10月7日(木)
昨朝に出会ったカルガモの群れとセイタカシギを今朝も観察する機会を得て、カルガモが意外と大きくて、野鳥観察者として不謹慎な言葉ですが鴨料理を思い出して、それなりに季節の変わり目を感じます。台風の到来がないと稲穂の波が一段と黄金色に輝いており豊饒の秋を実感する朝の散歩道です。
さらに目に止まります光景は、黄金色に輝く稲穂の隣りに白いお花畑があります。白い花は清楚感を表しおり、近づきますと草花に近い花、蕎麦の花、二ケ月半で収穫できると何処かで聞いた覚えがあります。水田耕作の傍らで手っ取り早く栽培が出来てつなぎの食料に適していると。この盆地に集団移住してきた人々の末裔が教えてくれました古の食料対策。
はて、雑穀の王蕎麦の原産地とは何処か?アジア各地の説があり、アジア諸国を訪問する機会があれば、蕎麦がどのように地域住民の生活に溶け込んでいるか旅の課題でもあります。一昨年に訪問しましたラオス国シェンクワン県で食した麺類は大半が小麦粉を使っておりました。小麦の歴史もそれなりに長くて、小麦粉の粘りが引きつけたのか、丼を使った麺類の料理はアジアでは共通の光景、蕎麦の花一つを取りましても歴史が織りなす彩を見る想いです。
ところで金御岳でのサシバ観察も気になるところです。日本から南方へ渡る野鳥は如何ほどのカウントをたたき出すのか、想像もつきませんが、金御岳で長年のサシバ観察、アバウトで二〇年でしょうか、おおよそサシバに関しては毎年一万五千羽から二万羽をカウントします。わが友人野鳥先生の記録を元にしての話しです。
今年は思い立つのが遅すぎた嫌いはありますが、本日午前中に金御岳まで車を走らせてサシバ観察の仲間入りを果たしました。観察時間にして三〇分ほどか、セカセカとした観察者を山も人も静かに迎え入れてくれます。観察者の眺める方向に双眼鏡を向けますと上昇気流に乗るサシバが一羽二羽と舞っております。久しぶりにお会いする野鳥先生にご挨拶して近況報告を求めます。まず、今朝は先ほどの三〇分間で六百羽ほど南へ通過したとの事で、本日まで今年のトータルカウントは約九千羽、丁度渡りの数で半分との事です。
海抜五百メートル足らずの山頂は気温は平地より幾分冷気を伴っております。この感触が何とも言えません。平地を車で走り回り、歳の経るの忘れるほどあくせくとした気持から、いつ解放されるのか?金御岳でサシバ観察に没頭する前に呪文の如く浮き上がる毎度の言い訳でしょうか。
空を鳥が舞う、それも一羽ならずとも二羽三羽、続きはものの見事な大群、あちらこちらに鷹柱が立つ光景は圧巻という他ありません。北へ向かった大空が大きなキャンバスになる秋の渡りに酔いしれる日であります。金御岳で三日も過ごせば虜になる事は必定、秋とは人を惑わす季節でもあります。
昨朝に出会ったカルガモの群れとセイタカシギを今朝も観察する機会を得て、カルガモが意外と大きくて、野鳥観察者として不謹慎な言葉ですが鴨料理を思い出して、それなりに季節の変わり目を感じます。台風の到来がないと稲穂の波が一段と黄金色に輝いており豊饒の秋を実感する朝の散歩道です。
さらに目に止まります光景は、黄金色に輝く稲穂の隣りに白いお花畑があります。白い花は清楚感を表しおり、近づきますと草花に近い花、蕎麦の花、二ケ月半で収穫できると何処かで聞いた覚えがあります。水田耕作の傍らで手っ取り早く栽培が出来てつなぎの食料に適していると。この盆地に集団移住してきた人々の末裔が教えてくれました古の食料対策。
はて、雑穀の王蕎麦の原産地とは何処か?アジア各地の説があり、アジア諸国を訪問する機会があれば、蕎麦がどのように地域住民の生活に溶け込んでいるか旅の課題でもあります。一昨年に訪問しましたラオス国シェンクワン県で食した麺類は大半が小麦粉を使っておりました。小麦の歴史もそれなりに長くて、小麦粉の粘りが引きつけたのか、丼を使った麺類の料理はアジアでは共通の光景、蕎麦の花一つを取りましても歴史が織りなす彩を見る想いです。
ところで金御岳でのサシバ観察も気になるところです。日本から南方へ渡る野鳥は如何ほどのカウントをたたき出すのか、想像もつきませんが、金御岳で長年のサシバ観察、アバウトで二〇年でしょうか、おおよそサシバに関しては毎年一万五千羽から二万羽をカウントします。わが友人野鳥先生の記録を元にしての話しです。
今年は思い立つのが遅すぎた嫌いはありますが、本日午前中に金御岳まで車を走らせてサシバ観察の仲間入りを果たしました。観察時間にして三〇分ほどか、セカセカとした観察者を山も人も静かに迎え入れてくれます。観察者の眺める方向に双眼鏡を向けますと上昇気流に乗るサシバが一羽二羽と舞っております。久しぶりにお会いする野鳥先生にご挨拶して近況報告を求めます。まず、今朝は先ほどの三〇分間で六百羽ほど南へ通過したとの事で、本日まで今年のトータルカウントは約九千羽、丁度渡りの数で半分との事です。
海抜五百メートル足らずの山頂は気温は平地より幾分冷気を伴っております。この感触が何とも言えません。平地を車で走り回り、歳の経るの忘れるほどあくせくとした気持から、いつ解放されるのか?金御岳でサシバ観察に没頭する前に呪文の如く浮き上がる毎度の言い訳でしょうか。
空を鳥が舞う、それも一羽ならずとも二羽三羽、続きはものの見事な大群、あちらこちらに鷹柱が立つ光景は圧巻という他ありません。北へ向かった大空が大きなキャンバスになる秋の渡りに酔いしれる日であります。金御岳で三日も過ごせば虜になる事は必定、秋とは人を惑わす季節でもあります。
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