昨日のNHKスペシャル「ネットが革命を起こした~中東・若者たちの攻防~」を見た。
チュニジアの若者が、無許可で市場で商売していたが、役人に見つかり、市場で商売する屋台を没収された。
その屋台を返して欲しかったら、賄賂を出せと要求された。
結局、その若者は焼身自殺を図り、死亡。
その若者の親戚の若者が、FaceBookを介して撮影した映像を世界に発信。
それが、契機で、チュニジアの長期政権の崩壊が始まった。
エジプトでも、反政府の若者が、Facebookを駆使して、長期政権の崩壊を導いた。
インターネットの検閲はできるが、Facebookは、暗号化されているため、政府も解読できなかった。
また、隠語で会話していたため、単純には分からなかった。
スパイをFacebookに送り込んで、会員のパスワードを不正に入手し、会員を1件1件削除していたが、エジプトのFacebookの会員数が、300万人。その後500万人に対して、人海戦術では対抗できなかった。
結局、デモの前日に全てのインターネットを遮断したものの、デモは抑えることができなかった。
インターネットから始まり、Facebookと、今や、革命を起こす力を持った。
17年前(1994年)、インターネットが会社で使えるようになった時、誰も予想できなかった現象。
情報伝達の凄さを感じた。