旧・坂本ひろし活動日誌(2005~2014.8)

日本共産党・坂本ひろしの活動や日々のつぶやきを掲載。OCNブログ人サービス停止に伴いgooブログに記録。

ブラック企業の背景にメスを!圧巻の山下質問

2013-05-14 15:37:00 | 社会・経済
労働分野での規制緩和によって生まれた「若者の2人に1人が非正規」という実態が、正社員のための苛烈な競争をうみ、超優良企業といわれる企業に、過酷な過密労働、長時間労働を蔓延させている。

ユニクロでの若者使い捨ての実態を告発し、ブラック企業を野放しするな!!
という山下よしき参議院議員の質問は圧巻であった。ぜひ観てほしい。

わずか13分というのが悔しい。





3月、砺波市に住む若い男性から相談をうけた。ある派遣会社から、キタムラへ派遣されている人である。
就業中に腰を痛め一旦早退。翌々日、出勤し部署異動を要望したが聞き入れられず同じ業務に従事。すると、さらに腰の痛みが悪化し、そのまま復帰できない状態になった。その間の賃金は支払われず、手持ちの貯金を使い果たして、食べるものもない、電気もガスも止まりそうだ、という相談だった。
砺波の党の仲間たちに呼び掛けて、コメ、野菜、調味料、カンパを集めた。
派遣会社の担当者に対し「休業中であっても社員である以上は賃金保障などすべきだ」、「社員の生活を保障するために誠意をもって対処してほしい」などと交渉したがらちがあかなかった。「契約期間」とされる2ヶ月がきたとたんに「あなたは社員じゃありません」という一片の通知。(「派遣会社からキタムラに派遣する」という期間という意味であり、派遣会社社員の身分が終了する訳ではないのだ)

まさに、使い捨てである。

その後、労働組合、労基署、労働局などと相談しながら、当面事態を打開できないことが明らかになったため、食いつなぐために、砺波市で生活保護を申請・受理。
厚い壁であったが何とか第一段階を突破する事ができた。
彼は、何とかいま再起をめざし頑張り始めている。

こんな実態は、例を挙げるときりがない。
まだ共産党や労働組合に連絡をしただけ、マシだ。多くは泣き寝入りしている。

グローバル戦略を錦の御旗にして、賃金カット、若者使い捨てに突き進む日本企業群が、日本をダメにしているということに早く気付かなければならない。


小矢部アウトレットモールがそんなに手放しで喜べない理由

2013-05-12 23:47:00 | 県政・市政など地方政治のこと
小矢部アウトレットモール。

問題は、市の希望的観測からの安易なお手盛り誘致であり、30年後の市財政や、三井が撤退できる10年以降の地域経済の展開を考慮した痕跡が見えないところ。
そして、大歓迎論調のメディアと、それを受けた市民側の過度な期待は、重要な問題を死角に追いやる。
将来のツケを払うのは、市長でもなく議員でもなく、その下の世代であり、そうならないための対策を今取っておくべきだというのが砂田議員の指摘。

三菱も手を挙げなかった中で、これ以上ないという美味しい条件で乗った三井は、短期撤退を十分見越して進出してくるのだ。そもそも、北陸でアウトレットモールが経営的に成り立つのか吟味されたのだろうか。
報道関係者には、特に詳細な調査を願いたい。

<FBから>


北日本新聞(4月26日)
http://webun.jp/news/A600/knpnews/20130426/79361

北日本新聞(4月26日)
http://webun.jp/news/C100/knpnews/20130501/79628

詳細は砂田喜昭市議(日本共産党小矢部市議)のHPをご覧頂きたい。
「三井アウトレットパーク」進出問題~市は前例ない破格の対応~砂田市議に聞く
見過ごしてもまあ、いいだろうなと言えるような簡単な話ではなさそうだ。