みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

終業式

2008年12月24日 | 行事





 今学期はやはり幼稚園の新ホール「ひぶなの杜アンパンマンワールド」が完成し、水を得た魚のように、活き活きと遊具で遊んだり走り回っている姿が印象的でした。
 
2学期が無事終えられることは、これも皆様のご協力のお陰と感謝し、厚く御礼申し上げます。

 子ども達も長い冬休みに入りますが、休み中に一回り大きくなった子ども達と、思い出話を楽しみにしております。

 休み中も「みんなの幼稚園」は更新致しますので応援よろしくお願い致します。

冬休みの心得

2008年12月24日 | モンテッソーリ教育
 ~お手伝いが大好きな時期~

 子どもたちは、幼稚園生活が楽しくて、「冬休みなんか無い方が良い」と言っているお子さんもおりますが、冬休みは子どもの自立のためには大切な意義があります。

 この時期は自分で考えて行動できる、「一人で何でも出来る!」自信がつく、「行動の主体者」となることを獲得する時期です。
 そのために日常生活の様々な場面を利用すること、特に「お手伝い」をすることは、大切な大切なチャンスです。どんなふうに子どもに任せていくかにはコツがあります。

① 子どもが楽しんでやりたくなるような小さめのサイズ(おもちゃではなく本物)を用意する。
② 初めて見るものは、子どもの前で言葉を少なめに十分に見せてから子どもにさせるようにする。(幼児期は視覚と聴覚の両方が同時に働きにくい)
③ 難しい部分は、後から一つ一つ加えて行くようにする。

「片付けが出来ない」など親が嘆くのは、子どもが「自分でやりたい時期」に「自分で出来るように手伝って」あげなかった結果です。
 
人間は自分の「行動の主人公」でありたいものです。他人に命令されて動く人には誰もなりたくはないはずです。しかし、小学校、中学高…社会人になってまでも「指示待ち」の人が増えています。「自分で考えて行動できる」ようになるには、この幼児期に自分の生活を自分でやりながら、またお手伝いをしながら身に付いていきます。

「いちいち私に聞かないで、自分で考えてしなさい!」お母さんが子どもを叱る時、よく聞く言葉です。そんな子どもになったのは誰の責任でしょうか? 自分でやりたいけれど、うまくできないでいる時に、「どうすればよく出来るのか」分かりやすく分析して教えてくれる人がいたら、自分で考えてやる人間になっていたのに…。
 
最初は時間がかかりますが、一人で出来るように手伝ってやると本当に上手になりますし、上手になったら少しも面倒なことではなくなります。また、興味がある時は上達すのがとても早く、何の苦労もなく身に付きます。(敏感期)
 一人で出来ることは「自信」につながります。「自信」は「自立」に向かう子どもへの大きな贈り物です。
 
 さぁ、楽しんで親子が一緒に出来るのは今しかありませんよ!!

 この時期を逃すと、後は「どのようにして手を抜こうか」という時期になります。
 
なぜにこの時期が大切なのかをご理解いただいて、子どもの心を理解できる親でいたいものです。