女性デュオ ぺぺ

今日、ある会合の場で刑務所の所長さんの講演をお聞きする機会があった。
その中で、「ぺぺ」（http://www.paix2.com/）という女性デュオのことを聞いた。
以前、NHKラジオでインタビュー番組を聞いたことがあったが、今日の講演者の
刑務所でもコンサートをしてもらったとのこと。
ぺぺのメンバーの一人が看護師の経験を持つ人で、コンサートの中で、
病院での死に立ち会った経験

　ー　人の死はその人の人生の反映だ。
　　多くの人に見守られて死んでいく人もいれば、
　　誰にも見守られることなく、たった一人で死ぬ人もいる　－
　
　そういったことを話すと、受刑者たちが泣き出すのだそうだ。

受刑者の多くが再犯を繰り返すが、受刑者の心の中にもこの話を聞き、涙を流す心があるのだ。
私たちは、その心を持っていることを信じて接していくしかないとのお話だった。

ぺぺの刑務所コンサートは全くの赤字の活動で、しばらく前までは、
3人で(ぺぺ＋マネージャー)、北海道の網走刑務所に行っても(経費節約のため、どこにも車で移動するらしい)報酬が1万円ということがあったらしい。
こういう素晴らしい活動を続けている若者にはぜひ応援したいと言って、講演の時間の中で、ぺぺの
「sayいっぱいをありがとう」
という曲を流し、
「よかったら、CDを買ってください。」とセールスしたり。

ぺぺの活動にもジーンとしたが、この所長さんの姿勢にも感ずるものがあった。