我が家には一鉢だけサボテンがある。
娘が小学5年生の時に近くのスーパーで買ったものだそうだ。
まぁよくあることだが、世話は山の神の仕事となり今日に至っている。
小指の先ほどのサボテンはこの18年ほどの間に数回の鉢変えをし
なんともはや巨大化し、ただただずんぐりむっくりの愛想のない佇まいなのだ。
昨年は根本に近い部分からコブが出来て、
サボテン本体はそれが煩わしいのか反対側に傾いたままだ。
そうして娘夫婦がタイ・チェンマイに生活の場を移すことになり、
先週土曜日に日本を離れたのだが、
なんとその前後にこのサボテンの上部にぐるりと一周花芽をもち始めたではないか。
ピンク色の花芽の一つが昨日開花した。とても可憐で愛らしい花だ。
単なる偶然でしかないのだが、
我が家では離日した娘夫婦にとっての「慶事」と思っている。
多くの花芽が咲くと、それはそれは華やかだろう。
そんな訳で荒野の愛想なしサボテンが、
18年の歳月を経て、今我が家の耳目を集めている。
その花を見て思うのだが、ボンクラは父親としての役割を果たせぬまま、
子ども達は知らぬ間に生長した訳だ。
山の神に感謝するばかりだ。
大切に読みました。
毒々しい花だったらどうしよう・・・と心配していましたが、
ピンクの可憐な花、とても素敵だね。
チェンマイでは「お父さん、お母さん、ありがとう花」と
解釈しています。
札幌がすっかり寒くなる頃、チェンマイはベストシーズンです。
いつでも遊びにきてね。
私たちは新しい土地の刺激を受けながら、
日々元気に幸せに生活しています!!
心からの感謝と愛を込めて!!
目に入れても痛くない愛娘より
元気で暮らしているようで安心しました。
サボテンは昨日で12個が開花しています。狭い範囲に花芽を持ったので「押し競饅頭」のようですよ。