「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

方位と色と季節(四神相応)

2009-08-15 | Weblog

 

方位には、色がある。

 

 

東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武は、子供でも知っている。

 

 

これは、四神相応。 

 

 

京都の平安京も、この四神相応で遷都したと言われる。

 

東に青龍の鴨川。

 

南に朱雀の巨椋池(おぐらいけ):埋め立てられて存在しない

 

西に白虎の山陽道、山陰道

 

北の玄武の船岡山。

 

 

方位には、季節も関連付けられ、そこから色が関係付けられた。

 

東は、春で、春の雪解けの水から青色。

 

南は、夏で、夏の太陽のまぶしさから朱色。(当初は赤色であったが、朱色にかわる)

 

西は、秋で、実りの秋に感謝する祀り(まつり)の象徴から白色。

 

北は、冬で、冬の寒さから黒色。

 

 

この季節と色がそのまま、言葉になっている。

:の後は、広辞苑より転記。

 

青春(せいしゅん):

  ①(五行説で春は青にあてる)春。陽春。

  ②年の若い時代。人生の春にたとえられる時期。

 

朱夏(しゅか):

  (五行で赤を夏に配するところから)夏の異称。

 

白秋(はくしゅう):

  (五行説では白を秋に配する)秋の異称。

   *素秋(そしゅう):(「素」は白の意。五行で白を秋に配するところから)秋の異称。

 

玄冬(げんとう):

  (古くはケントウ。「玄」は黒、五行説では冬にあてる)冬の異称。

 

 

 

方位と関連付けられている言葉は、角界にもある。

 

青房下(あおぶさした):東

赤房下(あかぶさした):南

白房下(しろぶさした):西

黒房下(くろぶさした):黒

 

 

方位と色と季節の関係は、面白い。

 

 

 

閑話休題:

 

広辞苑の説明文では、青春、朱夏、白秋、玄冬の文章の統一感がない。

 

 

「五行説で」、「五行説では」「五行で」。と3つの表現。

 

 

「あてる」、「配するところ」、「配する」と3つの表現。

 

 

多分、違う人が書いていて、全体の統一感まで精査できなかったためと思われる。 

 

 

是非、広辞苑、第7版(10年後?)では、統一した表現にして欲しい。

 

 

 

四神相応(しじんそうおう)は、ここを参照:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E7%A5%9E%E7%9B%B8%E5%BF%9C

 


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