いろんな絶望の本たちを借りるきっかけになったのは
年末の辛い出来事。
辛いときには辛い本を。
でも遡れば、本当の借りるきっかけになったのは
Twitterで読んだ私の気持ちを代弁するかのような文章が描かれた作品探しだった。
山田太一さんのドラマ脚本の台詞に
自分の心の呟きを感じ
自分の気持ちを文章に出来ないもどかしさを
代弁してくれるようで
Twitterの書き込みをヒントに
頭木弘樹さんの絶望の本たちを
3つの図書館でかき集めた。
探し物をするとき、
あっちこっち広く浅く探しても見つからないように
たくさんの本たちから、なかなか探せなくて
諦めてた。
そして、あと20ページほどになった本をサッサと読んで返却しようと
読んでたら、見つけました!
これだったのね。
結局は、この本の最後の方に書かれていたのです。
山田太一さんのドラマ脚本、
懐かしい春が来た
Twitterではその作品は残ってないと言うことでしたが
検索すると、山田太一作品集の中に入っていたのです!
結局、年末の辛い出来事がきっかけになった絶望の本たちは
結局は自分自身の慰みでした。
人の心に寄り添おうと読んでたのに、結局は自分でした。
でも、その人の立ち直りを信じて
今、あまり不安がないのは、
辛いことに見えても、
それは本当の幸せのためのひっくり返しだと思えるようになったから。
軌道修正は大変だけど、案外嬉しかったりする。
それは、今の自分が自分の心をごまかさず生きていることが
何よりの幸せだと感じるからです。
自分の心境を代弁してくれる本というのは親友のようです。
山田太一
ふぞろいの林檎たち
昔、同世代の若者が悩む姿に共感したな。
今、ドラマを見る気にならないのは
山田太一さんとか、向田邦子さんとか、
ささやかな日常の中での、自分のこだわりや共感を
描いた作品を求めているからかもしれない。
激しいものはいらない。
ドラマ岸辺のアルバムは見ていなかったけれど
今、見てみたくなった。