私が幼少の頃、ヒッチコック劇場がありました。
ヒッチコック(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF)は、サスペンスの神と言われ、最高の監督と言われています。
しかし、彼は、茶目っ気があり、自分の作品には、どこかに必ず映るようにしています。
どこに映っているのかを探すのも彼の作品を鑑賞する時の楽しみでもあります。
私が、気に入ったのは、新聞紙の記事に写真で登場した作品ですね。
ロスアンゼルスにある、ユニバーサルスタジオには、彼の代表作である『サイコ』の家のセットがありました。
それをツアーのバスの中から見た時は、感激ものでした。
また、人が崖から落下するシーンは、人が地面に近いところでバタバタしているのを、カメラが上に上昇することで、落下しているように見せています。
この器具は、彼のアイディアですが、その時の撮影器具が、展示してありました。
ヒッチコックについては、お話したい作品は沢山ありますが、彼の画期的な作品の一つが、『ロープ』です。
ここ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29)での説明は、不十分です。
彼は、フィルムの1巻分(10分)の長さで、一気に撮影していることです。その為の撮影舞台は、俳優が移動する部屋とカメラが動くスペースを考えて綺麗に撮影舞台を作成していることです。
DVDにはメーキング場面があり、それを見ると、驚きの撮影舞台が良く分かります。
彼は、1巻のフィルムと次の1巻のフィルムを繋ぐ時は、俳優の背広等を大写しにすることて繋いでいますので、それを知らないと本当にずうっと撮影しているのではと勘違いするぐらいに上手に撮影しております。
彼は、撮影する前には、シナリオが全部でき上がっています。
それが、できていないと、こんな作品はできません。
ブログを書き込みながら、この作品を詳細に記述しているのを、発見。ここを参照してください。
http://www.geocities.co.jp/hollywood/5710/rope.html
事前の撮影シナリオが完璧だったのは、黒澤監督の撮影方法に通じるものがあります。