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アクティブ・ラーニングのねらいと成否の鍵 ~学習活動への参加と動機づけ~

2015年02月07日 | 教授法・ティーチングスキル


(0) アクティブ・ラーニングのねらい
1) 学習活動への参加
2) 学習への動機づけ
3) 学習活動への参加 +学習への動機づけ = 学習への主体的・能動的な取り組み

(1) 他律から自律への移行
1) 他律と自律の間には、ギャップ(隔たり)がある。
2) 単に他律を減らせば自律が増える訳ではない。
3) 自律を促す働きかけ(他律)が、継続的に必要。
4) 他律から自律への移行は、時間のかかるプロセス。
5) 人を動機づけるのは (教材や教授方法というよりも)

(2) 「教える・考える・探究する」のバランス
1) 一方的に教えていたことへの反省が、アクティブラーニング。
2) しかし、何も教わらず、すべてを考え、探究する訳ではない。

(3) 正解・不正解の評価 (不正解であることへの不安・自由に意見を言えない)
    互恵的でない・競争的 (お互いに与えあい、学び合うことが出来なくなる)

(4) 同調圧・反対意見を言いずらい (反対意見が相手を否定しているように受け取られる)

(5) 避けられるべき結果
1) させられたアクティブラーニング(受け身
2) 無軌道な・目的のない雑談や活動
3) 困惑(何をしたらよいのか分からない?)

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