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みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

何でも吸収する時期

2010年11月13日 | モンテッソーリ教育
お母さんのお腹にいた間は羊水から栄養をもらって生きてきた子どもは、
未熟なまま早産でこの世に生まれてきます。

未完成のままこの世に生まれる人間の子どもは三歳ごろまでは
まだ精神的胎児と呼ばれます。

つまり、母親の胎内にいる胎児が自分を取り囲む羊水から栄養を得ているように、
自分を取り囲む環境にあるもの全て吸収しています。

それは良いものも悪いものもです。

例えば、一歳児が突然、自分の汚れたオムツをトイレの汚物入れに運びはじめてびっくり。

大人の行動をしっかりと見ていたのですね。

しかし、ある日から今度はオムツをトイレに投げ始めた・・・。

そう、たった一度ですが急いでいる時に、「とりあえず」と投げ入れてしまったのを見ていたのです。

他にもドキッとするようなことはありますね。
手がふさがっていたのでついつい足で戸を・・・等など。
 
この時期の子どもの真似は、絵を描くようにではなく写真をとるように真似をします。

つまり絵を描くのだったら少しずつ進行して出来上がるのですが、
写真は一瞬のうちに全てを写してしまいます。

しかも、この時期に写しだされたことは、表面上でも一時的でもなく、
大脳の神経繊維のネットワークの課程で組み込まれてしまうというから驚きです。

要するに、この時期に吸収したことは一生涯その人のものになるということを意味しているのです。