出勤時に聞くラジオ番組はNHKだ。
若い頃は、どうして年長者はNHKを視聴するのだろうかと思ったものだ。
しかし低めの声のトーンや話のスピードが耳に優しく、
今やボンクラはNHKのファンになってしまった。
まさに年長者世代なのだな。
そんな訳で今朝もNHKラジオを聴いていた。
短いコーナーだが「今日は何の日」がある。
過去の同日に起きたシンボリックな出来事を紹介するのだ。
1969年6月29日に新宿西口駅舎でフォークソング集会があり、
7200名が集ったと実に短くコメントされた。
ボンクラは上京して三ヶ月で、多少一人暮らしにも慣れ始めた頃で、
西口で集会があることもしっていた。
もう少し「何でも見てやろう」の野次馬根性があれば参加していただろう。
せん無いことだが行かなかった事は失敗だった。
このコーナーでは西口フォークゲリラ集会が機動隊に弾圧され、
都が条例を改訂して、公共の場で自然発生的な集会を開けなくなったことには触れていなかった。
その時代の空気を吸っていた一人としては、
実体験出来たことをむざむざ逃した無念さを今更ながら感じる。
1968年から1970年までは騒然とした時代だった。
もっとも多感な時期だったから尚のこと鮮烈な印象を持っている。
その後はアルバイトに明け暮れ学業放棄でドロップアウト、
留年を繰り返したが、その事実は母のところで止まっていた。
何も知らない親父の一言が忘れられない。
「ヒトシ(ボンクラの名前です)就職はどうするんだ」
そう言われた時は3回目の2年生で、放校寸前だった。
何も知らない親父は驚いた事だろう。
真面目に学業に励んでいると思った息子がアルバイトに現をぬかし遊び呆けていあたのだから。
でも一言「そうか、卒業は先なのか」
馬鹿息子でもこの一言は堪えた。
親父を驚愕させたことはこの他にも幾つかあるが、
その度にさぞや気落ちしたのだろうと思う。
6月26日に二十三回忌を行ったが、心配をかけた事を改めて詫びた。
また横道にそれてしまった。
若い頃は、どうして年長者はNHKを視聴するのだろうかと思ったものだ。
しかし低めの声のトーンや話のスピードが耳に優しく、
今やボンクラはNHKのファンになってしまった。
まさに年長者世代なのだな。
そんな訳で今朝もNHKラジオを聴いていた。
短いコーナーだが「今日は何の日」がある。
過去の同日に起きたシンボリックな出来事を紹介するのだ。
1969年6月29日に新宿西口駅舎でフォークソング集会があり、
7200名が集ったと実に短くコメントされた。
ボンクラは上京して三ヶ月で、多少一人暮らしにも慣れ始めた頃で、
西口で集会があることもしっていた。
もう少し「何でも見てやろう」の野次馬根性があれば参加していただろう。
せん無いことだが行かなかった事は失敗だった。
このコーナーでは西口フォークゲリラ集会が機動隊に弾圧され、
都が条例を改訂して、公共の場で自然発生的な集会を開けなくなったことには触れていなかった。
その時代の空気を吸っていた一人としては、
実体験出来たことをむざむざ逃した無念さを今更ながら感じる。
1968年から1970年までは騒然とした時代だった。
もっとも多感な時期だったから尚のこと鮮烈な印象を持っている。
その後はアルバイトに明け暮れ学業放棄でドロップアウト、
留年を繰り返したが、その事実は母のところで止まっていた。
何も知らない親父の一言が忘れられない。
「ヒトシ(ボンクラの名前です)就職はどうするんだ」
そう言われた時は3回目の2年生で、放校寸前だった。
何も知らない親父は驚いた事だろう。
真面目に学業に励んでいると思った息子がアルバイトに現をぬかし遊び呆けていあたのだから。
でも一言「そうか、卒業は先なのか」
馬鹿息子でもこの一言は堪えた。
親父を驚愕させたことはこの他にも幾つかあるが、
その度にさぞや気落ちしたのだろうと思う。
6月26日に二十三回忌を行ったが、心配をかけた事を改めて詫びた。
また横道にそれてしまった。