思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

本を作る。

2011年11月04日 18時40分22秒 | Weblog
友人である自由人Oさんが昨年の四国・高野山・小豆島の歩き遍路を毎日ブログにアップしていた。

この65日間の顛末を本にする運びとなり、
彼はアップしていた多くの画像の取捨択一や携帯から長文を入力していたので、
誤字や句読点の打ち間違いなど校正に追われる数ヶ月だった。

それも終わり、ボンクラの手元にモノクロで出力した全165ページのゲラが届いた。

「直したつもりだけど目を通して欲しい」ページ数を見て一瞬たじろいでしまったが
彼が慣れない編集やら修正に多くの時間を費やしたことを思うと、
いい加減な校正は出来ないと思った。

そんな訳でこの数日は帰宅後に校正作業をしていた。

当初は誤字や脱字を見つけるくらいの気持ちだったが、
読み進むにつれ彼の文章に引き込まれていった。

遍路路からアップされる文章は毎日読んでいたし、連日のようにコメントを入れもした。
しかし通しで読むと、日々アップしていたものを読むのとは違う感慨が湧いてきた。

遍路を通してOさんの心根が変化していく様が伝わるのだ。
当たり前と言えば言えなくもないが、感謝や慈しみの感情が文字に投影されているのだ。

一日30k近く歩きかつ野宿遍路だからなのだろうか。
早春の3月から初夏の6月まで寒さに凍え、暑さに顎を出し、
危険な登山で遭難しかけたり、増水する川でデンジャラスな一夜を過ごしたり、
読んでいる我々が思わず彼の携帯に掛けて安否確認をしたことも思い出しながらの校正だった。

さらには各地の心優しい人たちとの交流にも彼の人柄が出ていて、
ボンクラじゃこのような人の厚意は受けられまい・・・なんて感じたりもした。

だから70冊の限定はもったいない。
素人編集、素人校正が終わると、彼が自ら楽しみながら70冊分を出力し製本する。

ボンクラにできることは書籍用紙を寄贈することくらいか。
どのような製本になるのか表紙はどうするのか外野席だが心配だ。

ボンクラも素人だが、本作りのプロは山ほどいるから教えを乞いながら、
Oさんに伝えることにしよう。


A4仕上がりで70冊フルカラー165pものだと、プロならいくらになるのだろう。
金額を聞いてみたいものだ。

ゲラを読んだが、出来上がったらもう一度読んでみようと思っている。



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (ks)
2011-11-05 10:59:21
ボンクラさんの友人のでしたら、製本くらいならしてあげるよ。
 (kI)
2011-11-07 12:37:06
同業につきお手伝い出来ないのが残念です。
良いものが出来る事を願ってます。
Unknown (ボンクラ)
2011-11-08 11:11:41
KS様ー出力までは彼がやり、製本70冊をお願いするとして金額はどのくらいになるでしょう。あとで教えてください。
Unknown (ボンクラ)
2011-11-08 11:22:33
KIさんお元気にしていますか。
公私ともにお忙しいことでしょうが、
お互い自らの足元を見て頑張りましょう。

Unknown (KI)
2011-11-08 23:07:11
元気にしております。
ボンクラさんもお元気の事と思います。
今年は一緒にラウンド出来ませんでしたので、是非来年はお願いします!
また情報交換致しましょう。

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