思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

ゲンを担ぐ

2007年03月31日 12時22分57秒 | Weblog
開高健は釣行の際必ずラッキーストライクを携帯し吸っていた。
また釣れない状態 俗にボウズになる これを嫌い強力無比?
の養毛剤も持参した。釣果が薄い これを阻止するマジナイだ。

靴下や靴を履く順序を決めている人 ラッキーカラーや数字
にこだわる人 さまざまなゲン担ぎがあるだろう。

自分も何かを決めなければいけない時は、どうも日付に
執着するようだ。そんな悠長な時間がないときでも
自分のゲン担ぎの数字にこだわってしまう。

頭の構造が論理的じゃないので、確固たる信念だったものが
すぐ揺らいでしまう。でも今まで何かに決めなければならない
決断をしながら、ヨロヨロ経営者を続けてきた。
こだわりもあながち間違いではないだろう。

この先もたぶん変わらないはずだ。
勿論この日付や数字は自分の胸の中からは出ない。

上手くいった事のほうが圧倒的に少ないが・・・

冬囲い

2007年03月30日 16時39分38秒 | Weblog
昨日、今日の午前中は穏やかな日和だった。

この調子なら荒縄で縛っただけだが冬囲いを明日の土曜日に
でも取ろう・・こう思って外出したが、なんと
なんと写真には写っていないが帰社しこの写真を撮っている時
ミゾレ混じりの雨に変わった。

東京は23℃で桜も満開だと言うのに、天気予報では明日夜に
また雪が降るという。

やはり札幌は4月の声を聞いてから衣替えの土地柄だ。
日差しに誘われてフラィングすると樹木が雪の下になる。

明日で3月も終了する。おかげさまで概ね繁忙期らしい
過ごし方をさせていただいた。また現在は印刷会社が
多くの受注を抱えかなり忙しいと聞いている。
選挙がある年は忙しい この定説が生きているようだ。

来月は年度初め、転出転入 入学 入社など人の移動も
活発な特異な月。新しい衣に着替える時期
言うなら活性促進の月でもある。

わが社も社内の体制を見直してちょうど一年が来る。
手前味噌だが、ガバガバな背広に身の丈が合ってきた
ようにも思える。毎週火曜日の昼休みを利用して30分間
の主任、係長研修を始めて3回目。計8回の予定だが
これが終わるのが5月。桜が咲く頃だな、きっとまた
少しだろうが・・・(大いに変わってもらいたいと念じて
いるけれど)変化の兆しが見えるかもしれない。

年度末

2007年03月28日 17時37分14秒 | Weblog
ロングランで手がけさせて頂いた仕事が本日で終了した。
年度末のこの時期、我々の業種は受注残を抱えてそれなりに
忙しい時期だ。
年間を通してみると唯一の繁忙期なのかもしれない

さて来月4月は? 貧乏性なのでもう心配している。
ちょっとホットする時間を持っても良いが、一枚一枚仕上げて
いくらの仕事だから、大きな貯金は所詮無理と言うもの
貧乏性になるのも致し方なしだろう。

今日の印刷組合の会合で、札幌市広報誌が Fプリントさんで
落札されたことが話題になった。落札額が三億を越え、印刷物
ではダントツの金額となる。昨年はS製版さんその前は長くSS
印刷さんが受注されていた。

将来的に広報誌の部数を減じる予定だと聞く、しかしパブリック
サービスである以上、ネットで検索してくださいとか、区役所に
お出かけ下って持ち帰りください。等とは言えないと思う。

町内会の組織に頼り配布されているシステムが将来的になくなる
とも思えない。我々男は余り読むこともないだろうが、市の企画
立案をチエックしたり、生活面での行政サービスの確認には
欠かせない広報誌なのだから、ネット上の情報公開だけでは
済まされないだろう。パソコンの普及率をにらんでいるだろうが
紙に落とした情報は利便性の観点からも継続すべきだと思う。

さて市の印刷物物件は草刈場で、価格のたたき合いに終始し入札業者
の登録を辞めるところも出てきている。道も然りだ。

歳入不足で限られた金額しかないことも充分承知をしているが
入札業者が勝手に叩き合っているのだから当局は感知せずだし
血税を無駄にはできない。 この論理は一見正論のようだが
地域振興も行政の仕事である。ならば積算額の70パーセント
程度の足きり価格を設け、受注した各社がギリギリいや利益
の出ないほどの価格で骨身を削りあい、苦しい経営の隘路に
追い込まれている現状に行政の施策が機能しても良いのだは
ないか。

用紙や諸資材の値上がりすら転嫁できない、ましてや前年を
下回る見積もりが当たり前の官公需物件。
出荷額では食品業についで第二位の印刷業だ。当然携わる人数
も多い。しいては適正価格が市民税増収につながるじゃないか。

一業界のエゴだとは思わない。昔は随分乱暴な見積もりも
横行したようだし、印刷業界が反省すべき点も多々あるが
利益率低下で存続が危ぶまれる危機に瀕している会社も
かなり出てくる可能性をはらんでいる。

行き過ぎた淘汰にならぬようシステムの見直しを考えてもらいたい。


カンブリア宮殿

2007年03月27日 16時11分28秒 | Weblog
昨夜カンブリア宮殿を見た。
村上龍がコーディネターを務め各分野の一流エンターテイメントに
インタビューをし彼らの成功の所以に迫る番組だ。

昨夜は三鷹光学?だったかな この社長が出演されていた。ともかく
全編で語られる社長の言葉が心に響いた。
曰く「神経質な人を採用する」「箸の使い方で器用さが判る」
「5枚の紙を渡して対象をスケッチさせるが、一枚を丹念に書き
それのみを提出する人は創意工夫をする力に欠ける」
「書き直しを厭わず5枚を使い切るような人が欲しい人材だ」
思わず座りなおしてしまった。穏やかな口調だが信念に溢れているのだ。

レンズ磨きや脳外科で手術に用いる顕微鏡など繊細な加工技術を
要する仕事、そしてその人を選ぶ基準の独自性に唸った。

わが社でも採用の折には封筒の展開図を描かせたり、ハサミを
渡してその図を切り抜かせたりして、器用さや素早さを見るが
その人の本質まで見えてくる、このユニークな試験は模倣する
価値があると思った。

物つくりの本質は素直に教えを請い、試行錯誤して創意工夫し、
本質的に人の役に立ちたいと強く思える心を持つ。
こんな人をどう育てるかだとおっしゃっていた。

自らスケッチを起こし工具を持ち、70歳を越えてもかくしゃくと
バイヤーと折衝したり、こんなものが出来たら沢山の人を救える
とたゆみない努力をする。職種も違うし能力は足元にも及ばないが
自分もそんな人になりたい こう思った。

この会社の社員の半数は天文少年だった人たちだそうだ。
この点が唯一の共通点だ。自分も小学生の頃中島公園に
ある天文台によく行っていた、将来は天文学者になりたいとも
思った時期がある。当然数学的な思考回路がないのでもろくも
潰えたのは言うまでもないが・・でもそんな夢を持った集団なら
なにか素晴らしいことをしそうだな。

愛犬

2007年03月26日 15時19分46秒 | Weblog
我が家の愛犬は安直な名付けでシュナと言う
種類はミニチュアシュナナウザーでそこから拝借してシュナ

自分が帰宅すると女房の「お帰り」は乾いた出迎えの言葉
シュナは「いったい何をしていたの、私寂しかった」と
言うが如く、熱烈歓迎モードで迎えてくれる。

しかしシュナは飼い主の主体は女房である事を自覚してもいる
だから僕の帰宅は同居人が遅くに戻った程度のこと。

そのシュナが昨晩娘のもとから帰ってきた女房に取った態度は
驚くべきものがあった。走り回るでもない喜びのほえ声をあげる
でもなし、尻尾を下げてにじり寄るのみなのだ。その後は自分の
ハウスに引きこもり。

4日間放置されて(息子と自分がちゃんと代行して面倒見たのだが)
すねていじけているとしか思えないのだ。

余りの態度に自分は大笑い。ワイフは無視されて「なにこの犬、
コンビニへちょっと出かけて帰ってきた時のほうが喜んでいる」
4日会えなくてさぞかし歓迎してくれる・・予定が無視され両者
険悪な空気?

楽しい見ものだった。 結びつきが強ければ強いほど、犬も寂寥
感が募るものらしい。寂しさの裏返しにスネル心が芽生える。
家族の一員として暮らすシュナのストレートな感情表現に、
愛くるしさを感じたひと時だった。 さて今晩帰ったら両者
打ち解けているだろうか、冷ややかならもう一回笑えるな。