ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

医師の残業 法施行5年後に規制へ

2017-03-23 11:41:22 | 新聞記事など
医師の残業 法施行5年後に規制へ
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170323-00000220-fnn-pol

 医師の残業に関する記事が出てきました「医師の残業 法施行5年後に規制へ
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170323-00000220-fnn-pol」

 記事によると「「働き方改革」をめぐって、政府が、医師の残業時間の上限について、法律を施行して5年後に規制をかける方向で検討していることがわかった。残業時間の上限を年間「720時間以内」とし、忙しい月は「100時間未満」とすることを盛り込んだ法案を提出したい考え。」とのことです。しかし、自分のことを考えるとそんなことが、できるのかなと疑問に感じます。
 もちろん、疲れないように手分けをして働き過ぎない方が良いと思います。しかし、なかなか、仕事の手を緩めることができないのが小児科に限らず医師なのでは無いかと思います。まあ、小児科の特殊性もあるのかもしれません。若い頃、多いときは月にではなく週に100時間以上病院にいました。もちろん残業代は出ませんでした。このため月に100時間と言われてもピンときません。そもそも、残業という概念が希薄なので、当直は勤務なのか、特殊な病気の患者さんの治療法の資料を検討する時間は勤務なのか、患者さんが来るのを待って待機している時間が勤務なのか、これらを全部カットして、患者さんに処置なり診察している時間だけを勤務とすれば残業100時間未満は可能だと思います。
 医師免許を取得してから、医師として一人前になるのに10年はかかると言われていましたが、勤務時間を少なくすると一人前になるのが15年になるのでは無いかなと危惧します。もしくは、修行不足で半人前の質の悪い医師が増えるのも困ります。かといって働き過ぎで体調を崩すのも良くないですので、100時間未満の規制は必要なのでしょう。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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群馬県感染症発生動向(週報)

2017-03-23 09:21:04 | 流行状況
群馬県感染症発生動向(週報)


 インフルエンザが桐生地区、藤岡地区、利根沼田地区、伊勢崎地区、安中地区、太田地区から多く報告されています。


 感染性胃腸炎が桐生地区、富岡地区から多く報告されています。


 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が富岡地区、利根沼田地区から、伝染性紅斑が富岡地区から、感染性胃腸炎(ロタウイルス)が伊勢崎地区、前橋市から多く報告されています。


 群馬県でインフルエンザ警報が発令中です。患者数は警報終息値を下回りましたが、地域によっては依然として多い状況です。手洗いや咳エチケットを心がけ、感染予防に努めましょう。


(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

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