Ca me plait beaucoup

1歳の娘との生活と日々の出来事、想う事、旅行の事などなどなど

DVDピタゴラとフレンズ

2007-10-28 02:13:46 | テレビ&映画
 ダンブルドア校長の設定が同性愛者な事が世界に衝撃を与えているようですが・・・最近は随分季節が秋らしくなってきましたね。いつの間にか私は家でフリースを着ています。つい最近まで半袖だったような気がするんだけど?
  
 さて。最近見たDVDの話を二つ。

 1つは「ピタゴラ装置DVDブック2」。教育テレビの番組「ピタゴラスイッチ」使われている装置の映像を集めたDVDです。職場のスタッフさんの1人が貸してくれました。この番組、私は名前を知っている程度だったのですが、話す人話す人みんな知っているのでビックリしちゃいました。世間の常識?
 ピタゴラ装置と言うのは(って私が説明するまでも無くもうかなり世間では有名なのかもしれないけど)身の回りの物を使ったからくりを追っていくと、最後に番組名が出てくるという装置なんですが、これがすごいんですよ。ドミノ倒しを見ている時のような、片時も目が離せない、そんな感じ。「へぇーすごい!」って唸りながら、わくわくして見ちゃいました。その「どこにでもある物を使って作った、一見平凡な、でも斬新なアイディアが盛り込まれたすごく完成度の高い装置」に感動したので、最初は一人で見たのですが、二回目は彼君と一緒に見て、二人で唸りながら楽しみました。
 気になった方はこちらへどうぞ(全て音有り)
  ピタゴラ装置
 関連:「アルゴリズム体操」 基本 応用
  
 もう1つはアメリカのシットコム「フレンズ」のDVD。私はこのドラマが大好きで大好きでいつかDVDを集めたいなぁと思いつつも、シリーズが10もあるので高額になってしまうため、もう5年位躊躇していたのですが。ついに!買ってしまいました。かなりの大人買いです(カードの請求書が怖い)。お財布は痛いけど、かなり満足。その気になれば、いつでもこれを見て爆笑できるんだ・・・ふふふ
 ただ、私が集めたコレクターズボックスはすでに生産終了しているため、シーズン1だけ揃えられていません。私はこのパッケージが良かったからこれにしちゃったけど、1を手に入れられるかどうか・・・amazonでは品薄のせいか定価より高く販売されているのだけど、こまめにチェックして値下がりをまつしか無いかなぁ。

 ちなみに現在Gyaoでシーズン1が放映中です。気になる方はこちらへ(リンク音有)。

機内で見た映画3本

2007-07-04 23:35:42 | テレビ&映画
 タイ旅行で利用した飛行機はJAL。その往復の機内で計3本の映画を見ました。日系だとすべてのチャンネルが日本語対応なのが良いですな。今更ですが簡単に感想でも。
  
 ホリディ
 ロスに住むアマンダ(キャメロン・ディアス)とロンドン郊外に住むアイリス(ケイト・ウィンスレット)がお互いの家を交換し、それぞれが恋に落ちるという話。後味も良く、軽く楽しめる映画としてとても良かったです。久々に見たケイト・ウィンスレット、以前より若く見えました。昔はもっと大人っぽ~いイメージでしたが。化粧かな?
 アイリスのイギリスの家(特にキッチン)と姪っ子のお部屋がすごくかわいくてツボでした やっぱり雪のヨーロッパに行ってみたい!

  
 犬神家の一族
 金田一耕助のミステリ。リメイク版です。私はお話を知らず、知ってるのは仮面を被った人と湖に逆さになった死体だけだったので、日本人なら知っとくべきか~と思って鑑賞しました。一連の物語が知れてスッキリ。逆さ死体は意外にアッサリ。よく知らないけど、何でヒロイン珠世の役は松嶋菜々子なのかなぁって思いました。もう少し若い人の方が良かったのでは。

  
 ブラッド・ダイヤモンド
 アフリカ、シエラレオネを舞台に、1つのダイヤをめぐって出会った人々と内戦の様子を描いた社会派映画。runanockさんから話を聞いていて見たいなぁと思ってた作品。帰りの機内で疲れ気味だったのですが、頑張って見ました。
 地球上でこんな事が行われているなんて、しかも1990年代と最近の事なのにほとんどこの状況を知りませんでした。黒人が黒人を迫害する内戦、洗脳させた幼い少年たちで作られたゲリラ、ダイヤの密輸の利益が武器に使われている事。目を背けたくなる場面がたくさんありました。でも見て良かったと思います。日本にいるとアフリカは遠すぎて、私には何も出来ないかもしれないけど、そんな現実があるって「知る」事は同じ地球に住む者として大事な事だと思います。
 ただラスト(舞台がイギリスに移ってから)が着陸時間になって見られなかったんです 6時間くらいじゃ映画をしっかり見るには足りないわ~。今回は2時間ある作品が多くて。90分くらいだと気軽に見られるよね。
  
 最近忙しくてレンタルを含め映画はご無沙汰。ゆっくり鑑賞したいなぁ。

来週の世界遺産

2007-07-03 02:24:36 | テレビ&映画
 いつも人とは違った人生を歩んでいていつも大変そうにしている大学時代のお友達が、最近某演歌歌手の事務所で秘書をしているという情報を得ました。しかもその求人はハ○ーワークで見つけたらしい。今回もやっぱり大変らしいですが、頑張って欲しいですなぁ。
  
 さて。前々から楽しみにしていたのですが、いよいよTBSの世界遺産、次回は「アントニ・ガウディの作品群」が放映されます。しかも2週に渡ってです。どうやら1週目はサグラダ・ファミリア特集、2週目はその他の作品にスポットをあてるようです。私のお気に入り、コロニア・グエル教会堂も1週目に放送されるようなので、わくわくしています
 (余談ですが、「世界遺産」はあの壮大すぎるテーマ曲も魅力ですよねぇあの曲をバックに紹介される遺産は、もう全てが素晴らしく見えるというか(いや、素晴らしいんですけど・・・3割り増しくらいに見えると思う))

 は~旅に出たいですね、全てを忘れて、どこか遠くに・・・(遠い目)。

 ちなみに。私のバルセロナ旅行のガウディ建築についての(全然専門的で無い観光客的)記事はこちらです。

パリ、ジュテーム

2007-03-23 00:49:10 | テレビ&映画
 ここ最近3月なのに肌寒い日が続いていて、ファー付ダウンジャケットが手放せなかったのですが、本日は最高気温17度。久々にピンクのスプリングコートでお出かけしました。このまま春に向かうのかな?
  
 さて。以前留学用のブログで書いたパリ、ジュテーム(Paris, je t'aime)を、水曜日に彼君と見に行きました。パリで見た時も良い映画だなぁと思ったのですが、フランス語が全部理解できる訳ではないので、ぜひ日本でもう一度見たいと思っていたのです。今回は細かい部分も理解出来てすっきりしました。

 お話はパリを舞台にした18の短編映画。国籍も様々な18人の監督が、それぞれ別の地区を舞台に様々な愛の物語を撮っています。たくさんお話があるのですが、1作品5本なので飽きさせません。流れるように作品同士がつながれていて、自然と次の作品に移る事が出来ます。

  

 今回字幕付で改めて見て、私が気に入ったのはこちらの作品
カルチェラタン
 フレデリック・オービュルタンとジェラール・ドパルデューが監督をした作品。老年の夫婦が離婚調停の前日にレストランで久々の再会を果たし、語り合う物語です。
 一番良かった!久々に彼君と意見が一致しました(笑)。今はもう別々の道を歩んでいる二人だけど、今でも変わらない相手の事を大切に思う気持ち。そんな想いと二人のこれまでの道のりが、会話の行間から伝わってくるのですよ。素敵な二人ですねぇ。こんな大人の会話が出来るカップルになりたいですねぇ。

バスティーユ
 スペインのイザベル・コイシェ監督の作品。退屈な妻に別れを告げようとした日、夫は妻から死の病に侵されている事を聞き、一緒に過ごす内にまた妻に恋をするという物語です。
 ナレーション付でテンポの良いコミカルなお話なのですが、切ないです。印象的な真っ赤なトレンチコート。フランスではこれがポスターに使われていて、この鮮やかな絵に惹かれて映画を見たいと思いました。

14区
 アメリカのアレクサンダー・ペイン監督の作品。中年のアメリカ人女性が、憧れのパリへ初めて一人旅した時のお話です。
 憧れの国へ1人で行ったときに感じる喜びと寂しさ。共感する人は多いのではないでしょうか。なんか…泣けました。おばさんのめちゃくちゃアメリカ訛りなフランス語のナレーションもすごく良いです(学校にいたアメリカ人のおばさんの喋り方に似てる。あぁベティ!)。

 そして、登場人物同士がすれ違い視線を交わしたりするラスト。すごく好きです。パリにいる一人一人にドラマがあるのかなぁなんて。余韻の残るエンディングです。
    
 私はフランス好きだし知ってる場所も出てきてそれだけでも楽しめるけど、彼君はどうだろう…とちょっと不安だったのですが、面白かったと言ってもらえて嬉しかったです。この映画は誰かと一緒に行くと、どの作品が好きか語り合えて面白いと思います。
 余談ですが、今度は23区で「大好き東京」(タイトルセンス無し)とか作ってくれたら絶対見に行っちゃうけどなぁ。浅草、西荻窪、新宿二丁目あたりで…。

クリクリのいた夏

2007-03-10 02:46:29 | テレビ&映画
 TSUTAYAで今回借りたのは「クリクリのいた夏(Les Enfants du Marais)」。フランス語学校でポスターを見て以来、見たいなぁと思っていた作品です。

 お話は1930年代のフランスの田舎。戦争から帰ってきたガリスと仕事仲間のリトンを中心に、沼地に住む人たちの貧しくとも心が豊かな生活を描いています。クリクリはリトンの小さな娘。数十年後に彼女が昔を回想しながら当時の事を語るという設定になっています。
  
 私はまずこの映画の雰囲気に惹き込まれました。キラキラ輝く木々や沼、そこに住むちょっと変わってて、でも優しい人たちがたまらなく魅力的です
 5月になればスズランを売り、雨が降った次の日は山にエスカルゴを取りに行き。その日暮らしの生活をする彼らは、とても貧乏。でも、その生活は温かく、とても豊か。そしてその生活に誇りを持っています。質素なテーブルに、パンとワイン、釣った魚、そして大好きな仲間。それだけで充分。本来人間はそういうもんだよねと、しみじみ感じさせられました。
  
 彼らと沼地を慕って仲良くなる街の人たちとの交流も見所です。ガリス達の友人の独身貴族アメデ、昔沼地に住んでいた金持ちぺぺ。出てくるのはおじさんばっかりなのに(笑)、微笑ましく、人間臭い彼らをいとおしく感じました。(初対面の人ともすぐに仲良くなっちゃえる所なんか、内気な私から見たら羨ましい限り。日本人ではこうはいかないと思う)

 そしてラスト。全然そんなつもりではなかったのに、少し泣いてしまいました。そんな幸せな生活を見られなくなるのが残念だったのと、別れと、ノスタルジック感に駆られたからだと思います。
 この映画、また見たいですねぇ。ボクサーが何かやってしまうのではと終始ハラハラしていたので、次回は落ち着いて温かい雰囲気を楽しみたいなぁと思います。

 「自由とは、何をし何をしないか、自分で選び決めることである」(作品より)

 派手な展開も無く、ただ淡々と彼らの日常がつづられた良作。またお気に入りが1つ増えました

ショコラ

2007-01-06 16:10:17 | テレビ&映画
 お正月中ずっと良いお天気が続いていましたが、本日は一日雨。肌寒いお天気です。でもこんな日に、雨音を聞きながら暖かいお家でのんびりするのもけっこう好きなひなたけです。どうも。
  
 さて。また母のカードを借り、TSUTAYAでDVDを借りてきました。今回借りたのは「ショコラ」です。
 フランスの小さな村に、ある日流れ者の母子がやって来ます。この村でチョコレート店を開いたヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は、古い慣習を重んじる閉鎖的な村の人々の心を少しずつ開いていって…というストーリー。
 あま~いショコラの魅力が満載でもこういう時に限って、うちに無いんですよね
  
 何で今更この映画を見ようと思ったのかというと、先日見た「ポネット」の主人公ポネットちゃんが、主人公の娘役としてこの映画に出ていたからなのですね ポネットの頃より成長していて、しかも英語しゃべってるし。今はもっと大きくなってるんだろうなぁ。

 お話は、ちょっと昔を舞台にした現実にありそうで無いような話。ファンタジーに近いヒューマンドラマという感じでしょうか。勘が鋭く、一人で村の雰囲気を変えてしまうヴィアンヌはまるで魔法使いのようですが、時に落ち込んでしまうあたりに人間くささを感じます(ジュリエット・ビノシュ、デコルテ部分が大きく開いた服がとっても似合っていたなぁ、スタイルが良いんですね。笑顔もとっても素敵)村の人たちもそれぞれにドラマがあって、彼らがヴィアンヌと出会って心を開いていく1つ1つのエピソードも良い味を出しています。
 お話中では古い因習に縛られた市長は悪い人みたいに表現されていましたが、閉鎖的な村によそ者が入ってくれば警戒するでしょうし、彼は彼なりの信念を持って生活をしていた訳で。ちょっと可哀想でしたね。ま、気になる未亡人との恋の進展を予感させる最後でしたし、みんながハッピーになれたという事で良かったのかな。
 キャストは、DVDの表紙にも登場しているジョニー・デップ(今回は「チョコレート」店の女主人と惹かれ合う「海賊」を演じています。さり気ない登場が良いです)、先日見た「プライドと偏見」にも出ていたジュディ・デンチ、「ダヴィンチ・コード」のアルフレッド・モリナ、「マトリックス」のキャリー=アン・モスなど見た事のある顔ばかり。豪華です。
 欲を言えば、英語じゃなくてフランス語で聞きたかったな。言葉が伝える雰囲気ってあると思うんですよね。
  
 この夏、映画のロケで使われたフランスの村フラヴィニー・シュル・オズランに行ってきたのです。が、まだショコラを見る前だったし、夕方だったせいか人もまばらで寂しい村という印象しか受けませんでした。映画を見た後だったら感動したかなぁ…うーん、残念。アクセス良くないし、もう行く事も無いだろうなぁ
  
 写真は映画にもよく出てきた教会です。
 

プライドと偏見

2006-12-05 21:15:48 | テレビ&映画
 ご無沙汰していました。帰国早々咳に悩まされ(ほこりのアレルギーだと思います。半年放っておいた部屋が汚くて…)、しばらく実家で大人しくしていました。今は東京に戻ってきています。
  
 さて。帰省中、TSUTAYAで「プライドと偏見」を借り、母と一緒に見ました。
 イギリスの作家ジェーン・オースティンの小説の映画化です。18世紀のイギリスの田舎町、5人姉妹のいるベネット家の近隣に貴族の青年ビングリーが引っ越してきます。次女のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)はビングリーの友人ダーシー(マシュー・マクファディン)の高慢な態度とその評判のために反感を持ちますが、本当の彼を知らなかった事に気づいて…というストーリー。
  

 ヨーロッパの時代物が好きなので、見ているだけでも楽しかったのですが、生活習慣、結婚事情等この時代をよく表現しているお話で、とても面白かったです。この映画のすごい所は、ラブストーリーなのにラブシーン(というか絡み的要素?)が一切出てこない所。とってもプラトニックで、でもそれ故に美しいんです!(なので、私はおまけのアメリカ版ラストは好きではありません)印象的だったのは、主人公のエリザベスが父親にダーシーを愛している事を説明するラストシーンで「私と彼はとても似ている」と言った台詞。今では当たり前ですが、当時の女性でそういう事を理由に相手を選ぶ事ってあったのかなぁ。今に通じる感性を作者は持っていたんだなぁと感じました。
 そのエリザベスを演じるキーラ・ナイトレイ、とっても素敵でした「お金持ちの男性と結婚する事が女性の幸せ」と考えられていた時代に、周りに流される事の無く生きる意志の強い女性の役がとても合っていたと思います。
 個性的な5人姉妹はかわいくて華がありました(4人姉妹の若草物語も楽しそうだよね。一人っ子の私としては羨ましい)。美しいイギリスの風景、それを飾るピアノのメロディにも心癒されます。
  
 私はこの小説を大学のイギリス文学の時間に習いました。なので「この時代の結婚観」や「末娘の駆け落ちがいかに恥ずかしい事だったか」などを思い出し懐かしかったです(H先生、お元気でしょうか)その頃から気になっていたのに未読だったのですが、今回映画が面白かったので、文庫本を購入しました。ちょっと分厚いのですが頑張って読もうと思います♪

ルパン

2006-05-10 11:57:36 | テレビ&映画
 GWにはDVDで「ルパン」も見ました。TSUTAYAでは新作で高かったのですが、渡仏前に見たいなぁ~と思っていたので。
  
 ベル・エポックのパリを舞台に、若き日のアルセーヌ・ルパン(ロマン・デュリス)が活躍する物語。陰謀、謎、過去の秘密、妖艶な美女、華やかな社交界などの要素が満載です。
  

 実は私、アルセーヌルパンの物語を一作も読んだ事がありません。幼い頃はシャーロックホームズ派で、ホームズの本は読み漁ったのですが・・・勧善懲悪が好みの真っ直ぐなお子様だったので(?)、怪盗が主人公のお話には興味がわかなかったのでしょうか。ルパン3世もあまり見た事が無く。カリオストロの城くらいは見ておくべきですかね。

 という訳で知識ゼロなのですが、きらびやかなこの時代の雰囲気が好きなので、結構面白く見られました。宝石だけでなく、フランス映画らしからぬ(?)激しい爆発シーンもあったりして、派手でした。ただ、「痛快冒険活劇!」という感じではなく、ルパンの過去なんかもからんで、全体的にドロドロと暗い雰囲気という印象。ラストは事件の数年後なのですが、ちょっと蛇足的な感じがしました。
 「スパニッシュ・アパートメント」で等身大の青年を演じていたロマン・デュリスが、セクシーなルパンを演じていて、その違った雰囲気がまた良かったです。そして、カリオストロ伯爵夫人役の妖艶な熟女クリスティン・スコット・トーマスとクラリス役のひたむきさが魅力のエヴァ・グリーンの対比も面白かったです。

シェルブールの雨傘

2006-05-07 13:05:54 | テレビ&映画
 最近フランス映画を片っ端から借りています。GW中には名作「シェルブールの雨傘(LES PARAPLUIES DE CHERBOURG)」を見ました。
 フランス北部の港町シェルブールに住む傘屋の娘ジュヌヴィエーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と自動車修理工場で働くギイ(ニーノ・カステルヌオーヴォ)は恋人同士。ギイは徴兵のために2年間アルジェリアへ行ってしまい、残されたジュヌヴィエーヌのお腹にはギイとの子供が宿っていて・・・というストーリー。「旅立ち」「不在」「帰還」の3部構成です。

  
 まず面食らったのは、この映画はオール歌!だって事。パッケージに「ミュージカル映画」と書いてあったので、メリー・ポピンズのような歌と踊りの軽快な映画を想像していたのですが、とんでもないです。踊り無し、台詞無し、全編演技と歌で出来ているのです(どうやら私は「雨に唄えば」と勘違いしてたようです ←これも未見)。
 ♪モナムール、モナム~~ル と延々歌い続けているので初めはちょっと苦笑したのですが、慣れれば問題ありません(?)。ヒアリング教材としては、聞き取りやすくて良かったです。

 お話もこれまた勝手に「求婚者にも目をくれずギイとの愛を貫くジュヌヴィエーヌ→1人で子供を出産。帰ってきたギイと結ばれる」という安易なハッピーエンドを想像していたのですが、結局若い頃に情熱的に愛し合っていた2人は別々の相手と結婚し、それぞれの人生を歩む事になるので、これにもビックリでした。ただ、主人公2人も周りを取り巻く人たちにも悪人がいた訳ではなく、誰のせいでもなく、みんながその時々に一番良いと思える選択をした結果、少しずつ少しずつずれてしまった故に結ばれなかったのかなぁという印象です。妙に納得してしまいました。雪の降るクリスマス、同じ名前をつけた子供を連れての再会のラストに切なさは残りますけどね。
 若くて美しいカトリーヌ・ドヌーヴとカラフルな衣装(コートとかワンピースとかとってもかわいい)、金銭苦とは思えないオシャレな部屋(笑)も見所です。
  

ボン・ヴォヤージュ

2006-04-18 23:58:55 | テレビ&映画
 日曜日にテレビで「いま、会いにゆきます」を見て、2度目にもかかわらず号泣しました。ほんわかな気分になっていた後、コンタクトを取ろうとしたら目に張り付いてしまったらしく、格闘の末ヤツはあらぬ方向へ飛んでいき、見失ってしまいました・・・またか・・・あああぁ~がっかり

 さて。TSUTAYAが最近よくセールをしているので、この所毎週DVDを借りてます。大好きなアメリカのシットコム「フレンズ」は、やっとラストまで見終わりました。私の元気の素だったので、続きがないのかと思うととっても寂しい~。
  
 そして、他に借りているのは主にフランス映画。最初の週は「ボン・ヴォヤージュ(リンク音有)」。第二次大戦時のフランスが舞台の映画です。
 パリが陥落し、混乱の中、愛人である政治家(ジェラール・ドパルドゥー)と共にボルドーのホテルに移った女優のヴィヴィアンヌ(イザベル・アジャーニ)は、以前自分が殺した男を運ぶ手伝いをさせたために殺人の罪を被ってしまった小説家志望のオジェ(グレゴリ・デランジェール)と再会して・・・というストーリー。常に目まぐるしく話が展開していきます。ラブストーリーと解される事もあるようですが、私はあまりラブって感じはしなかったなぁ。
  
 フランス映画にそれ程詳しくない私でも知っている顔ばかりの豪華キャストです。イザベル・アジャーニが女からみたら嫌な感じのあざとい小悪魔女を演じていますが、まぁアジャーニだから許せるかなぁみたいな(笑)。彼女を見たのは「王妃マルゴ」以来で、あれから結構経っていると思うのですが、年齢不詳の美しさ時に少女のようにキュート!女優役なので、常にクラシカルでゴージャスな衣装を着ていて、それも見所です。

 他に8人の女たちのヴィルジニー・ルドワイヤン、フレンチなしあわせの見つけ方のイヴァン・アタル(この人はハンサムじゃないけどいい顔をしていると思う)などが出ています。
 そして、主役のグレゴリ・デランジェール。初めて見たのですがカッコイイですね~ステキ主役の顔を気に入れるかというのは重要だと、以前見た「巴里の恋愛協奏曲(リンク音有)」で思ったのでした(オドレイ・トトゥの相手役が私のすごく苦手な顔で、全然話を楽しめなかった)。
 彼見たさに先週末は「灯台守の恋(リンク音有)」を映画館で見てきました。それはまた次の機会に。