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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

5万年前を五感で想い、ストレス解消!

2008-01-18 | 第二章「五感と体感」

 遺伝子の解読が画期的に進み、言語学、考古学、気象学、宗教学など関連する学問の世界との協調の中様々な昔のことがわかってきた。

 ニコラス・ウェイド著、イースト・プレス発行、「5万年前」を元に考えてみると、5万年前に現在の66億人の祖先はアフリカに住み、ひとつの言語を話していた可能性はとても高いそうだ。

 脳の発達は当時も今とほとんど変わらないということなので、五感・体感の世界もわれわれと一緒なのだろう。既に体毛は失われ、衣服は身に着け髪などを整えるなど、おしゃれもしていた。宗教ももち、男女の絆も現代の人間と基本的に同じだったそうである。

 懐かしいアフリカの地は、温暖化と反対の寒冷化の中で、暮らすことが難しくなる。その時150人(この人数もヒトゲノムの研究成果の一つで可能性は高いそうだ)の祖先が、アフリカを捨てて、異国の地に旅立つ。

 生き残るという、想い。大きな不安、大変なことだと思う。その中での旅立ち!彼らは、家族や同志たちのことに気遣い。神に祈り、当時の美しい自然の中で感謝し、意を決したのだろう。

 その時のアフリカのそよ風、太陽、海、月、星、水を祖先達はどのように感じたのだろうか?きっとわれわれと同じように、環境は異なるが神聖なものを感じたりしたのだと思う。

 ストレスの多い現代ではあるが、基本は5万年前と変わらないのかもしれない。ストレスの多い時に、5万年前の祖先のことを思い浮かべ、感謝の気持ちを起こし、心が休まるのは変なのだろうか?

<五感・体感の意義 8/10>

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