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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

途中退職を決意する時!(感情の世界⑬)

2010-06-01 | 第八章「魂と聖霊」
 7年前に28年勤めたハイテクの企業をやめた。そして、全く異なる福祉とか生涯教育の世界に飛び込んだ。

 人生、様々な大きな選択があるが、経済的な問題や50歳台で未経験の世界に飛び込むのは勇気がいった。何故、そのタイミングで辞めたかは、様々な要因があったが、自分とは何か、何を大切にしたいのか、生き甲斐は何か・・・そんな問いを自分に投げかけ続けた結果だったと思う。

 丁度、その時は「生き甲斐の心理学」を学び始め3年経っており、また、丁度会社が辞める一年前に希望退職の時期を示していたこともあり、半年くらいかけて「生き甲斐の心理学」を応用しつつ辞める決意を固めることができた。

 今、手元に当時の「生き甲斐の心理学」学習の足跡が残されており、何を考えていたかが良く判る。その中で面白いデータがあった。1997年にあるワークショップに参加し、どのような価値観を大切にするかという質問があり、それを回答したデータと2003年当時のデータである。

 1999年に以前に述べたが、大きな心境の変化があり、随分価値観が変わってしまった。さて、実際にデータを見てみよう。こんな具合である。

 ☆1997年に大切にしていた価値観:合理性、自己開発、創造性、チャレンジ精神、躍動感
 ☆2003年に大切にしていた価値観:家族の幸福、信仰心、愛、善、自己開発

 こんな変化は長い人生でこの時だけであった。

 さて、健全なアイデンティティという観点で、この二つの状態を考えてみると、どちらも健全なのだと思うが、一日の大半を過ごす仕事という意味では、2003年の環境は決して良い状態ではなかった。状況が許せば(経済的な問題等)辞めるという選択肢は決して間違いではなかったと今更ながら思う。

 その退職を決意してから7年経った今。今の姿は当時、殆ど想像もできなかったが、様々な人に助けられここまで来た。勿論これからやるべきことは多いが、感謝でいっぱいである。

(このシリーズは「生き甲斐の心理学」(5章6章を参考にしています。U先生ありがとうございます。)

感情の世界⑬(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 14/60)

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