オニオコゼ
- Inimicus japonicus (Cuvier,1829) -
季節の移ろいは早いものですねぇ。
特に今年は、桜が咲くのも、梅雨入りも、例年よりかなり早かったしね....。
ぼやぼやしてたら、もう夏がすぐそこまで迫って来ました。
夏のお魚というと、イシダイ、そしてオニオコゼ。わたしはそんなイメージを抱いてます。
今日は、そのオニオコゼの登場です !
「家庭料理」にランキングされるブログとは思えない強烈なビジュアルですねぇ。。
しかも、クローズアップで、 これでどうだ って感じの写真を貼っちゃいましょう。(^。^)/
オニオコゼは色々な色が存在しますが、魚屋さんや、魚マニアの中では、赤が最上級という評価があるんです。
赤が味覚が一番良いと言い切る人もいるくらいなんですが、ホントなんでしょうか?
ナマコは赤、青、黒に明らかな食感・味覚の違いが指摘されますが、オニオコゼはどうなんでしょうか?
( ナマコは、赤、青、黒とあっても学術的な種類としては [マナマコ] 一種類のみです。オニオコゼも一種類。 )
わたし的にはオニオコゼの色により味覚差を感じ取れるほどの舌は持ってません。
赤は一番目立つ色だし、派手で売り易いので、業界内で「赤が最上級」みたいな神話がカタチ作られて行ったような気がします。
一種の「 都市伝説 」 だとわたしはみているのですが、どうなんでしょうかねぇ ?
オニオコゼは、こんな醜い姿だけど、立派な高級魚なんですよ。
値段もなかなか高価だし、海鮮割烹などでも驚くような価格のお料理がメニューに乗ります。
今回は、大きなのから小さいのまで30尾ほど詰まったトロ箱の中から、二尾を摘まみだし拉致してきました。
とびきり赤い見事なのも一尾ゲット。もう一尾は、臙脂色です。
今回は姿揚げがしたかったので、やや小振りな二尾にしました。
歩留りが悪いので、お刺身で味わうには、もっと大きなのを選びたいところです。
但し、オニオコゼは高価なので、大きいのはかなり気合入れないと買えないですけど....。
都市伝説かもしれないけど、やっぱり真っ赤なオコゼに手が伸びてしまったわたしでした。。
オニオコゼの唐揚げ
オニオコゼの鋭い背ビレには 毒 があります。
体質的に過敏な人や、たまたま体調が悪かったりすると、ほんのちょっと触れただけで皮膚が大きく腫れあがる事もあります。
普通、魚屋さんなどではこの棘を切り取って並べたり、その場で切り取って渡してくれる所が多いですね。
今回は魚の撮影もしたかったので、そのまま連れて来ました。
撮影してから、その棘はキッチンバサミで切り取って、捌いてます。
刺さらないように注意して撮影したのですが、食べ終わった頃、掌の二か所くらいがヒリヒリして軽い痛みがありました。
わたしはかなり鈍感なほうで、こうした毒には余り反応しないタイプなのですが、知らないうちに毒槍にタッチしてしまったようです。
今回は姿揚げにしたかったので、内臓とエラを取り除き、背骨の左右に切り込みを入れ揚げ易いようにしています。
オニオコゼの魚肉は、ホロホロに柔らかいので、こんな切り込みを入れて揚げると食べ易いですね。
カラフルな皮は、揚げると黒っぽく目立たなくなります。この皮目がとても美味しいのよ~。
気持ち悪いといって皮を剥いで揚げるのは、もったいないし、剥き身になると身がほつれ易いので皮付きが良いです。
オニオコゼの魚肉はトロトロに脂が乗っていて、とても繊細なタイプで絶品です。
その脂も嫌らしいものではないので、こってりクドい感じはまるでないです。爽やかです。
基本的にお刺身と、揚げ物に定評があるお魚で、いつもベリースペシャルワンパターンのお刺身ばかりだったので、今回は揚げてみました。
何でもお刺身党のオジさんから 「喝 ! 」入れられちゃうかしら。(笑)
付属品一式と隠匿物は大切に扱うのでオオメにみてね! (^_^)
今回同席の仲好こよしは、ガーリックの炒め物。
久しぶりに花ニラ(静岡産)を炒めています。半年振りくらいね。
普通の韮より香味がマイルドで食べ易いのですが、韮みたいな尖った香味が売りの野菜にマイルドさを求めるのは邪道じゃないかしら?
そして、先日スープで顔見せした大きなブラウンマッシュルーム。
大きさが普通のものの2倍はあり、香りや味覚の濃さも2倍くらいに感じるわ。
かなり美味しいし、一緒に炒めた具材に旨みがたっぷり乗って素晴らしいです。
スープや炒め物などに、これから頻繁に登場しそうです。
安定供給があると良いのですが、どうでしょうか...?
その他炒めたのは、ピーマン、オクラ、アスパラ、アラゲキクラゲ、青唐辛子、トマト。
鉄フライパンで、強火の一気呵成の男前炒め です ! (笑)
この手の炒め物は、弱火でトロトロじゃなくて、強火で焦げ付くくらい、ガツ~ンと行くのが美味しいわ !
うわぁ~お ! ! やったね、今日はオコゼだぁ。
オコゼはいいね、旨いんだよねぇ。
うちの辺りでも、赤いのが一番と良く言われてるね。
でも、自分も鶲さん同様に、確かな味覚差があるようには思えないなぁ。
はっきり味覚差を感じられる鋭い味覚を持っているひとがいるんだろうか。
オコゼは大好きなのよぉ。
唐揚げにしちゃうなんて、もったいないわぁ。
二尾買ったら、一尾はお刺身でたべなくちゃ!
わたしなら、二尾フルにお刺身よ。
兜はお味噌汁ね。
美味しかった思い出しかないかな、家族は気味悪がって食べないので一人占めでした(笑)。
さてヒラスズキはそんなに沢山釣れるんですか? とのご質問、答えはNO~!です。基本はボウズ!しかしこの魚海が荒れれば俄然元気になる魚で案外釣れます、反対に凪なら全くと言って良いほどダメ、なので良い時はまとまって釣れるので食べるのが大変、ご近所に配るにも捌いてからなので2度大変ですハイ。
オニオコゼは時々魚屋でみかけてます。
美味しいという評判も聞いていますけど
どうも買う勇気が湧きません・・・・。
今年の夏は、思い切って挑戦してみたいです。
棘は怖いのでお店で取り除いてもらう方が無難みたいですね。
実に久しぶりなので、ひたきさんが寂しがってないか、心配でなりませんでしたぁ。
煩いのが居なくて、伸び伸びと過ごしてたりして。(笑)
オニオコゼはおいしいですね!
でも食べるところが、ちっとしかないのが辛いのよね~。
夏野菜の「男前炒め」も美味しそうです。
熱くなると、緑の濃い野菜を強火でドッカ~ンと炒めるのが良いものです。
いよいよ、ダラダラ汗を流しながら、味の濃い野菜をガッツリ食べる季節になってきましたね!
快調にアップを積み上げていますね。
我が家周辺でも赤いのが旨いという評判はあるね。
だからと言って値段に差がある訳ではないし、
見た目の印象で、美味しそうだと感じるだけじゃないのかな?
揚げるのも良いけど、やっぱりお刺身でしょう。
自分はそう信じて疑わないね。
キャハ~!
ウルトラ怪獣‥ガラモンかと思っちゃった(^^)
これがかの有名なオコゼさんですか。
見事な赤と黒のコントラストですね。
やっぱりヒレに毒があるんだ‥(^_^;)
コワイお魚だと聞いたことがあるんです。
これは網で掛かるのでしょうね。
船釣りでこんなのが海中から出てきたら相当怖いでしょうね。
この手のお顔は美味しいって言いますよね。
お刺身で食べたいな!
わたしも結構好きで、この時期になると良く入手してるの。
殆どお刺身ばかりなんで、今回は姿揚げにしてみたのよ。
確かにお刺身が美味しいのですが、
お刺身にはもう少し大きいのが欲しいのよね。
大きいのは・・・・・・、高っか~いのよぉ。(涙)
オコゼが海から上がってくるとギョ! っとするでしょうね。(笑)
ヒラスズキは、荒れると食欲が増し食い付きが良くなるんですかね。
そういえば、秋田では、雷が鳴るとハタハタが大漁で、雷魚(かみなりうお)なんて呼ばれてるとか。
天候や、海の荒れ具合で釣れ方(獲れ方)違うなんて面白いですね!