室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

うつさない/うつらないために

2020年04月11日 | 仕事と経営
こんばんは、室長です。

昨日、栃木県でも知事が臨時の記者会見を開いて、県民に対して今月22日まで県内全域への不要不急の外出を自粛するよう呼びかけました。企業への休業要請にまでは至っていないものの、感染拡大への対応策としてやや踏み込んだ措置と言えるでしょう。

近隣市町にある大企業の工場でも感染者が出るなど、コロナウイルスの広がりは確実に近くに迫ってきていることが感じられます。

そこで急に恐ろしくなってきたのが、中小企業ならではの事業継続上の潜在的なリスクです。

自身や家族が感染してしまうことの恐ろしさもさることながら、会社の誰かが感染してしまうことで、濃厚接触者として他のメンバーが2週間程度の自宅待機になってしまった場合、現状ただでさえギリギリの人数で回している日常業務が滞ることが確実視され、取引先のお客さんに多大な迷惑をかけてしまうという懸念が頭に浮かんで急に恐ろしくなってきたのです。

廃棄物を遅滞なく再資源化もしくは適正処理する“静脈インフラ”を自任する会社として、避けうるリスクを回避できずにリサイクルフローの流れを止めてしまうのは、プロとしてあってはならないことです。

そこで弊社では、事業継続上のリスクを少しでも回避するための独自策として、社員全員に守ってもらいたい社内ルールを以下のように策定しました。

<自己防衛策>
・毎朝、自宅で体温を測定すること
 →その結果、37.5℃以上あれば会社に連絡の上、休みとする
・体調に異変があれば早めに申し出ること
・不要不急の外出を控えること
・(身内だけであっても)1時間以上の外食は極力控えること
 →外での会食について、経営陣はより厳格に運用

<相互の感染防止策>
・こまめな手洗いをすること
・弊社及び取引先の事務所に入る時には、マスクを着用すること
 →マスクはごく少ないながらも会社から支給
・使用後のトラックの窓は開けて換気に努めること
・ミーティング後や来客後には、事務所を定期的に換気すること
・屋外で対応可能な接客は基本的に屋外ですること

県の方針に倣っての22日までの措置で、正直、色々と悩む点も多いところですが、まずはできるところからやっていこうというスタンスです。

なお、スクラップ代金の支払い時は、基本的に屋外ないしは車内での待機をお願いすることになり、お客様には多少のご不便を強いることになってしまうかもしれませんが、事情を斟酌の上、ご了承いただければと思います。

身近な大切な命を守ること、医療崩壊を起こさないこと、そして現在の危機的な社会の状況を一日でも早く緩和することが重要と考えます。そのためにできることがあれば、積極果敢にドラスティクに実行することで協力していきたいと思います。