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驚きの「五千頭の龍が昇る聖天宮」

2024年06月15日 | 旅行



日本一の・・・
 昨日は「五千頭の龍が昇る聖天宮(せいてんきゅう)(埼玉県坂戸市塚越)に行って来ました。
自宅から車で35分前後行ける所ですが、埼玉県にほぼ45年住んでいるのに知らなかった、正に「灯台下
(もと)暗し」とも言える観光名所です。

「拡大地図を表示」にすれば、一般の google マップと同様に使えます。

 三大中華街と言えば、長崎県新地中華街(長崎市新地町)、神奈川県横浜中華街、兵庫県神戸中華街を指すのはご存知の通りです。
いずれも派手な装飾で、新地中華街には、四方の入口に立つ朱塗りの門である「牌楼(ぱいろう)」、いわゆる中華門(中国の風水思想に基づいて建てられた門 )があります。神戸中華街では「長安門」や「西安門」、「海榮門」、 横浜中華街には、横浜中華街の象徴的な玄関口として有名な「善隣門 」をはじめとして、東に「朝陽門」、西に「延平門」、南に「朱雀(すざく)門」、北に「玄武(げんぶ)門」の他にも5基あり、どれをとってもカラフルな門です。一般に、中華門は石柱また木製の柱で構成され、朱塗りや龍などの彫り物が施されます。
 ところが、この
聖天宮(宗教法人)は、三清道祖(さんせいどうそ:道教の最高神)を主神とした、台湾の神社の一つです。そのため、上記の中華街や日光東照宮などの装飾とは比べ物にならない、ひと味違った日本一の華やかさ(というか、ケバケバしさ)があります。
もちろん、4年前に本ブログでご紹介した
国宝 歓喜院聖天堂(埼玉県熊谷市妻沼)は、日本の仏教寺院で名前は似ていてもこちらとは全く関係ありません。
 例によって、天気予報は気にしなかったのですが、highdy が移動したので大変な好天に恵まれ、35℃を超えるほどの夏日でした。前日は何となくどんより晴れたり曇ったりしていたので、「きれいな写真が撮れないので明日にしようよ」が大正解でした。

のんびり前殿から拝観
 建物は台湾道教(国民の1/3が信者)の信者が私財を投じて台湾から大工を呼び寄せ、約15年かけて1995年に完成させた、道教廟としては国内最大の規模を誇るものです。広い敷地にゆったりと建てられており、駐車場も広く無料です。
拝観料は500円/人ですが、JAF会員は10%割引、障がい者は同伴者1名とそれぞれ250円、小学生以下は大人同伴なら無料です。


境内の概略案内図

 天門天宮への門、日本の寺院の山門に相当します。)を入ると、両脇に鼓楼(左)鐘楼(右)を備えた前殿の間に広い前庭があり、さらにその奥に行事(祈願・祈祷など)を行う中庭を介して本殿が存在する造りです。本殿の脇には客庁(祈祷待合室)も備え、他に寿金亭(神紙を焚く所)外苑(散策、寛ぐ場所)などがあります。


両脇の鼓楼や鐘楼内には、台湾の小物土産、冷凍食・スイーツなどの
自動販売機があり、15時には鐘が12回鳴るそうです。


聖天宮の石柱の彫り物は見応えがあります。




屋根の龍の部分を拡大(Ctrl +マウスホイールを回転)してみてください。


どこかの Noba (農婆:通称 紫陽花)さんもひと息! Nova ではありません。


前殿の内部の彫刻や柱も素晴らしい!

前殿の天井部

本殿の天井は、ブラックホールに吸い込まれるように渦巻き状になっています。
真下からの撮影は禁止されています。

中国の細かい彫り物の技術は、石材・木材に限らず凄いです。

 聖天宮の龍はすべて5爪だそうです。冒頭の中華門に中国・朝鮮・日本における天の四方の方角を司ると伝統的に信じられてきた四神獣のうち、朱雀と玄武はあるのに、青龍(せいりゅう)白虎(びゃっこ)が無いことと、東日光照宮の龍が3爪であるのはどちらも中国に配慮したという同じ理由によるものと解釈されています。
日本人は一部の国会議員などを除き、控え目な謙虚な国民性があるのでしょう。
まだまだ写真は沢山ありますが、興味の無い方は飽きてしまいますので、この辺にしておきましょう。








本日もご来訪いただきありがとうございました。

 
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