旧・坂本ひろし活動日誌(2005~2014.8)

日本共産党・坂本ひろしの活動や日々のつぶやきを掲載。OCNブログ人サービス停止に伴いgooブログに記録。

さぼってたつもりはないんですけど。ブログ更新長期放置の言い訳です…

2006-04-29 01:03:00 | 日記・エッセイ・コラム

3月9日のブログ更新から昨日まで、ブログ更新ができずに放置されたままでした。そこで、これから数日をかけて手帳をひっくり返し、過去を思い出しながら、さかのぼって日誌を埋めていきたいと思います。

更新できなかったわけ。(主な要因)

  • 3月初旬。引越し。富山市から射水市(小杉)へ引っ越しました。引越し関連の雑用がやたらと多く(引越し前後の片付け等々)、もういやになるほどでした。
  • 3月24日から4月3日まで、長期出張。これは、1月の第24回党大会で決定した方針の中に、若手の活動家を結集して理論、実践、党派性など党の幹部として総合的な力をつけた後継者を育てるために「特別党学校」を開催するというものがあり、ここへ参加していました。場所は、静岡県。党が所有している伊豆学習会館に缶詰状態でした。
  • しばらく更新を放置すると、再開のためのきっかけをつかめずに、あれよあれよといううちにずるずると時間がたってしまった。また、「忙しい」と自ら言い聞かせるようにして、現実から目をそらしてしまった。

というところでしょうか。反省しながら、また再開です。


来年夏の参院富山選挙区に泉野和之氏公認。早速街頭にたつ。

2006-04-28 17:41:32 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、党富山県委員会は、来年の夏にたたかわれる、参議院議員選挙・富山選挙区に、党県常任委員の泉野和之氏を擁立することを発表しました。

泉野氏は、私が勤務する呉西地区委員会の前委員長。いっしょに3年間活動しました。

今日は泉野氏が呉西入りする日程となっており、午後から高岡市内5箇所で演説にたちました。

地区委員会の宣伝カーが久しぶりに出動となったため、ほこりまみれの窓ガラスや車体を洗わねばなりませんでした。P1030178

晴れたあたたかい一日で、まさに街宣びより。
メイン弁士は泉野さんで、私は簡単な挨拶と泉野さんの紹介にとどまりましたが、こちらの訴えが拡声器で周辺に響き渡るというのは、それなりに気持ちがいいものです。そして、それをちゃんと聞いてくださる方が少ないとはいえ、いらっしゃることが何よりもありがたいと思います。

宣伝カー上で、

「小泉構造改革で潤ったのは一部の巨大企業だけ、国民には『痛みに耐えろ』と苦しみばかりを押し付ける、そんな政治をこれ以上続けさせるわけにはいかない」

「国民には、財政が苦しいからと言って、医療・年金・介護でも、税金でも負担増を強いるのに、本来日本が負担しなくてもよいはずの在日米軍基地移転の費用―7千億とも、3兆円ともいわれる―を、あっさりと投入する、これっておかしいじゃないですか」

 などと訴える泉野さんの話に、私も「そうだ!」と思わず口にしていました。

行く先々で、車や通行人からの手振りの激励があり、外に出て元気に行動する共産党の姿を有権者にアピールすることは大事だなと痛感。

来年参院選の前には県議会議員選挙があり、呉西でも県議を当選させ、何としても県内複数県議をめざしたいと、準備を急いでいます。

そのためにも、党の組織力をつよめ、質を高める取り組みが欠かせません。

泉野和之 さんの紹介

党県常任委員、党県委員会県民運動部長、同委員会青年学生委員会責任者、富山県原水協理事・事務局次長

1957年生まれ、48歳、立山町在住。 東北大学農学部卒。

日本民主青年同盟富山県委員会委員長(89年~91年)、党呉西地区委員長(98年~06年)

参議院富山選挙区立候補(92年、95年、98年)、富山県知事選挙立候補(96年)


党勢拡大に「行くあてがない」から出発し、党員を増やす

2006-04-26 01:40:00 | 日記・エッセイ・コラム

高岡市内のある地域で、地区役員Kさんといっしょに党勢拡大の行動に取り組みました。短時間の行動という制約の中でしたので、数件をピックアップして訪問開始。

以前にしんぶん赤旗を読んでくださっていた方を訪ねると、「おお、よく来た」と歓迎。その方は、Kさんの同級生だった方で、最近退職したものの、年金受給までの間の仕事を探しているということでした。

「若いころから近所の議員さんにはずいぶん世話になったもんや。選挙の時は、町内あげて応援したし、自分が若いもん引っ張って宣伝カーにのって応援したもんやちゃ。あの頃入党をすすめられて、自分も入ろうと思ったけど、『入ると職場でいろいろ差別を受ける可能性がある』ということだったから、入れんかった。でも入りたいと言う気持ちは変わらん。もっと早く来てくれればよかったのに」という話でした。

入党したら何をするか、入党申込書の裏面に書いてある「四つの大切」(①「しんぶん赤旗」を読みましょう、②支部会議に出席しましょう、③学習につとめ活動に参加しましょう、④党費をきちんと納めましょう)を説明。
そして、「第2の人生、共産党に入っていっしょにやりましょう」と訴えて、快く入党申込書に記入していただきました。

「しんぶん赤旗」の購読を勧めましたが、「いやー、実はいくつか新聞をとっていて、さらに赤旗となるとちょっときついなー。特に、かあちゃんと、ばあちゃんがすっごく目を光らせとるもんで・・・」と。日曜版も今は決断できない、でも党には入るよ。会合があったらちゃんと呼んでよ、ということでした。(残念)

いざ党勢拡大を取り組むとなっても、「なかなか行くあてがない」ということがしばしばあります。党議員がいない地域とか、普段から署名運動とか住民要求に基づくとりくみが十分できていない支部ではそういうことがよくあります。しかし、長年の党活動で結びついた、赤旗読者やそのつながり、あるいは元読者の方々、選挙で支持をしてくれる人など、探せば出てくるもの。そして、党員一人ひとりに、何らかの結びつきが必ずあるのです。

この地区役員の方とは2度ほど行動していますが、「訪問する先が思いつかない」というのがいつも出発点。しかし、現読者・元読者名簿をじっと見つめて一人一人チェックしていくと、「この人は顔は知っている」、「新聞を配ったことがあるお宅だ」、「○○さんの関係でつながりがある人だ」、「元役場の職員だ」、「同級生だ」、「この人は亡くなっている」・・・など、状況がどんどん思い浮かぶのです。そして、地図を広げて、「ああ、このお宅だな」などと場所を特定し、さあ訪問開始、ということになります。

私としては、「あたって砕けろ」の精神で、いろんなところに訪問が出来ます。この間、候補者として活動してきたわけですから。
「昨年の衆院選ではお世話になりました、来年は参院選と県議選です」などと挨拶をし、「政治はほんとひどいですね」、「景気が良くなったなんて政府は言いますが、ぜんぜんですね」などと話し、反応を見る。
話が盛り上がれば党の役割を話し、「共産党が大きくならなければ政治が変わりません。是非、入党を」「ぜひ赤旗購読を」とつなげる。自然な対話の流れば出来るわけです。

記入された入党申込書と入党費(300円)を受け取ってから、次にむかった先は、元消防署勤務の方のお宅。赤旗をすすめると、「おお、これ読みたかったんだ。昔読んでいたんだよ」と、何の説明もなく、購読OKという反応でした。

短時間の行動でしたが、今日は、好成績の結果でした。引き続きがんばりましょう。


16日(日)県党学校の講師、綱領を語る

2006-04-16 01:19:00 | 日記・エッセイ・コラム

3月の「特別党学校」http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-04/2006040404_01_0.html

に参加した私には、そこへの参加が決まった時点から、県委員会より「4月に県党学校をやるので、綱領講義の講師を頼みたい」という要請が来ていました。

060416 伊豆で講義の受けた私は、「その講義内容が余りにも内容が奥深く、濃く、広いもので、自分には手に負えない」と、講師を引き受けられないメッセージを県委員会へ送り続けていました。しかし、結局寄り切られ、引き受けることになったのでした。

不破さんが3日間で語った綱領の話を、数時間でどうやって話したらよいのか。できるわけがないじゃない!…

そうぼやいていると、

「いや、自分がつかんできたこと、分かったことをそのまま話せばいいのだ」というアドバイスがあった。

が、しかし、やるからにはそれなりにまとまりがあり、受講した人が少しでも勉強になったといえるものにしなければと思うのが人情。頼むほうは簡単に言うけれど、講師をやる側にしてみると、これは極めて悩ましい問題なのです。

県党学校にむけて苦悩する私を気遣い、地区委員長は「自宅に帰って準備したほうがよい」とアドバイス。のべ2日間、休みをとって作業に没頭したのでした。

結局、不破さんの講義内容を記したノートを頼りに、パソコンで一度テキストに打ち直し、それをもとに講義をするというスタイルでやることを決断しました。

しかし、これがなかなか進まない。時間だけが過ぎていく。肝心カナメのメモはPCに打ち込んではみたものの、今度はそれを説明するとなると、自分自身が理解しなければならないということに気付く。ひぇーーっ、これは大変だ。

打ち直しの途中で、あっちの資料、こっちの書籍を調べながら、特に苦手な歴史については歴史の教科書やら年表やら、各種辞典と格闘。「靖国史観」派06041602 に反論するためには、彼らが何を言っているのか知らなければならない。ということで、ついに『新しい歴史教科書』まで引っ張り出す羽目に。不破さんの書籍10数冊、その他の書籍・辞典多数にしがみついての勉強となりました。

結局、PC打ち込みは完了したものの、内容を調べ、理解するまでにいたったのは全体の3分の2程度でした。時間切れ、もちろん徹夜でしたが。

講義の対象は、県・地区役員の方々。あくまでも、「特別党学校」の講義にできるだけ忠実に、を心がけ、私見などはほとんど入れない内容でした。というより、自分自身、「モノにしていない」のですから、それが限界というわけです。時間配分にも失敗し、5章の「未来社会論」についてはかなりはしょってしまう有様。

まあ、自分なりの点数をつけるとすれば、50点かよくて60点というところでしょうか。初めてのことでもあるし、よしとしよう。参加者の感想文を読ませていただいたところ、「『綱領学習』の必要性を実感した」という方もかなりおられて、目的はそれなりに果たせたかのかなと思います。何より、一番の収穫は、自分自身の勉強になった、というところでしょう。

もっともっと綱領や科学的社会主義の学習はやらなければなりません。長年共産党を支持されている人でも、あるいは党員でさえも、「共産党の理念」とか「社会主義・共産主義」といった部分に対して案外知っているようで知らないものです。だから、「なんとなく共産党のイメージは暗い」とか「怖い」とかいう論調に対して、しっかりと対応できないことが多いのです。

「共産党員だと知られるのとまずい」、「共産党を支持していることがまわりに知られないようにしたい」などなど。そんな思いになってしまう大本には、共産党そのものへの不理解が、われわれの中にも、まわりの人々の中にもまだまだ広く存在しているということでしょう。

そういう誤解、偏見、不理解をといて、「共産党はやっていることもいいし、言っていることも一番まとも」「しかも、将来はすばらしい未来社会をめざししている党だ」という評価をもっともっと広げていなければなりません。だからこそ、私たちの側が、さらに綱領や科学的社会主義を学び深めて、「自分の言葉」で党を語れるようにならないとダメなのです。


「党を語る」金平直己市政報告会に参加

2006-04-14 01:21:00 | 政治がわからない!講座

060414金平直己高岡市議の議会報告会が、高岡市内木津新町にて行われ、私も、「党を語る」実践として、参加。初めてこうした集まりに参加される町内の方も何人かおられ、色々な質問や意見が出され(私がお答えするような質問はなかったのですが)、とてもよい機会となりました。

金平さんは、3月議会報告を中心に、私は、国政と党の役割について大体次のような話をしました。

小泉「構造改革」で一体どうなったか。官から民へ、小さな政府へ、規制緩和・・・などのかけ声ですすめられてきた一連の政策は、国民生活に一体何をもたらしたのか。

マンション耐震偽装事件では、1998年に建築基準法が改悪され、公的な検査機関によるチェックを「民間」に丸投げすることになったことが大本の原因でした。当時の法改正の際、国会では共産党議員が、「公平性・中立性」が失われたり、「安かろう悪かろう」の建築物が出てくる危険性を指摘し、この法改正に唯一反対した。実際に、その通りのことが起こってしまったのです。「民間に任せれば何でもOK」、「規制緩和万能」ではないことが、今回の事件でよくわかったのではないでしょうか。

この10年ほどで、雇用環境はずいぶん変化しました。コンビニやファーストフードで深夜に女性が働いている姿が見られるようになったのはここ最近のこと。派遣労働も製造業で可能になるなど、どんどん「雇用の流動化」政策がすすめられていった。政府は、「多様な雇用形態で時代にマッチしたものに」などと説明しているようですが、本当は、「安い労働力」を大量に作り出し企業の儲けをとにかく増やすようにしたいということなのです。働く若者の二人に一人が非正規雇用。年収100万円台という若者がどんどん増えている。これで、どうやって結婚し、子育てができると言うのでしょうか。こんな実態では、若者たちが、未来の日本を支えようという気持ちになれるのでしょうか。「ボロもうけするのは大企業、しぼりとられるのは働く人びと」、という構図です。これも、構造改革、新自由主義の結果です。

ライブドア事件のホリエモンのような人間を生んだのも、商法の改正で株式分割や株式交換が出来るようにした、これまた規制緩和が大本にあということです。

こうしたいくつかの事例をあげて、小泉「構造改革」の正体が、国民いじめ、弱肉強食の社会づくりであることを説明しました。

では、このまま政治と社会はますます悪くなっていくのでしょうか?
もうあきらめるしかないのでしょうか。

この春から「PSEマークがなければ中古家電は販売できなくなる」問題を、「しんぶん赤旗」がいち早くスクープし、連日の日刊紙1面で報道、業界関係者の間で赤旗記事が話題になり、メールやネットでも転載・転送されるなど、世論を喚起しました。各関連業界内で連帯網ができあがり、そしてわが党国会議員団の奮闘ともあいまって、ついに国はこれを撤回することになりました。最初は、ここまで来るとは想像もできませんでしたが、世論が国を動かしたのです。

岩国市では、岩国基地への米軍空母艦載機・夜間離着陸訓練(NLP)受け入れに賛成か反対かを問う、住民投票が行われました(3月12日)。結果は、「反対」に票を投じた人が、実に投票者の9割、有権者の過半数にも達しました。岩国市は、これまで基地との共存を進めてきた市でしたが、軍事基地のいっそうの強化と、住民生活への重大な影響を排除するという一点で、日米安保や基地問題にたいする意見の違い、政党支持の違いをこえて、反対の大運動が巻き起こり、画期的な結果を生みました。

やっぱり「おかしいことにはおかしい!」ときちんと声を上げていくことが大切、「力をあわせてがんばれば、道理ある側が勝つ」ということを、最近の事例を紹介し、説明ました。

そして、この1月に開いたわが党の第24回党大会では、「社会的連帯で、社会的反撃を」ということ大会のスローガンとしてを掲げたことを紹介しました。

こんなに社会が「勝ち組・負け組」などといわれ、国民生活がいっそう苦しくなっている時代にもかかわらず、私たち国民の間では、へんな競争というか、対立関係があおられているのではないでしょうか。

「公務員だけが楽している。もっと公務員減らせ、給料も減らせ」とか、

「若い世代の負担を重くしているのは年寄りが悪いからだ」とか、

あるいは

「自営業者は税金をごまかしているの」などなど。

でもちょっと待って、それは違うよ!と言いたいのです。

私たちは完全にミスリードされ、批判の目をむけるべきところへ向いていないのです。

もっと大きなところ、つまり、私たちのくらしを苦しめている一番の原因にこそ、批判の目をむけるべきなのです。

ということで、財政破綻をもたらした巨大公共事業の問題(ムダづかい)と、大企業と大金持ちの税負担が一貫して低くされ続けていながら、消費税や所得税での庶民への税負担がどんどん増えている(税金の集め方の不平等)、という構造的な問題をグラフにして説明しました。この「構造改革」で一番得をしている者たちは、ハッキリしています。

私たち国民が分断されていては、ダメ。

みんなで団結して、力をあわせて、国民いじめの政治に対決していくこと、これが大事なのです。そして、きたる参院選では、確かな野党=今の自民党政治を根本から改革するビジョンを持つ日本共産党がどれだけ大きくなっていくか、が今後の政治を左右するとても重要な問題なのです。

以上が、語った内容の大筋です。時間が限られていたことや、まとめ切れていなかったため、「党を語る」という点が不十分でした。短い間に、うまく話すということがなかなか難しいことです。

繰り返しますが、「社会的連帯で、社会的反撃を」する、本当に大事な時期にさしかかっていると思います。

なお、民主党がマスコミから持ち上げられて、巨大与党と対決する存在かのように見る風潮が作られています。しかし、「構造改革」の方向へそのスピードを競いあいながら、表面では野党的な対決姿勢をとっているだけで、この点は注意を要する問題です。別の機会にコメントしていきたいと思います。