思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

バードテーブル

2011年12月27日 18時52分53秒 | Weblog


この冬に入ってから我が家は野鳥観察にのめり込んでいる。
昨冬はカラスが入れないような屋根を工夫して設け(勿論山の神の手による)
ヒヨドリ用の林檎のみを置き、つがいのヒヨドリの姿を楽しんでいた。

今年も美味しそうな林檎を用意したのだが、他に餌場を開拓したようで飛来してくれない。

ならばと新しいバードテーブルを手作りで(我が家には便利な女棟梁がいる)こしらえ、
当初はパンくずや残ったご飯・生米などで餌付けを始めた。

いくらか雀が集まりだしたが、数羽程度だ。
そこでホームセンターへ走り野鳥の餌を購入した。
雑穀にひまわりの種などが入っているタイプだ。

この辺りから様相が一変し始めた。
数羽程度からピーク時には40羽もの雀が集まり始めたのだ。
また、ひまわりの種を好物とする四十雀も来るようになった。



先日の寒波で淘汰されたのか今は多くて三十数羽に減ったが、
庭の紅葉や松に集合して、既設のテーブルと増設したバードテーブル(これはホームセンターで購入
したカラフルなスゥエーデンハウス風)に舞い降り一心についばんでいる。

しかし雀はなんと臆病なことか。
カラスや猫の気配を感じると一目散に木々へ非難それだけではない、
風の音にも反応して臆病なことこの上ない。

更には増設した餌場に近寄ろうともしない。
それに引き換えつがいで行動する四十雀は好奇心旺盛で、
自分達の好物であるひまわりの種がどこにあるのかを枝から観察し、
全ての餌場を把握した上で食べ始める。

種を咥えて紅葉に戻り、器用に種を割って食べるのだ。

その仕草の愛らしさに魅了されている。
ボンクラは休みの日だけだが、山の神は毎日早朝から日没間際まで餌を補給して、見入っているようだ。

ここ数日は積雪もあるので、バードテーブル周りの除雪もしているようだ。

曰く「積雪状態だと雀が埋まってしまいそう」

街中では雀が激減している。
賢く雑食性のカラスばかりが目に付き雀の減少が気にかかっていたが、
我がバードテーブルで30羽近くの雀とつがいの四十雀が越冬できたらこんなに嬉しい事はない。

しかしネットの情報では、北海道の雀の寿命は一年半程度らしい。余りにも短すぎる。
過酷な自然環境を考えると越冬を果たせない個が多いのだろう。

自然界の生き物に給餌以外の手助けはご法度だろうが、
寒さの厳しい日など身を寄せ合って寒気を防いでいるのだろうか。

たくさん食べ脂肪をつけて、この冬を乗り切ってもらいたいものだ。

ダンボールの値上げ

2011年12月10日 12時29分33秒 | Weblog
ダンボールの値上げで若干逆上気味。

わが社では13種のサイズ゛別ダンボール箱を使っている。

6年ほど前から白箱から通常ダンボール箱に切り替え、
コストダウンを図ったがそれほどの節約にはならなかった。

経費節減もあったが通常ダンボールに切り替えたのは返品された箱の汚れが著しく、
大げさなようだか衝撃を受けた。

白ホボールを用いたのは差別化を図る目的で始めたのだが、
配送途上であんなに汚れちゃ中の封筒品質にも響きかねないとの思いもあった。

さて、本題を外した長い枕だったが、このダンボールの値上げ通知を受けた。

12月21日からの注文分から上がるとのことだ。
すでに11月中旬に値上げの可能性を示唆され通知文を受け取ってはいたので、
驚きはなかったが、額の筋が深くなってしまった。

例によって原燃料の高騰が主要因で、平均で10%をかなり超える要請だった。
前にも書いたが現在の円高を考えると本当に値上げが必要なのかとの思いで腹立たしい限りだ。

承服できる話じゃないが、ボンクラの口からは「なんとかもう少し抑えてよ」
この辺りがなんとも情けない。

この秋の洋紙・板紙の値上げに関して聞こえてくるのは
大消費地東京・大阪は弱含みで、値上げと息巻いて拳を上げた代理店や卸商は
自らの手の持って行き所に困っているという情報だ。

これじゃ前回3年前と同じで地方の価格だけが上がり、一層格差が増すばかりだ。

このような事を繰り返していると、地方の情報を支えている印刷産業が衰退するばかりだ。

値上げの御旗を降ろすなら、値上がりした地方の価格を修正して欲しいが。
それはあり得ない。

一物多価で不透明構造な紙市場は今後も続くのだろうし、値上げその物の足並みも揃わない。
この不公正感を払拭できなければ我々の不満はつのるばかりだ。

そうしてこの秋の値上げを諾とした我々の手段は交渉で上げ幅の縮小をどこまで図る事ができたか、
更には値上がり前の駆け込み購入くらいだ。

さてインク・洋紙・ダンボールなど緒資材の値上げ後に、我々は価格に転嫁しているだろうか?

であれば問題はないが、
印刷物需要の減少傾向に歯止めがかからない現状ではコスト上昇分全ては無理。

こんな嘆きを書いていても出口が見えない。

不公正な値上げを糾弾する手段は全国各地の情報開示だろう。
幾つかある組合相互の情報交換とその開示を急いで欲しいものだ。

個が集になってパワーになるし、即応する情報はパワーだ。パワーは行動の原点にもなる。
淡い期待をこめて願っているが、売買契約は個々に結ぶものだから・・
問題の解決にはならないだろう。
しかし流通の変化への糸口と言うか突破口にはなるように思う。

そうして自分達の売り物の価値を棚に上げての話になるが、
何時までも安いことが受注に繋がると言う固定概念に囚われていると、
本当に抜き差しならぬ状況を招くことになる。

それは印刷メディアのみならず他産業も直面している問題で、
なかでも大多数を占める中小零細企業はコストダウンに血道を上げざるを得ない。

素材価格が上がっているのにデフレ状態が続く、
この矛盾を抜本的に克服しなければ黒雲は垂れ込めるばかりだ。

仕事に結び付けるHow toは色々とあるだろうし、
本当に社会から必要とされているのかも自問しなければならいだろうが、
安価な提供を是とする風潮の打破こそが横たわる不況と言う問題を解きほぐす第一歩だと思う。

思いつき付け焼刃な内容で起承転結に欠けるなぁ。