旧・坂本ひろし活動日誌(2005~2014.8)

日本共産党・坂本ひろしの活動や日々のつぶやきを掲載。OCNブログ人サービス停止に伴いgooブログに記録。

「純情きらり」ますます目が離せない

2006-06-20 23:34:00 | テレビ番組

「純情きらり」(20日放送)、やってくれましたね。

教育基本法や憲法の改悪、はたまた共謀罪と、悪法の強行をめざす自民・公明政権に加え、それと競い合う民主。こういう危険な政治情勢のもとで、今日のドラマは、戦争にむか っていこうとする社会、国家による教育への介入など、そうしたものへの不安や批判の思いがにじみ出るような内容となっていました。

思わず「よっしゃー」と叫んで(心の中で)いました。

公式サイトより、今週のストーリーを、今日までのところだけ、そのまま貼り付けておきましょう。画像も。http://www3.nhk.or.jp/asadora/story/story.htmlより。

第12週「絆(きずな)が試されるとき」 / 6月19日(月)~6/24日(土)

01_17

昭和14年、春。桜子(宮崎あおい)は、東京音楽学校の2度目の受験に挑み、見事、合格を果たす。ところが入学準備のために戻った岡崎で、教師としての笛子(寺島しのぶ)に対し女学校側が圧力をかけることが起こる。冬吾(西島秀俊)が、過去に左翼主義者として逮捕されたことが原因だという。桜子ら家族が、それを冬吾に問い詰めると、彼の前科は、酔った勢いの微罪と分かり、胸をなでおろす。しかし、それと同じ頃、笛子が学校で源氏物語を教本として使用したことが、時勢に合わないと問題となり、視学官からそのような講義は、止めるよう言われる。それを冬吾が不憫に思っていることを知った学校側は笛子に辞職を要求。笛子は冬吾との結婚を諦めるかどうか苦悩する。

ちょっと、やわらかい表現になっていますが、内容はもっと強烈。

左翼、マルクス、共産主義って、次々出てくる。朝ドラで。

ドラマの中で、冬吾が言っていました。
かつて友人を通じてマルクスの思想に触れたが、自分は思想なんてよく分からなかった。でも、あるとき、その友人が左翼運動をしているという理由で警察に捕まりひどい拷問をうけた。それを知ったとき、この世の中でフトコロを肥やす者と、そうでないものとが生まれる現実は、マルクスの言うように、確かにあるということがわかった。そして、自分は、富める者の側には立たない。(こんな表現だったかどうか忘れましたが)

こういうセリフを言わせるなんて、なかなかやるじゃないですか。

助産院をいとなむ二女・杏子の人情にほれ込んだおばあちゃんの姿も泣かせました。

おばあちゃんいわく、孫が戦争に召集されて、近所も家族もみんな喜んでいる中で、ひとり涙を流し続けていた。その孫から、「ばあちゃん、めでたいときに人前で泣くのはやめてくれ」といわれた。(こんな意味合いの表現だった)この嘆き悲しむ姿にも、それに同情する有森家の人たちの姿にも、すっごく伝わってくるものがありました。

これとの対比で、私服警官が有森家に探りを入れる姿。今後の弾圧を予感させ、怒りが湧き起こる。そして、笛子はいよいよ学校から退職を迫られることになる。

「純情きらり」ますます目が離せなくなってきます。