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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自然体は最大の防御!(感情の世界⑭)

2010-06-02 | 第八章「魂と聖霊」
 心理学では、よく防衛機制という考え方がでてくる。辛い状態になったときに、こころの安定を図るこころの仕組みである。そして、防衛機制は自分を守るメリットもあるが、自分の成長を妨害するなど、時にデメリットもある。

 例えば、試験の前に自分の趣味に没頭したくなる。私の場合は読書などであるが。これは逃避という防衛機制だが、これにより、こころの平静を保つというメリットもあるが、いつも趣味に走っていると試験に失敗し、自分の目標が達成できなくなる。
 他の例では、私は子供のころ父から、言い訳するなと良く叱られた。これを専門用語を使うと、私が理屈をこね(合理化)て反省することを怠ってしまうの心配し、叱ったのだろう。しかし、私にとっては、合理化することで、自分を取り戻す術を練習していたと解釈できないこともない。

 防衛機制はフロイトが、逃避の外にも、抑圧、抑制、昇華、合理化、感情転移、置き換え、知性化、退行、同一化、摂取、投影、反動形成、補償と全部で14挙げている。これについては、機会を見つけ述べていきたい。

 さて、この防衛機制が健全な状態とはどういう状態なのか?なかなか難しいが、自分の過去を考えてみると、これが自然体で生きていたと思う時期があった。

 つらつら考えてみると、様々な難題にぶつかっていた時期であった。その時、自然体で対処できて良かったと思った。もう10年近く前であったが・・・

 その時は、変に見栄を張るでもなく、ちょっと体裁が悪いことでも必要なことは、さっさと実行していた。そして勿論心配事が山ほどであるが、感謝のこころは忘れず(意外なチェックポイント)、感情が台風時の雲のように流れていた。ありのままで、変に緊張することもなくリラックスし、どんな人でも心の世界では対等だった(卑下することもなく、傲慢になるのでもなく)。
この状態を自然体というのだとすると、自然体は最大の防御(愛の行動)に繋がるのかもしれない。

 <生き甲斐の心理学>師匠U先生は太極拳にも詳しく、時どき教えて頂くことがあるが、自然体は確かに、無理のない防御の姿勢だと感心したことがあった。太極拳も奥が深い!

 今日は、明るい感情・階段を上るための2つ目の、健全な防衛機制について考えた。

(このシリーズは「生き甲斐の心理学」(5章6章を参考にしています。U先生ありがとうございます。)

感情の世界⑭(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 15/60)

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