コマイ(氷下魚)
- Eleginus gracilis (Tilesius,1810) -
氷下魚・・・・・・、ロマンチックな名前ですね !
もちろん、こまい の事です。
こういう俗称、地方名というのは、とても興味深いです。
氷下魚の中華スープ
寒風干し、上乾の氷下魚を水に浸け二日間掛けて戻しました。
その出汁の染み出た戻し水と、魚肉を煮込み、今日はスープを造りました。
大蒜と生姜、そして屑野菜を煮込んで造った野菜コンソメで合わせてます。
具材は、三種類の茸。
ハタケシメジ、アラゲキクラゲ 、干し椎茸です。
アラゲキクラゲは、これといった出汁は出ず、ハタケシメジも出汁的には弱いので、
強烈な出汁の出る干し椎茸が風味、味覚に大活躍しています。
最終的には、半練りのウェイパーで味覚を調え、仕上げに胡麻油をポチっと注入ね。
ウェイパーが入ると一気に中華味になるから不思議。
お手軽中華の隠し味です。( 人は、これを「手抜き」と呼ぶ......。 )
氷下魚の魚肉は、戻して煮込んでも、それほど柔らかくはないけど、味わい深くステキな味覚です。
氷下魚は、炙ってトンカチで砕いて酒肴が定番ですが、こうした煮干し的使い方も粋なものです。
何しろ、タラ属特有の素晴らしい風味が出るので、この手の風味が好きな人には堪りません !
氷下魚の寒風干しは、汁物、煮物などに大活躍させたい、そんな逸品だと思います。
飛魚2尾と宗八4枚、それと槍烏賊5ハイ買って来た。飛魚は今日と明日の肴だね。宗八は干して家族の胃袋へ収まる予定。
今日のスープは旨そうだね。コマイの風味と茸だからかなり良い感じに仕上がっただろうな。
ところでコシアブラは、うちの方でも採れて、結構好きなんだよね。姫も言ってるように、
このくらいエグ味がないと山菜らしくないよな。うちの方では山菜蕎麦に使う事が多いかな。
今日の中華スープは、落ち着いてくつろげる感じて、
とても美味しそうです。
乾コマイと茸の風味がこちらまで伝わってくるようです。
我が家は毎朝何かしらスープを必ず食卓に乗せています。
以前は、野菜の摺り卸しスープが多かったですが、
最近は中華系が増えてきました。
ウェイパーも時々使っています。
鶲さんが書かれているように、
これが入ると一気に中華味に変身しますね。
お魚と茸のスープは私もマスターしたい組み合わせです。
こんな感じもトライしてみようと思います。
お刺身やアクアパッツァなども楽しみですが
こうした渋く、シックなお料理もどんどんアップして頂けると嬉しいです。
パパ、一週間お仕事お疲れ様~。
宗八は暫く食べてないなぁ、魚屋に大小沢山入荷しているし
はるさんところでも、どっかり沢山釣れたみたいだし
久しぶりに買ってみるかな。。
しかし、滑りと臭さが強烈なんだよね。(* * !
干して焼くと抜群に美味しんだけど、少し腰が引けるの。。
わたしのスープは、野菜のポタージュが多いんです。
今回みたいのは、少し珍しいかな。
とてもシンプルなんだけど、こまいの深みのある出汁がとても美味しかったです。
こんな良い風味と出汁なら毎日でも味わいたい感じだったわ。
「氷下魚」と書いて、“コマイ”と呼ぶなど、日本語の奥深さを今回も学ばせていただきました。生活に根ざした読み方なのでしょうね。
さて、
気付くのが遅くなり申し訳ありませんが、御ブログのブックマークに入れていただき、ありがとうございます。当方は、いろいろな理由から、ブックマークをしていないので、大変申し訳ありません。
一つ前のコシアブラの画像も、繊細なヒゲにフォーカスが合っていて感心しました。焦点深度を浅く設定しながら、繊細なヒゲが光の加減もよく、出ています。
実は、コシアブラはふだんは某蕎麦屋(長野県和田村)で1年に数回、天ぷらで食べるだけで、細かいヒゲの存在に気が付いていませんでした。
この和田峠近くの道の駅で、天然のコシアブラを販売している時は買い求めますが、期間がかなり限られます。
7~8年前に一度、長野県飯山市のブナ林の端で、地元の方にコシアブラの木を教えていただき、先端部の新芽を採っていただきました。
コシアブラの木はしなやかな木で、地元の方が上るとかなりしなりました。枝の先端部分しか採取しないので、意外と大変そうでした。
今回、天然のコシアブラが埼玉県で販売されていることを初めて知りました。日本の流通システムも大したものです。
ブログの中身と同様に、ヒタキファミリーの熱烈コメンテーターの方々との応対を楽しんでいます。
BMは、勝手に登録してしまい申し訳ありません。コメントを頂いた時にお話ししようかと思ってたの。
この春は、山菜を友人や親戚などから頂く事が多くて、自分でも入手できるのは買ったりして沢山味わってます。
これを機会に、ありふれた食材もそれなりの写真を残しておこうと思いコツコツ撮りためてます。
今は、少し体調に自信が無いのでヒトリシズカさんのように野山を精力的に散策できずにいるので、
入手できるお魚や野菜を撮影するのを楽しんでます。
いずれ、自分なりの食材の写真データベースのようなものを作りたいと昨年秋ころから考えてはいます。
でも、魚類は、しっかり学術名まで特定できるのですが、野菜類は素人では難しすぎますね。
色々な掛け合わせや、品種改良があって、ベースの種類の特定すら悩んでしまいます....。
ぼちぼち勉強しながら何とかやっていきたいです。
お気付きの点とかありましたら、教えてくださいね。お願いしま~す。