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totto" greens(宮崎のミニトマト農家のblog) 

五感で伝わる農業をめざしています。
日々、自然と隣り合わせで生活をしている人間です
理不尽なことは嫌いです。

うまいまずいは塩加減

2014年09月08日 | totto”のトマト日記

 

中秋の名月

 

 

いつの間にか 夏が終わってました。

苔むした地表面が 今年の雨と曇りの多さを物語っています。

 

暑いハウスの中で 今日も朝も涼しい時間から 

トマトの定植

 

 

こんなに暑いのに。

 

なんだか耳から入ってくる涼しい感覚。

なんだろう。

あ。

 

セミが鳴いていない。。。

 

 

 

 

あと6000本で すべてのハウスにトマトが入ります。

18本/坪というキチガイトマト農家です。ごめんなさい。

 

今年の作では 品種選定をミス。

「葉が大きい品種は 夏向きだ!」説 にやられました。

そもそも低温伸張性のある品種なもんで 夏に植えたらどうなるか

それくらい考えておくべきでした。

 

トマトとて体質てのがあるんですよ。

昨年は ばっちり1stで花芽が来たのにね 今年は1stはぶっとんでる。

なんてこった。

 

ボクはまだまだ勉強不足です。

 

ただ一つ。わかった事は

 

「うまいまずいは塩加減」 だと言う事です。

 

 

子やぎさんは せっせと草を食べてくれる頼もしいヤツ

10匹いたら草刈り必要ないね。けっこうグルメだし

 

 

昨年 一本だけ植えた イチジクがミルミルマニマニ。大きくなって 

たくさん実をつけてくれております。

パーンとわれてあっという間に腐ってしまうので 毎日 見張っているところです。

 

オイル系のパスタに入れ さっと火を通して 食べるとなんとも 

イチジクの薫りとほのかな甘みが癖になります。

 

 

 

最近 苗つくりが趣味です。

そもそも苗でどの程度 その後が変わるのか。ということが知りたいだけで

毎回100本くらいの苗を作って

後は 90歳にもなる ばあちゃんに丸投げ

せっせと植えてくれます。 ごめんなさい。

到って元気です

 

 

 

 

夏のはじめに外に出した 観葉植物は

ボクのこれでもかって植物愛と 土の入れ替えと枝の仕立て直し 

育苗ついでの水管理 サンサン太陽で ツヤツヤの肉厚な葉っぱ 

とても元気になりました。

パキラ

ウンベターラ

まだまだ 部屋にモンステラ、ネムノキ、カシワバゴムノキと控えてるのですが。

鉢がでかくて持ち出すのに勇気が必要です。

有機はいりませんが勇気をください。

 

 

そういえば 依然 台風と戦ったヒマワリは役目を終えていました。

出来上がった種は いったい何粒あるんでしょうか?

 

 

 

秋はふかまり 日は次第に短く これから始まる夜長の季節に

何をしようか

 

 

ネタを探しています

 

  


冷静と情熱のあいだの平常心

2014年07月22日 | totto”のトマト日記

 

こんばんわ

やっとblog書く時間ができました。

 

ここ 一、二年 急に 野菜の栽培が面白くてたまらない。年頃の男です。



いつのまにか梅雨明けして夏本番って感じ。

 

先週から ドタバタ。

 

今期のミニトマトが走り出しました。

たぶん出だし 

管内 一等賞!w

 

苗仕立てて 葉焼けおこしてるけど想定内。

 

収穫時は全部通路にトマトが出てくるように 設定しました。

 

土耕というスタイルは変えません。

遮根シートでもいれたらもっとコントロールしやすいのでしょうけども。

先ずは土を知りつくすこと

 

 

昨年より10日ほど早いミニトマトのスタートです。

 

正直

この茹だるようなアツさ

トマトにとっても人間にとっても とっても過酷な栽培環境ということは

想像できるかと思います

 

外がクーラー効いた部屋みたいだ。

 

 

しかしこの時期からトマトを栽培するとグッと手取りが増えるのです。

中毒性がございます。

用法容量お守りください。

 

 

普通の栽培しててもやっていけないと

踏み切ったのは昨年。

なんとか上手い事やりきったので

これはいけるといった感じで

今年はもっとトマトの表情を観ながら煮詰めていこうというとこです。

 

これからどうなるかわからない農業事情

ミニトマトもいつまでも安定した作物だとは言ってられません。

誰でも作れるマニュアル化された農業が押し寄せてきます。

異常気象 重油高騰 。。。わわわ

 

考えるだけで お先真っ暗。

車輪は火だるま

 

でもさ

もっと単純で簡単で 

 

どこでもできて

設備も最低限度 農薬も少なく

光熱費も少なく 収穫は二倍 だけど作業性は良い

よって手取りが多い

 

でも

一握りの農家にしかできない農業をやってみたいもんです

まだまだ植物は 面白いし、たのしいです

今作はどんな表情を魅せてくれるかな。

 

さて。

情熱的なトマト栽培の話はこの辺で

 

 

 

 

来月には稲刈りも始まります。

 

 

その前に一発 人の少ない平日に キャンプにでも行きたいところです。

残りのハウスの段取りをいそがねば。

 

 

日向のへべす大きくなってきました。

 

東京は吉祥寺 徐々にまるへプロジェクト動き始めたようです。よろしくお願いいたします。

 

ボクも

とりあえずは生産県の宮崎の隅々まで届くように 直売所へ出向く予定でいます

 

 

 

部屋で元気のなかった観葉植物(ウンベラータ)

どうも土が悪かったみたい。

毎日 葉面散布に液肥ですごく元気になりました。

葉がテッカテカで奇麗です。

 

この時期の室内の植物の水やりは大変です どれも大鉢のデラックスなやつらばかりなので 

20Lのタンクをわざわざ2階までもってあがらないかん

 

早く新居を完成させねばと

急ぐのですが なかなか手が回らない古民家再生となっております。

やっと壁張り始めたよ。

 

先日 雨漏りしていた 屋根に上って 

瓦を入れ替えたりズレを直したりしたのです

 

いつか

 

瓦が楽しいということで記事を書いてみようとおもったのでした。

 

 

明日も朝っぱらから作業してお昼は休んで 夕方からまた仕事。

がんばります。

 


totto"のミニトマト日記2014 我が子18000の緑たち 

2014年07月04日 | totto”のトマト日記

 

今日の宮崎県地方は 晴れ。

ひさしぶりの晴れ

 

空はスカッと 空気はムシムシ?

蝉はミンミン。さわがしいわ。

 

 

昨日の猛烈な雨のあとの夕暮れ時にパシャリ。

 

 

梅雨明けも もうそろそろかな。

 

 

なんつったても堪え難いがどうしようもないできないアツい夏がやってきまつ。

 

そんな梅雨も終盤

 

ミニトマトの片付けもバタバタ


ミニトマトの育苗もはじまりました。


 

ミニトマトの発芽

 ※ばっちり発芽がそろっていい感じ

もう勝負は始まってます!気をひきしめていかねば。


今作の評価

いまのとこ100点?

こっから減点法で 栽培終了時に 何点残るかな。


前作は 30点くらいで終了


もう作付け前の土作りで 減点要因ができつつある

かなりキツめの自己評価です。

 

 

 

 

あ。そいうえば。先週末

ちょっと宮崎の秘境といわれる 椎葉村へ行ってみました。

 

清流がボクを呼んでたんでしょうか。。

 

梅雨のさなかの川って 基本的に増水気味

 

ドライブがてら ひょろっと サンダル出たとこ勝負。

アタリすらなく完全にキャストの練習になってましたが。

マイナスイオン満点の清流はきもちがよいですね。

 

 

そのまま 椎葉から五ヶ瀬へ抜けて

高千穂

 

友人のつとめる 石蔵カフェ(千人の蔵)へ

 

 

デッキでコーヒーいただきました。

 

石蔵のおもむきただよう 店内

 

 

と、日向>椎葉>五ヶ瀬>高千穂とぐるっと九州山脈を回ってきたんですが

やっぱ宮崎は山深い。

 

 

ボクの家の裏のヘベス畑にも 鹿でますしね。※距離50mくらい

こっちみてるし。

 

 

よく観たら 猫もいるし。 奇跡

 

猫もこっちみてるし。

 

 

自然豊かなんです。

 

 

 

ここだけの話

なんやら サボテンは 夜 会話するみたいです。

 

 

※ 今日 うちにくるパートさんから こっそり教わりました。。

 

 

  


ちびっこギャングがやってきた。2014

2014年06月12日 | totto”のトマト日記

 

こんばわん。

 

うわ。いきなり こんばんわを打ち間違えた。

 

 

いかんすねー

いかんすねー

疲れでしょう。きっと。

 

連日の夜会で胃腸はおつかれさま 

※今作の反省と来作への課題を話していたら夜中でした。

頭の中もお疲れ気味です。

 

今日は 熱いハウスの中でトマトの片付けをしていました。

 

汗だくで川に飛び込もうかとも思いましたが 水路で十分でした。

夏が待ちどうしいです。はい。

 

 

さて本題

 

 

今年も

ちびっこギャングがやってきました。

 

作型と作付け方法を変えたので 

今年はお断りさせていただこうかとも 考えていました・が・・

 

やつらは 

そんなのかんけーねーそんなのかんけーねー おっぱっぴー 

と、やってくるのです。

 

 

おいおい!ひろと兄ちゃん早く トマトンネル見せろよー

入り口で

のっけからハイテンション。

ワールドカップ状態です。

 

 

まずは第一陣

 

あれれ、この子知ってるw

ご近所さんですね。 

 

 

トマトンネルはこの子達にとって

どう写るのでしょうか トマト迷路?

 

 

あれれ、この左の男の子 なんだか同級生の顔に似てるw

その後ろはご近所の二番目だw

 

 

最高の笑顔いただきました。

 

 

 

 

 

そして 第二陣

 

 

さて、こやつらは

 

 一陣とちがい 親からの申し付けを果敢にこなす 

言わば 理性のあるちびっこギャングだ。

 

 

と。く。に。

 

女子!

「お買い物ー♪ お買い物ー♪」

なんて歌いながら バックに扮した買い物袋をぶらさげて

どんどん トマトを袋へ放り込んでいく!

まさに!女!!w

 

ひえーーーー!

 

 

 

毎年 写真を整理して思うのですが

子供の純粋さにハッとすること

わからない事はわからない

気になった事はなんで?

すべてに真剣勝負

何っていっても満面の笑顔ができる。

本当に楽しいことを体を使って表現できること。

 

 

 

収穫後は 迎えのバスを待つ間に

ミニトマトをがっつきます。

 

必死!

 

今まで食べた中で一番美味しい との声も!

やっぱ採れたてが一番!

体感して 得るものは何ものにも代え難い

 

ん? お前もいるか?って

 

 

最後の最後まで食っていました。

 

 

君たちが大人になるころにはきっと ボクは良い感じのおっさんになってるのは間違い無し。

もうすでにその目に映るのはおっさんかもしれないけどね。

 

この中に農業を志す人がいるかなー?

 

いてほしいね。

 

 

またおいで。


延々続くトマトンネルをボクはゆく

2014年05月14日 | totto”のトマト日記

 

 

トマトのトンネルができあがりました。

まさかここまでできるとは自分も思ってはいなかったけども。

モデル:ごぼう男(串間産)

 

 

就農して5年

農業学び始めて10年目

やっと、これだ!!って思えるものに手が届きそうです。

  

 

毎年失敗の連続

 

ボクのハウス

栽培環境は日向部会内では一番過酷な環境なのではないでしょうか。

冬場3時にもなると日が陰ってしまうし、

山間部ともあって冬は平野と-2ほど違う そんな 谷間のハウス

 

25年にもなる連作障害

毎年 病気(根こぶ線虫 青枯れ)などに毎年悩まされ

 

クロルピクリン

テロン

還元消毒

太陽熱消毒

湛水処理

 

ありとあらゆる 対策をとってきました。

 

60aという規模で 人の手あってこそのトマト栽培

人件費もかさむ 収量を要求される

結果が出せない 

一向に良くなることはなく

作の半ばで切り上げることも。

すんげー辛い。辛かった

 

マジで毎年辞めようかなとも考えることもあった。

恥も沢山かいた。

 

*正直 いままで勉強してきたこと自分の畑では何も役に立たなかった。

毎年ミニトマト一年生は一年生のまま成長しなかった。

 

でも ここ3年ほど前から

(考え方を変える)

(作型を変える)

(探求心)

(農業が好きだという事)

 

 が

幸いしてか

 

結果が出始めた

 

こんな景色いままで見た事ないって

今まで理論武装していたものがボロボロはがれ落ちていく感じがした

 

(植物が健全であれば、虫も病気も寄せ付けない。これが真理では?)

無農薬、無化学だから虫が食べてる(食べれる)野菜が 安全安心 健康野菜

人それぞれ捉え方は様々だけど、植物はしゃべって教えてくれるわけではない。

そもそも光合成という仕組みで 植物は体を作ってんだ。

弱肉強食の淘汰される世界の食物連鎖の中で子孫を残すとうことの伸びしろの大きさは偉大

園芸とはそれらを

現場を見に行く時間とタイミングがあればどこにでも行ってみたい。

なんでもいい。きっと自分が探しているものはふとした時に目の前を横切ってるはず

でもそれに気がつくことができるか・が重要。

 

土地 土地で 農法が違う

人でも農法が違う 考え方が違う。

何を信じていいのかわからないw

 

人を信じる?設備を信じる?農法を信じる?農薬を信じる?微生物を信じる?

一番重要なのは植物を観るでしょ。

 

 シンプルな事に気がついて 大問題を発見してしまったという

 

農業の転換期 

生き残っていくために

技術に裏打ちされた農業を追求していきたい。 

 

次期作の とりあえずの目標は

部会の収量を出すということ。

ぶっちぎりとまではいかないかもしれないが、

かなりいい結果が出せるのではないかと踏んでいるのでございます 

 

 

母親は常に一番をとらないと気が済まない性格の持ち主で

農業だけではどうも一番を取った試しがないらしい。

 

表彰台にあげてあげたいな。