的栽培は現在も行われていません。

日本では安全性審査を受けていない遺伝子組換え食品の輸入・販売等が禁止されており、「従来のものと組成、栄養価等が同等である遺伝子組換え農産物及びこれを原材料とする加工食品であって、加工工程後も組換えられたDNA又はこれに由来するタンパク質を、ひろく認められた最新の検出技術によって検出可能であるものについては、「遺伝子組換えである」旨又は「遺伝子組換え不分別である」旨の表示が義務付けられている」のです。分かりました?(^_^;
ただし、油や醤油などの加工食品に関しては、「組換えられたDNA及びこれに由来するタンパク質が加工工程で除去・分解され、ひろく認められた最新の検出技術によっても検出不可能とされている加工食品については、遺伝子組換えに関する表示義務はない。」とされています。対して非組み換えの原料を使ったものは、「遺伝子組換えでない」と表記していいことになっています。私にとってはどちらも一緒ですが、気になる方にはここいらがポイントになるかもしれません。
なお、EUは更に厳しく検出されようが、されまいが、家畜飼料も含めすべて表示が義務づけられているそうです。

 

大豆の大生産地ブラジルも遺伝子組み換えです。日本、EUは大半が非組み換えを消費しています。いずれ日本やEUにとっては輸入が困難になる日が来そうな気がしますが。

 

20120131


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