イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

象徴としての、はやぶさ帰還!(爽やかに生きるための防衛機制⑧)

2010-06-15 | 第八章「魂と聖霊」
 何で私が、文句を言われなければならないのか?時どき、感じることがある。理不尽!

 本来Aさんに向けるべき感情をBさんに向ける。その感情には、ネガティブな感情もあるがポジティブな感情もある。これを感情転移という。とばっちりを受ける。八つ当たりをする。ネガティブな感情の場合にはそんな言葉がある。ポジティブな感情ではアイドルに熱中したりするのもそうかもしれない。

 朝起きてから寝るまで、自分はどのような感情転移をしてきたか、そんなことをこの2-3日考えている。

 そして、≪感情転移で真実が見えなくなる≫。「生き甲斐の心理学」から学んだ大切なことを思い出している。感情は本来、自分にとって大きな意味が隠されている。それが、ふとしたことで、自分にとって気楽な他者に流れてしまい、本来の意味や強度がそこなわれ、大切な思索の機会を失う。当然ながら、真実は見えない。

 さて、先日筑波の宇宙センターJAXAに見学に行ったばかりであるが、昨日、小惑星探索船はやぶさのカプセルが、オーストラリアのウーメラに帰還した。イトカワの土がひょっとしたら採集されているかもしれない。こころが踊る。

 今年は、1月1日から糸川英夫さんの「一日一発想366日」(講談社+α文庫)を日めくりカレンダーのように読んでいた。読まない日も多々あり、まだ4月28日のところであるが。その糸川英夫さんがペンシルロケットを作ってから、はやぶさでイトカワの土を持ち帰ってくるまでの道のり。はやぶさもイトカワも糸川英夫さんを象徴している。

 はやぶさは2003年に地球を発ち、2010年の昨日地球に到着した。だいたい、私が28年勤めた会社を辞めてから、過ごしてきた時期と重なる。これも象徴的である。

 はやぶさは、2度の奇跡があって、帰還したと言われる。奇跡は厳しい現実=真実の世界で起こる。感情転移の偽りの世界では起こらない。着地したのは、アボリジニ(4万年前にアフリカからオーストラリアに到着した現世人類、私たちの兄弟)の地でもある。これも象徴的だ。

 ちょっとおかしな、平和の幻想に浸る日本。あるいは、自分。はやぶさの帰還で目を覚まさなければいけないのかもしれない。大切な意味が隠されているかもしれない。

(このシリーズは「生き甲斐の心理学」の8章を参考にしています。)


爽やかに生きるための防衛機制⑧(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 28/60)

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