totto" greens(宮崎のミニトマト農家のblog) 

五感で伝わる農業をめざしています。
日々、自然と隣り合わせで生活をしている人間です
理不尽なことは嫌いです。

アグリクロミズム

2014年03月24日 | totto”のトマト日記

 

一気に春めいてきましたね。

桜は満開でございます。

 

夕飯を食べていたら 蚊 飛んでました。夏ですか?

 

 

 

レンゲの花も全開でございます。

 

 

 

ハウスの中は 限界(気温)まで、後少しでございます。

 

間違い無いのは

5月になったら昼間はサウナ状態だということ。

もち30度越えはあたりまえ。一年の7割くらいは夏です トマトハウスです。

 

一年の4分の1が終了しようとしています。

なにかボクは行動できたのだろうか この3ヶ月。

日々の妄想は止まりませんが 現実はそう優しくはありません。

 

 

 先日 ひたすら続く トマト管理 

真夏なハウス内気温で

ボクの脳みそがもうろうとした昼下がりに 

 

 

太陽光パネルの下と

植物の下は

どっちが涼しいのだ?

 

 

という話題が ネットラジオから流れ始めたもんだから

頭の中の奴らが会話を始めた。

 

 

太陽エネルギーを

パネルで電気に変換してる発電と

光合成で炭水化物に変えてる植物

 

パネルの裏

葉っぱの裏

に透過するエネルギーは?

 どの光を利用してるのかしら

 

 ちなみに

 

太陽光パネルの素材ってさ

シリコンなんだってさ

シリコンってなんだろうって調べたらさ、ケイ素なわけ

 

 

 

植物の毛茸(もうじ)を調べたら

ケイ酸カルシウムなど 植物体を合成するものがでてきた。

 

 

 

これ以上 調べても光合成に関して検索結果がでてこなかったのでよくわからない。

 

うむむ。光電効果

なにやら得体の知れない事が植物のなかで起こっているのではないだろうか。

 

最近 ボクの中で 電気と樹木が面白い!

農業に籠ってなくって外の環境に飛び出すと面白いですね

 

 

 

なにわともあれ、植物が元気であれば 自然に毛茸(もうじ)がでるってことね。


妄想が深まるばかりだ。

 

 

 

 

もうすぐ 新緑の時期だわ 自然を満喫しに行きたい。



お日柄も良く

2014年03月21日 | 

 

今日は 春分の日

世間は3連休だということを 二日前に知らされました。

くやしいです。

 

 

桜が週末から来週にかけて 見頃を迎えそうだ。

※はやく天狗巣病退治の成果を確認したい。

 

 

 

トマトハウスの中も 花盛り

果実の膨らむスピードも順調です。

 

 

最低気温も5度をきる日はこれからはないかな。

もう暖房機を動かす事はないだろう。

 

自分の栽培している周りの環境を

理解し対策する事が大切だと 農家5年生は悲観的で攻撃的に

次の作を考える


結果はまだ6月の作の終了までみてみないとも何とも言えないが

このまま順調にいけば 革命的な?なことが

見えてくるかもしれない。

 

これをしってる農家

10分の1もいるのだろうか。



 

最近 夜な夜な コーヒーとは について 論議しているのだけども

専門学校のころ 友人が淹れてくれた 

コーヒーがかなりマニアックだということに

気がついて

コーヒーの坩堝にはまってしまいそうな 状況にある。

 

現在 ネルドリップまでたどり着いたところだ。

 

 

 

古民家 改装工事は なぜか庭に取りかかっている。 

ユンボを借りて いらない木を引っこ抜き

ある程度フラットにし

夏に向けて 芝はり 

※いきなり芝の張り方間違った。

 

 

庭の5倍はあろうかという 裏の畑をどう作るか これからが楽しみだ。

 


totto"のミニトマト日記  病み上がりの病床から。

2014年03月14日 | totto”のトマト日記

 

病床に伏しております 黒木です

 

こんにちは。

 

土曜からの猛烈な忙しさに体がダウンしたみたいです。

 

病み上がりの今日は blog更新だけでもと。。

その全貌を。

 

 

 

そのまえに。

ちかごろ疎かになりつつある植物の記事

ミニトマトの様子をば

 

 

花芽1段目3st

 

 バシッと開花して肥大を始めています。

マルハナ蜂も 勢い良く飛んでいます。(花粉がしっかり出ている証拠)

※ちなみに上写真 花の裏 マルハナバチが

花に捕まって 羽をジージーと鳴らせ 花粉を採取してます。

 

 

今月号の みんな大好き 現代農業 で 紹介されていた花芽裏の摘葉記事をみて早速ためしています。

記事の内容からいくと 

 

花芽裏の葉でできた光合成産物は

花芽とリンクしていないということでしたので

それ以下の葉へ光があたる環境をつくってあげる

 

 

そんなことはどうでもよくて、

この小さい時期に わき芽と同時に葉を一枚とるという事は。。

 

びふぉーーー

 

あふたーー

 

うん。スッキリ

 

 

後々のやってくる摘葉の手間をこれで 3分の1減らすができますね。

果たして 吉とでるか 凶とでるか。

 

上昇気温化での栽培では 効果があるかもしれないが、

下降気温化の中での栽培では厳しいかもしれないな。。

 

葉っぱも絶好調!肉厚 左右対称

 

 

 

4月中旬の収穫開始をめざして成育中です。

 

※今作の反省点は

単価の安い時期にドカンと収穫が始まるということ

貧乏暇なしとはこの事です。

来作の改善内容としては申し分無し。

 

 

 

ボクは季節の変わり目になると 必ず 体調を崩すというのが定説でして。

冬の終わり に 夏の終わりに

 

今回もやられました。 でも季節の変わり目だと実感しています。

しかしこんな始末は希望していません。

 

 

こんなことになったのも思い返せば一週間

 

桜の天狗巣病退治

土曜 夜友人たちと焼肉からの 

日曜 夜中1時出発 鹿児島行き 日帰り

 月曜 鹿児島ミニトマト農家視察 都農農家視察

火曜 ミニトマト部会総会からの懇親会

水曜 農業青年会議 総会 からの 百生会勉強会

 

木曜 ダウン

 

今にいたる。

 

 

それにしても

充実した毎日を過ごしていました。

 

 

最も

衝撃的だったのは 日曜日

 

鹿児島

 

田舎で家賃一万円 ガス無し 水道無し ソーラーオフグリッドの生活をしている 

テンダー氏(ヨホホ研究所)をたずねました。

 

前日17時に 日曜が当日だと気がついたので ほぼ寝ずに鹿児島の地を踏んだので 

あたまプスプス

 

 

うーむ 全体的に衝撃的。

庭に シカの頭がころがっていましたね。

※先日猟師からシカをいただいたらしい。

 

武器を持ってきてねと聞いていたので何をするのかとおもったら

 

ちょー本格的に原始的な

炭焼きでした

 

 

火種をつくって 

 

 

 

おおおお! 火が 火が。。。

なんなんだこのサバイバルスキル

 

着火したあとは 焚き口から火を入れ内部燃焼がうまくいったら埋め

 酸欠状態へもっていくという感じ。

 

ひたすら扇ぐ

 

ボクはしばし 周辺探索へ

 

やはり鹿児島 シラス大地

 

 

前日に雨がふったので キラキラしていた。

 

上手く火が回ったのか 煙突からは黙々と好調な煙

 

お昼は 薪で炊いたご飯に シカのスジの煮込みなど 持参したものを火であぶったり

囲炉裏を囲んで お昼ゴハン

 

 

 

テンダー氏としばし談話

とてもいいお話を聴く事ができました。

 

そしてボクはこれからしばし車で爆睡

最後に 新しいおもちゃをGET

3000Kの12v LED 

 

今更だが 

テンダー宅は ソーラーパネルで発電した電気を蓄電し

直流のまま 家庭の照明とmac bookの充電につかってる

 

 

 

 

炭ができあがるのは20時ごろになるというので帰宅になりました。

 

ボクの住んでいる周辺環境に似てる。
 
天狗巣病を切りまくったモロツカソンなど 中山間地の立地でも 
心も懐もリッチに暮らせる方法なのかも

隅々までインターネット普及と同時に地方へ人の流れ

たのしみだ。

 

ボクが目指すのは

ノマドで生産的な農業

 

  

 


桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

2014年03月04日 | 

 

 

今週も引き続き

 

宮崎県は諸塚村の さくら天狗巣病と戦っております

 

依然

天狗巣病の猛攻は、留まる事をしらず

 

作業はいつ終わるのかとも思えるくらいに

戦況は厳しく

 

ステージ(集落)を進むたびに

現れる 天狗巣

 

そんだけ 諸塚村のいたるところに植えられまくっている 

桜の天狗巣という伝染病を駆逐する作業をしております。

 

スーパーヤサイジンとなのっているのだから、

たまには 世のため、人のため、樹木のためにも、と。

ここぞとばかりに 真剣に桜と向き合っているのでございます。

 

 

といっても、モロツカソンの桜は

ご高齢の方たちの 孫や村を想う気持ちが 現在の大木を育て上げているわけでして

どこにいっても見事な さくらばかり。

 

そこに寄生する 天狗巣なので

高い位置に病症があるのです

 

高所作業車を移動させては のろのろと上がる 

それを下で見ていると 自然とクチをあけて待ち構えていて 口や目に切りくずが入るのなんの

 

こんなんじゃ いつまでたっても終わらないと、絶望感にひたっているところに

 

救世主 登場

 

5m伸びる ニシガキの枝打ち一発くん

※アフィリエイトで稼いでみようと思ったが、枝打ち一発くんの需要は

さほど期待できないので リンクのみです。※

 

※きっと使いこなすには 相当の筋力を必要とします。 

ボクの日頃使わない 肩から首が筋肉痛

 

 

枝打ち一発くんの登場以来

作業は、日が過ぎていくごとに 戦況は前進。

 

収束にむかっております。

 

 

 

きっと今年の桜の季節は

最高の桜がモロツカソンを桜色に染めてくれるでしょう。

 

でもね

 

悲しいお知らせ

 

この作業に携わった人間たちに待ち受けるのは

間違いなく 天狗巣病が気になって仕方が無い人生だろうね。 

 

 

 

 

 

あ、ちなみに 申し遅れましたが、天狗巣病とは

 

カビ、キノコが主役となる菌類の内、子のう菌類のタフリナ菌(Taphrina)ということです。

菌類は栄養体の菌糸と繁殖体の胞子で被害を拡大します。

 

つまり

寄生して 桜が動き出す時期と同時に侵攻を始め 

桜から栄養を奪い 食いつくし 胞子という卵を風にのせて次の弱っている桜へ

 

何株も 見ているとわかるのですが、確実に弱っている株に発生しています。

いくら小さい株でも発病している株があります。

植えられた場所の条件が悪いということですね。

 

しかし 山桜には発生していないという。

人間の作り出した 不自然はいつか滅びるのでしょう。

 

 

桜も食物連鎖の中にいるわけで それをソメイヨシノという観賞用にして 頂にいる人間様が 

違う連鎖のなかのお金という対価を もらいながら食物連鎖を食い止める努力をしている。

 

なんだかなという へんな循環。

 

そんな事を考えながら

 

ホーホケキョ

という春の鳴き声を聞いた、聞かない、とか。

 

 

谷間に 点々とする 傾斜地には集落がいくつもあって

谷を吹き抜ける風が杉の木をゆらし 花粉をばらまき 滝が流れるような音をたてる。

 

たまに 時間が止まったように風が止み

 

静かな 山々にこだまする 

チェーンソーの音や 

杉の木を満載した大型トラックの排気ブレーキの音

 

人間ちっせーなー

 

 

 

ここは 絶対的に 山が主役。

 

 

 

 

 

 

「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」

 

桜は枝を切るとそこから腐りやすくなるので切らないほうがよく、

梅は枝を切らないとむだな枝がついてしまうので

切ったほうがよいとされることから。



補足ですが、

「庭に桜を植えるなと」 人生の先輩たちが話します。

なぜですかね?と訪ねると

 

桜(ソメイヨシノ)は成長が早く すぐ大きくなり管理が大変

桜の咲く時期はとても見栄えのいいものだけども

夏の時期にもなると けむしなどが付きやすく 葉も落葉するためではないかと

しかも 根が弱いので 家の方へ倒れかかるとのことだ。

 

人間図書館もいいもんだ。。

 

 

 

あ、ちなみに ミニトマトは順調に成育中です。

主人が居ないほうが 試されてるとやる気がわいてくるのでしょうね。