思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

紙の歴史

2008年11月29日 11時20分09秒 | Weblog
10日くらい前から紙が如何にして作られ改良されたか・・こいつを読んでいる。
結構分厚い本で就寝時の読書にすると、読んでいる途中で寝入ってしまい確実に
顔の上に落としてしまう。よって朝の歯磨き時に少しずつページを進めている。

宦官の一人が麻の繊維を利用して平易に使える紙に改良した。しかしそれ以前
から木の繊維を晒して原始的な紙を製造する一族郎党がいたらしい。水に繊維を
晒す際にアカギレやシモヤケになる。一種の脂で手に皮膜をつくる術をこの一族は
持っていて、これが紙生産を安定的なものにした。若干眉唾臭いかも

木簡や竹、重たいが粘土板など文字を記載する手段は色々有ったが、収納性や
軽さ軽便製において紙に敵う手段はない。

文明の伝播は紙の改良が加速したとも言える。但し保存性という意味では紙は
脆い。現存している紙の大多数は新疆ウイグル自治区の砂漠地帯から発見され
高温多湿な地域からは出ていない。敦煌から大量の経典が発見されたのも頷ける。

そうしてシルクロードを経てヨーロッパにも伝わり、中世ヨーロッパ文化の開花に貢献した。
古代エジプトのパピルスもあるが本来は紙というより織物に近い出来上がりで、
紙の持つ概念とは違っていた。

紙があればこそグーテンベルグが葡萄の搾り機を応用した印刷機を発明した。話しが
飛びすぎるブログになっちまったがボンクラの仕事に密接した「紙」だけに面白い。

この分厚い本を読み終えるには朝の歯磨き時間だけじゃ、遅々として進まないが
興味を持って読むことが出来るので年内には読破の予定だ。

陳舜臣 「紙の道」ペーパロード

日馬富士

2008年11月28日 18時24分23秒 | Weblog
安馬の四股名で慣れ親しんだせいだろう、今ひとつぴんと来ない。
モンゴルでは「馬」は生活とは切り離せない。故にめでたい文字
富士は師匠の四股名から頂いたそうだ。日は輪廻だろうか、それとも
力強く昇る朝陽の如くなのだろうか。

彼の相撲を見て千代の富士のイメージをダブらせていた。軽量小兵の千代の富士は
大関・横綱になる前、大きな相手にも真正面からぶつかりがっぷり四つであごが
上がって完敗しても、自分の相撲のスタイルを変えなかった。

軽量小兵の安馬も目指すは千代の富士の相撲だろう。もしくは朝青龍のスタイルか
どちらにしても今後も大型力士を小気味良くなぎ倒す相撲を見せてくれることに
期待したい。

図抜けた身体能力を持つモンゴルの人が大相撲に入ってくる。それも人数制限
されているから潜在能力の高い人のみがスカウトされるのだから、大相撲の頂点
を彼らが占めることはある意味当然の結果でもある。

白鵬は朝青龍バッシングを横目で見て、格式や伝統を重んじる日本人に好まれる
立ち振る舞いを身に付けた。果たして安馬はどのように自分を律するだろう。

強くなり大相撲の屋台骨を支えている自覚を持った時にどうするだろうか。
余り優等生じゃ面白くないな。奔放で優雅な力士になってもらいたいと思う。

従順で規則を守る相撲取りにはなるな。ボンクラはこう思う。

だから朝青龍には復活してもらいたい。怪我で稽古不足なら初場所を休場
したって構わないじゃないか。不敵な笑い顔を是非見たい。

柔よく剛を征し、小よく大を征す。体重制限のない大相撲と言う格闘技の醍醐味
はここにある。格式やたち振る舞いは時間の経過で身につくものだろう。
しかし朝青龍も相撲の世界では晩年が近いから・・でももう一花の場は作って
やるべきだ。



絞込み

2008年11月27日 17時56分00秒 | Weblog
手広く設備を持ちどのような仕様にもお応えできる会社と
考え抜き絞り込んだ分野の仕事に特化する会社だとどちらの持続力が強いだろう。

需要が潤沢にあれば当然前者に分があるが、絶対量が減ると手を広げた分設備投資
人件費が重荷になる。

後者は考え抜いての選択であるから、派生する諸々のアイディアが活かせる、言うなら
お客様にとっての便利を提供できる可能性が高い。また特化したことにより次の
商品が生まれる確率も上がる。

今日来社された企業は絞り込んだ分野に特化して、関連商品のラインナップを充実させ
営業展開をしている会社だった。

会社案内をめくると最初に飛び込んでくるのが企業コンセプトだった。さてわが社は
HPを会社案内代わりにしている。であるならもう少し具体的な表現で何を目的に
しているのか判りやすく記述すべきなのだろう。ブランドと言い得る特徴は
あるのか、ここを深く考えなければ表現できない。

とても勉強になった。何をしたいか、何に役立ちたいか。常日頃、数字に追われて
あるべきはずの大切な概念が希薄になっている。大いに反省しているところだ。
独自性と持続力のある会社になりたい。

サラ川から久しぶりに一句
「耐えに堪えまた耐え抜けば職場絶え」  苦節三十年

境遇、環境を変えなければ耐えるだけになるものなぁ・・

2008年11月26日 20時40分44秒 | Weblog
昨夜のWBSを見て驚いてしまった。グーグルが提唱しているクラウドシステムの仕組みに
目を瞠った。

今我々が使っているメールはデーターを圧縮しても、送ることができる容量に制限が
あり、分割して送ることで対応している。

このクラウドシステムを使うと大容量のデーターも瞬時に送ることができ、しかもサーバーの
キャパを考えなくても良いのだそうだ。自社に何台ものサーバーを用意しなくとも
不特定多数のサーバーにデーターを保存できるらしい。よって大切なことは検索の
システムをいかに構築するか、これさえ確立出来るととデーターを呼び出し処理に
入ることが出来るそうだ。

実際にこの「雲」を利用しているのが、北海道のコープで「トドック」と言う
宅配用システムをこのクラウドで運用している。

消費者がPC上で商品をクリックすると産地も表示され、安全安心を確認した上で
購入が出来る。自社サーバーでこれをやるとウィルスなどの防御や膨大なデーター量で
大容量サーバーを何台も設置しなければならない。

個人情報漏洩や借りたサーバーにトラブルなどないのだろうか、しかしコープが採用
しているのだから、相当セキュリティーの高いシステムなのだろう。

やはりグーグルは凄いことを考えるものだ。我々が使っているPCは単なる
端末機でデーターの備蓄や高価なソフトは、借りちまうわけだからな。

データー備蓄はともかく、我々がすぐにでも使えるのは大容量データーの受送信だ。
今日は何も調べることが出来なかったが、明日でも検索してみよう。

メールにデーターを溜め込みすぎてパンクさせ青くなった経験があるだけに
こいつが使えるならすぐにでも取り組みたいものだ。

これはもう皆が知っている情報なのだろうか、だとするとかなり情けないが
後れを取らぬよう勉強しなければ・・

寒い

2008年11月25日 17時00分36秒 | Weblog
給料日前で懐が寒いのは致し方ないが、今日はおそらくプラス気温じゃぁない
随分と冷え込んで12月下旬の気温じゃないだろうか。なんでも-20℃以下の
気温を記録した地点もあり平成に入ってから11月中にこの気温になるのは
初めてのことだ。今年は厳冬になりそうだ。

太陽の黒点活動が不活性な状態だそうだ。黒点が減ると太陽から発せられるエネルギー
が減り、当然の事として地球が受ける熱量が減り寒冷化する。今がその状態らしい

こんな時に新型鳥インフルエンザが変異して人間に感染するような事態だけは勘弁願い
たいものだ。危機管理マニュアルが公表され、いつ猛威をふるい始めてもおかしくない
状況らしい。生産体制が機能しなくなる想定も考えねばならないのだろうか。
手洗い・うがいに加えて衣服の消毒、洗髪が必要。これを社内で周知徹底する
のは難しい。願わくは新型の対応したワクチンの早期開発と備蓄だろう。

さて、道民一人当たりが使うエネルギーの総量は日本人平均の1.3倍だそうだ。
寒冷地であること交通アクセスの問題もあるだろう。どちらにしても我々はもう少し
抑制した生活を送るべきなのかもしれないな。寒さ。暑さ両方の耐性が一番低い
のが道民のような気がする。
エネルギー効率を見直すと共にウォームビズに徹する気概も必要なのだろう。
でも室温を18℃以下にするのはとても辛い。凍てつく寒さから開放され暖をとる事
はシバレ上がった体と心が開放される唯一の手段だものなぁ。

11月最終週だ。すでに息切れ徴候は月中から出ており、今週も厳しい受注
内容になる。ここにきて見積もりご依頼数はそこそこあるが、ヒット率はどう
だろうか、ここから暮れまでの一ヶ月少々は毎年苦労する時期になる。

なにも例年通りにならなくとも良いのだが、傾向は変わらずのようだ。