外来の抗菌薬

外来の抗菌薬

一昨日、外来での抗菌薬静注療法について記載しました。
　同じ、小児科学会雑誌に「小児プライマリーケアにおける抗菌薬の適正使用について」という論文がありました。
　抗菌薬の過剰投与について記載されています。桐生の多くの診療所で小児に対して、クラリス、セフゾン、メイアクト、オゼックス、ファロムといった抗生剤が漫然と処方されており残念に思います。
　せめて、小児科学会雑誌に目を通していれば間違えに気がつくと思いますが、おそらく、処方している医師は小児科医ではないわけですから小児科学会雑誌すら読まないのではないかと思います。
　おかげで、多剤耐性菌が出て困っています。そもそも、耐性菌さえなければ、外来静注療法の出番も少なくなるはずです。
　不要な抗生剤を内服したくないようであれば、ひきた小児科クリニックに受診してください。当院では抗生剤の使用を最小限にとどめ、かつ使用する場合には説明するようにしています。

ひきた小児科クリニック　（群馬県桐生市　疋田小児科医院）
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/