思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

砂漠とラクダ

2006年11月30日 13時36分50秒 | Weblog
我が家の居間に平山郁夫のリトが飾ってある。

新疆ウイグル自治区、トルファン近くに位置する
火焔山の裾野をラクダに乗った隊商が西へ向う図になる。

結婚30年になる女房が自分へのご褒美だと言い買った。
日頃わがまま放題の駄目亭主の行状を我慢してきた、
そんなけなげな自分へのプレゼントだそうだ。
確かに日頃は倹約に次ぐ倹約。なにしろ有るだけ使って
前借する浪費亭主だし、今月も前借分を踏み倒している。
「我慢している」と言われても反論の余地は無い。

前置きはともかくとして、自分もこのリトが大好きだ。
鉄分を多く含み酸化して火のように燃え立つような赤色
と言われる火焔山の色が少々セピアっぽい色使いだ。
しかしこれは本物に近い。またラクダもその鞍上の人物も
暑さで奪われる体力の消耗を最小限にするためだろうか、
うつむき加減で、ゆるりゆるりとトルファンめざし進む
がような描写だ。

また天空の太陽は、金箔か銀箔だろうか、白く輝くように
描かれ、タクラマカンの乾ききった大地に容赦なく降り注ぐ
日差しを迫力あるタッチで表現している。

近年、平山郁夫が描くラクダがいる構図の絵は、そのどれもが
ラクダを大きく描き、夕日か朝日をバックに隊商が行く様が多い

ど素人だが自分の好みとしては、ちょっと違和感がある。
だから節約女房が買ったこの絵は大いにお気に入りだ。

日に何度も目が行くが見飽きない。もうかなり前になるが
描かれた構図に近い場所で車を降り、路傍の標識「上海から
2000km」と重ね合わせて火焔山を見上げたことを思い出させて
くれる。

きっとこの絵は我が家の居間に飾り続ける。そんな気がする。




みじん切りのガリ

2006年11月29日 11時13分07秒 | Weblog
久しぶりに歯痛に悩まされた。

昨夜は寿司屋の親父に気遣いをされ
ガリをみじん切り、巻物は小さく
軟らかいネタを握ってもらい、そーっと
痛くない左側の歯で噛み、飲み込んだ。

この痛みがしばらく続くと痩せられると
冗談を言うと、「とんでもないこんな日に
酒を飲む事は大間違いだ」

早く切り上げて寝た方が良いよと、ここでも
気遣いを受けた。

仰せに従わず、その後一軒だけ寄って帰宅
した。

親父の気遣いには感謝、余り飲まなかったので
腫れもなくさわやかに目覚めることが出来た。

時間が取れたらいつものヤブ歯医者に診療して
もらおう。

なんでも鑑定団

2006年11月28日 19時07分45秒 | Weblog
TV番組で一番好きなのがこれ

何が面白いかと言うと、歴史的な考証を加え
物の価値が何であるのかを紐解いてくれるのが
好きなのだ。

そしてその値段はその物の好事家がどの程度いるのか、
人気度を加味して、価格が決められる。

作品を通して人物考証や時代考証を興味深く
聞いていると持ち込まれたものが、たとえ贋物でも
実に楽しい。また本物だろうと思っていたものが
一転観光土産用に作られたものと判って、持ち主
の落胆振りも面白い。

特に掛け軸は贋物が多く、二束三文になるケース
など、鑑定士の指摘を聞きながらじっくり見ると
なーるほどと思う。

大好きなのは絵画と焼き物、余り興味を覚えないのが
不当に高いと感じる玩具だ。

本日が放映日だが、これから夜の会合がある
残念ながら本日分は見ることが出来ない。

改善大会を終えて

2006年11月27日 18時00分22秒 | Weblog
金曜日に終えて3日ほどが経過した。

反省を踏まえて発表内容についてご出席のお客様から
忌憚の無いところをお聞かせ下さいとお願いして
ご意見を拝聴した。

5チームに共通して指摘があったことは、効果測定が
数値化されていなかったことだそうだ。

この改善がもたらす短縮時間とか、使うものの低減など
が数値化され、さらに数値化したものが数ヵ月後にどう
なったか、この部分が明確になって初めてQC活動の成果
と言える・・このようなアドバイスをいただいた。

効果の確認までは発表されたが、ではその事がどの位
業務に生かされ、時間や経費にどのような効果があったか
まさにその通りだと思った。大企業が営々と取り組み成果を
上げてきた改善のレベルは高い。

しかししかし私たちは今年で2度目の試みだ。
開き直りじゃないがこの先に今回満たされない部分を付加
してより良いものになれば良い、試行錯誤し工夫し、目的に
到達する方が楽しいじゃないか 高みはもう少し先にあるほうが
取り組み甲斐があるというものだ。負け惜しみじゃないが
真摯にお話を受け止めた上でそう思った。

この大会に携わった社員が終わってみて、今何を考えているか
その意識を無記名でO×式アンケートを取っている。

まだ結果を見ていないが、来年以降の取り組みに反映させる
つもりだ。全員が「もう止めてくれ」とならないことを
願っている。

極寒のゴルフ

2006年11月25日 11時14分22秒 | Weblog
23日勤労感謝の日に日頃の激務?を自ら慰労
するため・・誰が聞いても鼻で笑われそう

トライアスロンの仲間とゴルフへ行った。
なにしろ札幌は積雪状態で強風が吹き、ゴルフ
なぞできる訳がない気象だ。

早朝、「やめようよ」の電話が入ることを期待して
グズグズしていたが、まったく電話は鳴らない。

本当に馬鹿ばかりだと言うと、あんたもその一人
なんだから早く行きなさいと言われ、着替えを始めた。

千歳の気温はマイナス4℃だそうだ。 チタン入り下着と
Tシャツ 裏地フリースのハイネックその上にセーター
下は靴下2枚履き スキー用タイツ 厚地のパンツ

ダルマ状態で家を出る。途中拾った友人も同様のスタイル
車中で「出来るわけないじゃないかコーヒー飲んで
戻ってこよう」高速出口の千歳も真っ白、しかしたかだか
5k位しか離れていない、早北方面の曲がり角を過ぎると
なんと雪がない。 凍ってはいるが地面が出ている。

悪い予感がし始めた。近づくにつれ「これなら寒いだけで出来るよ」
絶対にこう言うだろうと確信に変わった。

案の定、もう二人はすでに到着していて「良かった雪がなくて」
と開口一番言われ、これで完全に諦めゴルフをする決意をした。

ロッカーでホカロンを腰、首筋、両方のポケットに貼り付け
着込んだ上から、ベストタイプと長袖の2枚のウインドーブレカー
を着て、両手グローブ、耳当ての付いた北海道仕様のキャップを
被り、スタート室へ「キャンセルが出ているのですぐに出れます」

アタリマエダノクラッカー こんな日に来る奴などいない、
それでも結構、同じような輩はいたが・・・

スタートホールはロング 凍てついたフェアーウエイをボール
が転がる、3打目のアプローチは Fで高い玉を打った。

ナイスショットでグリーンオン・・しかしグリーンが凍っていて
ゴロゴロ転がり、オーバーした。なにしろ転がる時に音がする
ゴロゴロ、ゴロゴロ 冷たくなった指先をホカロンで暖め

あと17ホールもあると長嘆息 しかし3ホール目位から
グリーンも溶け始め、寒さを我慢すると 出来るようになった

気の合う仲間と冗談を言いながら、「おつなもんだ極寒ゴルフも」
と和気藹々。 カートにはほとんど乗らずボールまで一目散に
走り、体も温まったのか羽織った物を脱ぎだす仲間もいる。

途中立ち寄った茶店の暖かさに、外の寒さを知る 
いやいや来たはずなのに、これなら来月も出来るかと考え始め
る愚かな自分。まったく困った性分。

マァーきっとこれが今年最後のゴルフでしょう。
おおいに楽しい一日となった。ちなみに風邪など無縁で元気です。