緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

朝霧にはじまる一日

2012年04月18日 18時40分21秒 | 季節
4月18日(水)  

 朝の目覚め部屋のカーテンを開きますと、外は白い霧の世界、春雷の後は霧かと昨日の続きに想いが走ります。平凡に見える気候の変化も時には激しい表情を見せて、昨夕の雨は山間部で雹となって地面を叩きつけたと、朝のテレビニュースは報じています。久しぶりに眺める霧の中をいつもの如く朝の散歩に出かけて、足も慣れた頃に空を見上げますと、朝日が東に白い円となり浮かんでいます。


散歩途上で見上げた空に浮かぶ朝陽

 何処でしたか、酒田市に練習船で入港した時に、岸壁に着岸して夜が明けて、翌午前五時前であったのか、朝日が煌々と周囲を照らしていました。練習生が乗船している船内はまだ深い眠りあり、静寂に包まれています。旧運輸省航海訓練所へ民間船会社から一年間出向になった折の記憶です。東北と九州の夏時間の感覚が、この一件でかなり異なる事を知りました。古びた船員手帳を紐解きますと、大成丸(総トン数2455G.T)の乗船期間が一九七〇年十二月から一九七一年九月まで勤務しており、六月夏至の頃の想い出です。気候の変化とは意外と記憶に残るもので、さしずめ狩猟採集時代、日本では縄文人の名残が掛かる感覚で目覚めるのでしょうか!


公園樹も霧にくるまれて雰囲気があります

 朝霧の中を散歩します事は、身体のみならず精神的にも爽やかさを頂きます。爽やかさの効能と言えば、少し口幅ったい感も有りますが、無欲と迄は申しませんが小欲になるようでもあります。小欲の効能をどなたか解き明かして貰いますと、大いに拍手を送りますが、その辺りは宗教書の世界になりそうであります。縄文人の話がでましたが、狩猟採集文化とは必要最小限の蓄えしか求めなかった。世界の宗教にも無欲もしくは小欲が説法や経典の中に説かれていると見ます。修行はその為に有るのかもです。どうぞ続きは調べて下さい。


ほどよい霧の濃さかな

 小欲の効能を本日の仕事に掛けて説きますと、何故かしら仕事の段取りがスムーズに参ります。目の前に目指す仕事が重圧感とならないせいも有るのかな?尋ねた先でお会いするお客様、山間の集落で農業を営む二〇歳代の青年、妻子家族有り、仕事以外の事で教えて頂くのは、現代農業の実情です。感想は「山河に耕地あり、耕地に人あり、人ありて国滅びず」。山間に広がる耕地を眺めて、改めて感じます事は営々と自然の中で続く人間の営みです。


だんだん太陽の輪郭がはっきりと現れて

 午前中で予定行動の半分を消化して、やれやれ一息入れます。午後の仕事始めに新品のノートブック調整に掛かります。増えも増えたり現役で使う四台目のマイパソコン、インターネットのお気に入りをデスクトップパソコンと同じにする必要があります。この作業はうろ覚えで一回だけ行った事が有りますが、その後は皆目霧の中です。たまたま複合機メンテ担当者が来店されて、質問内容を纏めて尋ねました。インポート・エクスポートの言葉がキーワードです。キーワードとは行く手を照らす明かりでもあります。美事に成功!しかし、ライブラリーの中に十年前のBookmarkが存在したのは、どの様な経路を通ったか不明です。


愚妻の一言で拙宅も草花におおわれています

 朝霧の雰囲気に包み込まれて始まった四月十八日、朝の気温摂氏十四度、四月の日差しも穏やかです。四月には気候の良い日が、それも変化に富んだ日が有るものだと改めて感じました。何となく、天候で一日爽やかな日が過ごす事が出来て、メロメロになりそうな夕暮れ時でも有ります。