totto" greens(宮崎のミニトマト農家のblog) 

五感で伝わる農業をめざしています。
日々、自然と隣り合わせで生活をしている人間です
理不尽なことは嫌いです。

お前、巻き蔓なめた事あるか?vol.2

2013年05月15日 | 視察

こんばんわ

 

「お前、巻き蔓なめたことあるか?」

ウリ科の野菜には たいてい出てくる くるっとした 巻き蔓

植物は見るだけでなく 果実以外も食べて判断しろ

そこまでストイックに探求しろということだ。

熊本にいく車のなかで 発せられた言葉でした。

 

 

さて、

この時期になると

夜は カエルの大合唱が家の周りから聞こえてくる

 

車の音 そんなものは 滅多に聞こえる事は無い。

 

そんな田舎なんです

 

先日 ナスの管理をしていると

気持ち良さそうに 寝ているやつを発見。

 

 

おい!

起きろと 指でつついたら びっくりしたように起きた。

 

しばらく放心状態

 

 

スイートコーンをすこしばかり育てているのだけど

 

 

伐採してくれる やつがいるのだ。

夜な夜な ガシガシ 根元をかじる 美味しいのか?

 

そして、

 

こちらも。

 

根元に定住を決めたらしい蟻さんの 住処になってしまった。

なぜか、在来種が好きみたい。

根元には 蟻塚ができている。

 

 ※ちなみに葉っぱを切って運び始めたら 

外来種の蟻みたいなので 見つけたら通報してください。

 

なぜそこにいるの? しゃべれるのなら 虫や動物に 聞いてみたい。

 

 

 

さてさて

勉強会の続き

 

月曜日もみっちり昼から 現地視察

 

僕、ミニトマト農家なんですが。。。

ま。いい。

 

野菜が好きだから

 

ほら かぼちゃの畑です。

 

1月に種まきした かぼちゃが もうすぐ収穫期を迎えます。

 

 

 

 

かぼちゃの 着果サイクルを見る事ができた。

 

 

スイカなら 叩いて収穫期を見極める事ができるかもしれんが

かぼちゃはどうだろうね?

 

 

 

 

苗半作 

すごく 身にしみる。言葉だ。

 

歳をとったもんだ。。

 

 

左 老化苗 右 適期苗

 

ここで 巻き蔓を食べてみました。

健全生育してると

甘くておいしいんですね。

また食用でない部分を食べる。

この図

 

それの味を口という五感の一部で覚える。

プロのリアルタイム診断だ。

 

善し悪しも 作り手や栽培法によって様々

どれが正しいのか

すべては結果論

 

その栄養価が高いと 売り場で 声高々に歌っている野菜たち

ほんとにそうなのか?

 

ちなみに僕が出荷している ミニトマト(ja)

先日の専門部会で言っていた。

7~10日後に店頭だってさ。

しっかりしてくれよ。

 

 

おっと脱線!

 

まだまだ 現地視察は続く

 

 

鎮圧された 待ち畝

 

 

これから 伸びていく蔓

そして 節から発生する不定根をしっかり根付かせるための土作り

 

場所を移し

キャベツ農家へ

 

 

キャベツの揃いが

きれいすぎて感動

 

 

見入ってしまった。。。

 

 

試験栽培オクラ

 

ポット栽培 アイコ

 

にら

と それぞれの圃場を見て回った。

 

この後

懇親会

プロフェッショナルたちのがノシノシ集まって

非常識な話をしていました。

 

 

学びの多い 2日間を過ごし

いろいろと考えが明確になってきました。

 

待ってても置いていかれるだけだ!

自分で頂きにいかなきゃ!

 

美味しい野菜がたべたーい。

 

おしまい。

 


おまえ、巻き蔓なめたことあるか?vol.1

2013年05月14日 | 視察

こにちは。

 

ハウス内の暑さで 少し片言になってしまいました。

 

今日のミニトマト  

お昼まで収穫がかかりました。

宮崎のハウス 危険なお昼下がりです。

 

残すとこ一ヶ月あまりですが ぶっ倒れないようがんばります。

 

 

先週末から 昨日までガッチリ脳業でした。

 

(金曜) 

ミニトマト専門部会総会 

その後の講習会

 

常に常識でしたので

割愛

 

 

(日曜)は

鹿児島 熊本 宮崎(都城)へ

550kmの大移動をしながら

がっちり学んできました。

 

 

(月曜)

都農町での現地視察

非常に非常識でしたw

 

 

 

という事で

 

日曜日のお土産話から

 

僕は 基本的に

週1で 休みをいただいています。

そんな中 やりたい事はいっぱい

先日 念願の大崩山に登ったし。

 

次やりたいことは・・・ 

 

「そうだ。突撃農家視察DX版だ!」

そう思いついた

土曜日の午後。

 

 

さっそく先方にアポをとり

※専門学校のつながりをフルに使用

 

巻き込み形式で 人数集め

※バカなので いろんなかたに迷惑をおかけします。すみません。※

 

そして迎えた日曜日 

朝7時

へんなおっさん(SM)を都農町で仲間に

途中 鹿児島なのか宮崎県 なのかわからないところで きゅうり農家Hワラ君を始めた

同い年のおっさんHワラには きびだんごをあげる事で 仲間にし

 

向かうは 

トマトの名産地 熊本県八代市

 

珍道中のはじまりです。

 

 

一件目

tki専門の先輩になる Y田さん

左 Y田さん  

右 Hワラ

メロン作ってました

アムスメロン

台木の親和性などで すこし肉質が変わったなーと言っておりました。

 

 

 

土質は 砂地+粘土 干潟の泥って感じ

 

熊本の八代は干拓地で 元は干潟

ほったらムツゴロウさんがでてきそうな土質でございました。

 

 

なので 海抜0m

今回の一番のみどころは 0mってところ。

 

4、5年くらい前にも一度は訪れたのだけど

またこうして同じ場所で 違う角度から農業を見れることは すこしは勉強してるってことなのか?

この調子でいくと 10年後は 土食ってたりしてねw

さて

久しぶりの再開に 募った話もありましたが、

お昼時には撤収

美味しい アムスメロンをいただきました!

 

 

お昼は 支那そば 北熊 

なんとも癖になる 美味しさ。

ごちそうさまでした。

 

Y田さん次回は 宮崎の圃場で会いましょう!

万全の体制でお待ちしています 

※馬刺なるものお待ちしております w

 

 

さて移動しまして

八代は 水島地区へ

 

はちべえトマトが本気をだしてきました!

まわりのハウスの中どこを見渡しても

 

大玉トマト トマト トマトと的と とまと

 

球磨川の下流南に位置する 水島地区

堤防にかこまれ そのなかには 水路が張り巡らされています。

 

もちろん海抜0m

 

そして

ミズシマ という地名だけあって

 

至る所からわき水がこんこんと。。

 

すぐそこは海なのに。

ここで面白いのが 満潮が近づくと

山から下りてきた水が海水に海水があがってくると ぶつかり 湧き出る量が増える。

おもしろ。

 

なにこの土地

地球がいろいろ教えてくれるじゃんこの場所!

ということで

タキイ39回生のS水さんハウスへお邪魔させていただきました。

 

作物はトマト

八代の塩トマトです。

 

もう今作も終わりかけ

 

こんな。

塩トマト(高糖度トマト)

 

中玉トマトくらいまでしぼりこまれていました。

 

 

S水さんの 奥行き 100mのハウスは圧巻です

 

このハウスだけで 50aもあります。

※100m×50m

 

 

 

土は 一見 乾いてるように見えるが

少し掘ってみると すぐ水が。

 

なんて場所なんだ!!!

トマトの日本一の産地は 水浸しでした

 

トマトは乾燥が好きではないのか?

トマトは水をきったらあまくなるのではないのか?

さー みんなで考えよう。

 

S水さんも TKIの交配 後輩ということもあり

すごく親切にしていただきました!

なにやら TKI最前線というものでS水さんの 特集があるとやら?なんとやら?

 大変勉強になりました。

 

帰り際に すんごいミラクルがおきたのです

なんと S水さんの知り合いは知り合いで しかも寮長と副寮長という間柄

そこにその知り合いから仕込んだかのごとく電話がW

大盛り上がり

 

じつに楽しい 八代グランドゼロ でございました。

 

 

 あ、あと

八代といえば

い草の産地

 

え?い草しらない?

日本人ならい草 知っとらなきゃ!!

 

たたみ の原料ですよ!

 

ほら!

 

 

ほらほら!

 

い草の消費拡大に

 

日本人なら畳でしょ!

 

ということで

熊本県をおさらばして

 

都城へ

面白い芋苗を見に

芋育てた事無い僕ですら はっきりわかりました。

 

非常識な管理で 非常識に育てていました。

 

 

 

 

その後は

そこの社長の別荘で

 

 

Hワラ君と社長の会話

「お前の大雨降ると 水が流れ込んでくるハウスいいなー 最高じゃねーか!」

非常に非常識な 会話が

一方的に 3時間ほど続いたのでした。

 

 

家に帰り着いたら 午前様。

 

実に充実しミラクルの多い一日でしたとさ。

 

 

 

つづく。

 

 

 


牛蒡のような人に会ってきました。

2013年01月15日 | 視察

 

本日は 宮崎県の最南 串間市へ

 

 

そう。。

 

こいつ!

 

 

 

ゴボウゥゥ!!

 

 

 

ゴボウです!

 

 

 

ゴボウです。

 

 

 

ゴボウです!

 

 

 

 

 

ゴボウです?

 

 

 

 

 

ゴボウです!!!!!

 

 

 

あ、!!!

 

 

間違えました!!

ゴボウ生産者の古屋くんです。

 

 

 

彼は 専門学校の同級生

ゴボウのようにまっすぐに 農業にとりくんでます。

そして 冬にも関わらず ゴボウ色にやけてます!

 

 

そしてこの彼の生産している

アク抜きゴボウが

うまいんすよ!

 

収穫して 出荷までの行程で

アク抜きを行いますので

 

家庭で

ゴボウの最も手間のいる

アク抜きをしなくていい!

そんな ゴボウなんです。


これで夫婦水入らずが楽しめますね

 

ゴボウが原因で破局したなんて 聞きたくありませんもんね。

 

 

さて

今回

ビストロヒロトットがお勧めするお召し上がり方!

 

1、炭火スペシャル

 

ゴボウは食べやすい大きさにぶつ切り

包丁のはらで つぶして

炭火で焦げ目が軽くつくまで焼き

塩のみで いただく!

 

新鮮なものほど いい!

もう 塩だけでいいです僕。

 

 

2、以降は 普通の使い方でお召し上がりください!

ただ、アク抜きってところが 最高ですね。

 

 

余談ですが

 

ゴボウにはアスパラギン酸やアルギニンなどアミノ酸が多く含まれ

これを焼く事で メイラード反応がおこり

カラメル臭やこげた砂糖の匂いとなり

人間様の臭覚を揺さぶるらしいっす

 

 

つまり

メイラード反応ってのが 人間様は大好物らしいですよ。

 

 

 

先日の雨で水がたまって 作業がしにくい水田で一生懸命

親父と作業する 古屋くんをあとに

串間をでました

 

 

今日は

三時間かけて 縦に長い宮崎県を 県北から 最南まで 走り

とんぼ返りの途中にまたしても道草をつまんでみました。

 

 

そうです

 

 

カラーピーマン(オレンジ)

 

 

カラーピーマン(黄色)

 

 

カラーピーマン(ハウス内)

 

 

(アレー)ピマーン

 

あ、また 間違えました

 

このお方は

宮崎県のカラーピーマンを牽引してるといっても過言ではない

生産者 鬼塚くんです

彼もまた 専門の同級生

 

しばし雑談

いろいろと青年部やSAP活動が忙しく日々を過ごしているみたいです。

なるほどな誘引をしていて これまた勉強になりました。

 

つぎはどこにいこうかな。

 

ハウス野菜もいいが

露地野菜巡りの旅がしてみたいな。

 

あたらしい発見があるかもしれない。

 

さきほど帰宅しました。

 

 

では。

 

おやすみやさい。

 

 

 


熊本視察 

2011年10月09日 | 視察

本日は 朝5時発で 

熊本県玉名市まで ボカシの視察へいってきました 

 

なにかと ボカシ(肥料)を作るにも 手でかき混ぜてては 使用量にたいして供給が間に合わなくなってきました。

 

そこで今回は 

攪拌機を見に。

1t用 主に家畜の飼料を攪拌する攪拌機です。100万します。

 

 

攪拌機で 混ぜた 原料を2週間かけて毎日かき混ぜ 好気発酵させていきます。

ぼかしの先生宅にもお邪魔して 見学

  ねずみ発見 。隙間で死んだように寝ていました。

 

 家庭菜園の除草に便利な 道具も発見 ※ばあちゃんに買ってあげよ。

 

 

※ボカシは 原料 米ぬか オカラ 麦 米 など 植物性のもの

そこに 好気性菌を投入し 毎日かき混ぜ 腐敗に転じないように 攪拌 

 

それだけを肥料とし 野菜をそだてる 

 

 

不思議なことが たくさん現れてきます。