群馬県感染症発生動向(週報)

群馬県感染症発生動向(週報)


　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が桐生地区、太田地区から多く報告されています。


　手足口病が太田地区、高崎市、安中地区から、流行性耳下腺炎が太田地区、伊勢崎地区から、ヘルパンギーナが富岡地区、高崎市、太田地区、安中地区から、咽頭結膜熱が富岡地区から、伝染性紅斑が富岡地区から多く報告されています。


　夏かぜの一種である手足口病、ヘルパンギーナが増加しています。飛沫・接触・糞口により感染するため、手洗いを徹底し、排泄物は適切に処理しましょう。


（感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています）
ひきた小児科クリニックでは、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック　（群馬県桐生市　疋田小児科医院）
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

紫外線アレルギーについてと、日光アレルギーについて （4/4）

紫外線アレルギーについてと、日光アレルギーについて　（4/4）

　はたして、本当に紫外線アレルギーはあるのでしょうか？

　国内にも、海外にも紫外線アレルギーという病名は医学研究論文では使用されていないという、これらの結果からは紫外線アレルギー（UVアレルギー）や日光アレルギーという病名は医学的では無いようです。やはり、アレルギーとは抗原に対する反応です。そして紫外線は抗原にならないのでアレルギーとは言いがたいのではないかと思います。紫外線は強いエネルギーを持っているので人間の組織を損傷します。皮膚でも目でも焼けて損傷してしまいます。それは、医学的には治し方もあります。つまり医学的に治療、そして予防の対象となります。しかし、紫外線による損傷はアレルギーとは違うのではないかなと思います。紫外線アレルギーを診断名として使用するのは問題があるかもしれません。現時点では「数学嫌い」や「英語苦手」の学生さんが「数学アレルギー」や「英語アレルギー」と言うのと同じような感じなのでは無いかと思います。
　とはいえ、以前は花粉症という病名はなく、季節性アレルギー性鼻炎であったのが、今は花粉症という病名が十分に認知され使用されています。もしかすると、将来的には紫外線アレルギーという言葉が医学用語になる日が来ないとも言えません。

おしまい

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