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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人生選択に愛の風!(感情の世界⑮)

2010-06-03 | 第八章「魂と聖霊」
 人生がスムーズに流れるか否かは、その時々の状況に応じた的確な判断に左右される。さて、自分の人生を振り返ると、30歳台から40歳台後半にかけてと、それ以降は明確に異なるように感じられる。
 
 30-40歳台前半は、会社生活が基本で外見は平穏であったが、意外と大切な判断に一貫性が感じられない。勿論、そうした中に、後で考えると神秘的な経験が含まれ、何か不思議な感じがするが。それに対し、それ以降の人生は、改めて振り返ると一貫性が見えてくる。

 それは、一昨日に述べた1999年に自分のアイデンティティがかなり変化したためなのだと思う。基本的な判断基準といったらよいか、それが変化したのだ。どちらが良いか悪いかは、主観的なものであるが。

 私の1999年以降のアイデンティティは、伝統宗教を信仰している人達のそれに近いと思う。この10年、いろいろな方と接したが、仏教、神道、イスラム教、キリスト教(プロテスタント、カトリック)、そして日本独自の信仰を持っている方のアイデンティティに近い。宗教は違っても共通なところも結構多いのだ。

 世の中では、宗教をイデオロギー的に捉え、恐ろしがったりする人も多い。また、いつも宗教間で喧嘩しているのではと誤解している人も多い。しかし、第二次世界大戦では西欧のレジスタンス運動に様々な信仰をもった人達が結集した事実を忘れてはならない。その時の経験が、現在の西欧にも大きな影響を与えている。
 
 宗教サミットをはじめ多くの宗教間対話があるのも、政治的なものと単純に片付けるのではなく、心理的な親近性があることを知るべきだ。そして、日本の歴史に眼を向けても、太古からの祖先たちの独特の宗教、信仰の感性には驚く。今でのその影響は、日本人で魂の存在を何らかの形で信じている人は大半であることでも判る。

 今日は、首相辞任で政治が大きく変わってくることで、ちょっと錯乱しているのかもしれない。大言壮語は、ここまでにして、身の丈にあった、私の経験を続けよう。

 この10年、「生き甲斐の心理学」を学んだ10年でもあるが、結構大変な人生の選択があった。28年勤めた会社を辞すということもあるが、その外にも大きな選択がいくつかあった。その都度何らかの判断をしてきた。相談はしても、回答は自分のこころの底にあると信じて、決めてきた。

 余談だが、大学時代は行動科学で意思決定論を勉強したこともあるが、人生の選択は、行動科学よりもU先生から教えてもらった数千年の歴史をもつ易のほうが役立つ。勿論それ以上に「生き甲斐の心理学」が役にたつ。大切なことは、合理的に決めれば良いというわけでなく、何か不思議な意識できない要素があり、それを大切にすることが重要なのだ。

 昨日から、過去10年の足跡を今更ながら振り返ってみていた。そして、先ほど「愛」がキーワードだったのかなと思うようになった。足跡に自分なりの愛の想いがあり、自分だけでは到底作りえない何かの足跡も、そこにあるように思えるのだ。

 判断をし、新しい世界に飛び込み、そこでアイデンティティの統合が進む。そして、新たな問題を知覚し新たなスパイラル(らせん)を登っていく。その中から、明るい感情・階段が見えてくる。

今日は、明るい感情・階段を登る3つめのポイント、健全な現実吟味力を考えてみた。

(このシリーズは「生き甲斐の心理学」(5章6章を参考にしています。U先生ありがとうございます。)

感情の世界⑮(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 16/60)

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