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1歳の娘との生活と日々の出来事、想う事、旅行の事などなどなど

Merci,Provenceその5 ポン・デュ・ガール

2005-12-04 23:59:51 | 海外旅行記(ヨーロッパ)
 ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)
 ポン・デュ・ガールを知ったのは、NHKフランス語会話で。2000年前に造られたローマ時代の巨大な水道橋です。
  
 3日目の朝は、7:00にホテルをチェックアウト。7:40に出発するバスに乗るためです。外はまだ真っ暗。昨日と同様にパン屋で朝ごはんのパンを買い、城壁の外にある長距離バス乗り場へ向かいました。
 掲示板に表示されていた番号の所にバスが止まっていたので「ポンデュガールに行きたいです」と言って乗せてもらいました。私は勝手に都営バスのようなバスを想像していたのですが、観光用みたいなバスでした(長距離バス乗り場から出ているのだから、当たり前だよね)。
 バスは、山の中へと向かっていきます。旅行者らしき乗客は私たちだけ。後は、この辺りの住民、そしてこの日は月曜日だったので、たくさん乗り降りしていたのが小中学生くらいの子供達。この時間帯は、主に通学用に使われているようです。
  
 8:20にバスはポン・デュ・ガールの最寄バス停に到着。橋に行くのは私たちだけ。まだ朝で寒いし、橋は見えてこないし、何だか寂しい気分になりました。取りあえず、遠くに見えた看板を目指して歩く事に。
 10分くらい歩くと、事務所が見えてきました。橋にはどうやって行くんだろうと思っていると、事務所のおばさんが「ついていらっしゃい」と、事務所へ案内してくれました。二人で心細い気分になっていたので、おばさんが女神に見えましたよ。Merci(おばさんとは後に売店で再会しました)
 おばさんは事務所の内部を通って、私たちに橋への道を教えてくれました。事務所にはインフォメーション、売店、カフェ、博物館など施設が充実していました。山の中にぽつんと橋があるだけだったらどうしようと不安だったので、ホッと一安心。
  
 カフェ(9時開店)で冷えた体を温めてから橋へ。大きい橋のはずなのに、事務所のあるところからは全く見えません。そこから少し歩くと・・・「お!」見えてきました。そして、近づくと「大きい」その大きさにビックリです。
   
 
 更に右側に「パノラマ」(だったと思う)という矢印があったので、山の中へ行ってみる事に。少し山を歩くと、見晴らしの良い場所へたどり着きました。「うわ~」って思わず声を上げてしまいましたよ。青空の下に大きな橋。しかも観光客ゼロで、この景色独り占め!感動でした。早起きは3文の得
  

  
 社会科見学らしい子供達の集団。彼らは職員さんに連れられて、今は通れない最上層の水路を見学してました(良いなぁ)。私たちを見ると「コンニチハ」と言って、何度もペコペコお辞儀をしてきました。どこで覚えたのやら。おちゃらけ具合が日本の子供と一緒でかわいいですね。そして、一目で日本人だと分かったのにもビックリでしたよ。

 滞在時間2時間30分。私たちはニームに向かうため、バス停へ向かいました。ニーム行きのバス亭は、降りたバス停の斜め前にありました。少し遅れてバスが到着。そこからニームの街へ行きました。
 ハードな日程だったので、ポン・デュ・ガールは行くか行かないか最後まで迷っていました。でも、行ってとても良かったと思いました。雲1つ無い青空の下で、巨大なローマ時代の遺跡を眺められた事は、今回の旅の中でもとても想い出に残った事の1つです。

 今回の記事は、シーズンオフに個人で橋へ行く我々のような猛者(?)のために、少々細かく書きました。参考になれば幸いです。
 次は、ニームです。
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Merci, Provenceその4 アヴィニョン

2005-12-04 16:45:19 | 海外旅行記(ヨーロッパ)
 アヴィニョン(Avignon)

 エクスから30分バスに乗り、マルセイユへ。そこから電車で1時間10分、アヴィニョンへやってきました。アヴィニョン・サントル駅を出ると、目の前に街の入り口が見えます。アヴィニョンは城壁に囲まれた街です。こういう街って、中世ファンタジーの世界だけじゃないんですね。今でもあるんですね~。
  
 予約したホテルは、レピュブリック通りというメインストリート沿いにありました。そこへ荷物を置いて、観光開始。時計台広場、法王庁宮殿前の広場をぬけて、まずはサン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)(Pont-St-Benezet/Pont d'avignon)へ。
   
 町は狭い路地がたくさん。雰囲気はありますが、少々閉塞感を感じます。そんな小道を歩いていくと、突然視界が開け、突然目の前に川と橋が。一気に開放感を感じましたふぉ~!(興奮
   
 ローヌ川が氾濫したため、現在橋は一部しかありません。後から知るんですが、このローヌ川ってすごく大きくて、対岸だと思っていた場所(左写真の木が茂っている場所)は中洲だったんですね。私の想像する中洲を超えていますな。
 橋の受付では、子機より大きな音声ガイドを貸してもらえます(写真右。日本語版有り。法王庁宮殿でも同様のガイドを貸してもらえます)。橋のところどころに付いている番号の所で音声ガイドに番号を入力すると、その場所の説明が聞けるのですが、この説明が長い!彼はしっかり聞いていましたが、私は早々に挫折。ここから見える眺めを堪能する事にしました(ちなみに、観光客が揃ってこのガイドを聞きながら見学する様は、みんなで真剣に電話中の様で、結構笑えます
  
 川は、太陽が水面に反射して、とてもキレイだったし、少し色づいた木々もこの時期ならではですよね美しい風景に、しばしいろんな事を忘れてボーっとしました。とても心が癒されました。

  
 次は、道を戻って法王庁宮殿(Palais des Papes)へ。ものすごく大きな宮殿です。法王のバビロン捕囚って、昔世界史で習いましたね。法王がローマではなく、アヴィニョンにいた時代に建てられた宮殿です。法王の権力が衰えてアヴィニョンに来たらしいですが、この宮殿の大きさには法王の力を感じます。中もとっても広いですが、現在はがら~んとしています。
 法王庁宮殿とサン・ベネゼ橋は、チケットをセットで買う事ができます。
  
 その後、夕食を食べて、2日目は終了しました。ただ、その夕食なのですが、日曜だったため、目当てのお店がことごとく閉まっていて、見つけるのに苦労しました。電車といい、店といい、フランスの地方で日曜に行動するって、要注意ですね。パリに行った時は、想像してたより行動しやすかったんだけどな~。
 それから、アヴィニョンでは、今まで以上に日本人観光客を多く見ました。ポン・デュ・ガールでもツアー団体客を2組も見たし、日本人は世界遺産好き?(アヴィニョン歴史地区は、世界遺産に登録されています)
   次はその世界遺産、ポン・デュ・ガールです。
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