ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

感染予防のタミフル内服

2017-04-08 10:19:37 | 日記・メモ (Weblog)
感染予防のタミフル内服

 一昨日、日本感染症学会に参加してきました。
 細菌やウイルスの感染症や予防接種に関してたくさん話を聞いてきました。その中で、病院のインフルエンザ感染予防の話がありました。演者の先生は病院職員の抗インフルエンザ薬の予防投与はしないとのことでした。演者の感染症専門の先生が赴任した病院では、演者の先生が赴任するまでは職員の予防内服をしていたそうです。しかし、感染制御専門のその先生は不要と考えて職員の予防内服をやめたそうですが、感染拡大には変化は無かったそうです。病院職員だからと言って薬により予防するのは意味がなさそうでした。しかし、診療していると桐生市内の病院では投与されている病院が多いようです。まあ、施設の特殊性などケースバイケースなのかもしれません。

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http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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乳児ボツリヌス症で死亡=国内初、蜂蜜が原因―東京都

2017-04-08 10:19:16 | 新聞記事など
乳児ボツリヌス症で死亡=国内初、蜂蜜が原因―東京都

蜂蜜によるボツリヌス症の記事がありました「乳児ボツリヌス症で死亡=国内初、蜂蜜が原因―東京都https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00000133-jij-soci

「東京都は7日、足立区の生後6カ月の男児が乳児ボツリヌス症で死亡したと発表した。離乳食として与えられた蜂蜜が原因とみられ、都によると発症データのある1986年以降、国内で同症による死亡事例は初めて。」とのことです。
 「男児は、せきや鼻水などを発症。その後、けいれんや呼吸不全を起こして救急搬送され、乳児ボツリヌス症と診断され死亡した。男児は約1カ月間で1日平均2回、離乳食として蜂蜜を混ぜたジュースを飲んでいた。」とのことです。
 乳児には蜂蜜を食べさせないように啓蒙されているはずですが、啓蒙が足りないのかもしれません。ちなみに記事によると「乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児が口からボツリヌス菌を摂取して感染する。腸内で毒素が発生し、便秘や筋力の低下などの症状が出るが、死亡するのはまれ。」とのことです。
「蜂蜜を混ぜたジュースを飲んでいた。」というのは極端な事例ですが、乳児に蜂蜜は摂取させないようにしましょう。

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