イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

輝くとき!

2009-09-07 | 第九章「愛」

 40歳台は悩みも深かったが、輝く時もあった。仕事のアイデアがこんこんと溢れ、良い仕事をした時期がある。

 すべてが順風で、明るい感情も沢山湧いていた時期だ。

 ただ、それが心理学的にどういう条件が揃って、良かったのか理論的に無知であった。従って、順風の時期が過ぎてから、同じようなことをやっていたにも関わらず、いつのまにか逆風でいっぱいになってくる。そして輝かなくなる。

 「生き甲斐の心理学」では明るい感情(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統合感)を次々と育てていく条件として、ちょっと馴染みにくい言葉であるが、①アイデンティティの統合②防衛機制③現実吟味力、この3点(仮に毛利家の3本の矢とでも呼ぼうか)が大切だと学ぶ。

 振り返ってみれば、良い仕事をしていた時は ①自分の仕事に迷いがなく、仕事への熱い熱情があった。②上司に恵まれ、家族に恵まれ、いざというときは心の防衛機制を解放して本音で話あうことができた。③バランスの良い対人関係を持ちながら、判断が適切であった。

 こんな風だったようだ。

 自分の生き甲斐への道を極めていくためにも、あるいは創造性を発揮した仕事をしていくにも、3つの矢は忘れてはならない。今はそう思う。

 話は変わるが、私の若い頃、同志社大学教授であった市川亀久弥先生の創造工学をいろいろ勉強したが、その中で天才と言われている人についての研究があった。宗教的天才、科学的天才、芸術的天才、例えば、空海、ニュートン、世阿弥。そうした天才の活動の源泉に、この3つの条件が隠されているのではないか?そんなことを妄想したりしている。

 こころの泉が、こんこんと湧きだす条件。それを意識し勉強することは間違いなく大切だ。

 <今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 12/12>

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